鹽竈神社の彫刻(いきもの・植物)

DSCF7398 何かしようとして放置していた写真をひねりもなく放出しています。ここに貼るのは鹽竈神社(しおがまじんじゃ)で撮影したもので、写真が小さいのは昔のブログに貼ろうとしてたからです。オリジナルサイズのデータも探せばあると思いますが、やってるとまた日がたつのでこのまま貼ります。

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▲鯱(しゃち、しゃちほこ)。

 『本草綱目』という中国は明の時代の百科事典によれば「生南海,頭如虎,背皮如蝟有刺,著人如蛇咬(南海にすみ、頭は虎に似て、背の皮は蝟(はりねずみ)のように刺があり、人につけば蛇に咬まれたようになる)」とある。


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▲雉(きじ)? しかし雉にしては尾がばらけている。鳳凰にしては地味。鸞(らん)にしても尾が貧弱で決め手に欠ける。


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▲鶴(つる)


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▲亀(かめ) #ピントがうまく合ってないのでわかりにくいが、手前の真ん中から頭が出てる。


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▲獅子(しし)

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▲不明。頭に飾り羽根があり、尾羽根は短い。


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▲鸞(らん)? 鳳凰かも?


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▲これは植物だけど、牡丹だろうか、芙蓉だろうか?


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▲葡萄(ぶどう)と、下にいるのは栗鼠(りす)。獅子に牡丹みたいな組み合わせがあって、葡萄には栗鼠という決まりがあるそうな。


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▲たぶん鶏(にわとり)


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▲千鳥(ちどり)。波に千鳥も定番の組み合わせ。

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▲龍(りゅう)


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▲不明(鳥)。植物はひょっとすると柿(かき)かもしれない。実にヘタがあるので桃ではないと思う。


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▲不明(鳥)。花は菊だろうか?


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▲不明(鳥)。花は牡丹(ぼたん)?


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▲犀(さい)、あるいは兕犀(じさい)。昔の人は犀のことを水に住む水牛のようないきもので背中に甲羅があると思っていた。

 江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によれば、水牛に似て、首は豬(ぶた)のよう、腹は大きく、足は短く、象のような足で、蹄が三つあり、山犀、水犀などがいて、水犀は水に住み、背中に珠甲がある。角は二本で鼻の上と額にある。兕犀は犀のメスで角は一本…というようなことが書いてある(かなりかいつまんだ引用)。


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▲不明(馬?)。龍馬(りゅうば)のような気もするけれど頭に角がなさそうに見える。龍馬は中国の伝説上のいきもので、頭に角があり、顔が龍に似ている。黄河から現れたとされている。


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▲鳥は鳳凰か鸞だろうか。花は牡丹のように見えるが、つぼみが梔子(くちなし)の形をしてるのが激しく謎。あるいは薔薇(ばら)かもしれない。


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▲花が梅(うめ)のように見えるので、鳥は鴬(うぐいす)に違いない。


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▲不明(鳥、花)。さっぱりわからない。


DSCF7403 ▲花は赤く塗ってあるので椿(つばき)だろうか。鳥はなんだろう??


◎昔のブログから、寺社の彫刻関係の記事一覧
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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

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