尺取り歩きをする芋虫の見分け方 #虫

DSCF2717b 作業中フォルダに放り込まれていた放置写真シリーズ。世の中の人々に、シャクガ科とそうでないやつを見分けてほしかった時期があって、何かしようと思って用意したんだと思います。どっかに貼ったかもしれないし、貼ってないかもしれないけれど、何度貼ってもいいだろうってことで貼って起きます。

DSCF2775s DSCF2717 ▲左:ヨモギエダシャクの幼虫 右:ホソオビアシブトクチバの幼虫

 手で尺を取るような歩き方をするのが尺取り虫です。主な尺取り虫は、シャクガ科の蛾の幼虫です。

 ところが、ヤガ科の一部など、シャクガ科でなくとも尺取り歩きをする芋虫がいます。

 今回はその見分け方を紹介します。

DSCF2775sb DSCF2717b ▲左:ヨモギエダシャク(シャクガ科)、右:ホソオビアシブトクチバ(ヤガ科)

 足をよく見ましょう。芋虫の足は、胸脚・腹脚・尾脚の三種類あります。

 胸脚と、腹脚のあいだが長い芋虫は、尺取り歩きをすることが多いです。上にあげた二種類の芋虫は、どちらもその特徴がありますね。

 次に、足の数に注目しましょう。

 普通のチョウやガの幼虫ならば、腹脚は4対(8本あります)。

 しかし、シャクガ科のヨモギエダシャクには腹脚が1対しかありません。シャクガ科の幼虫は、ほとんどの場合、腹脚が1対しかありません。残りの足は退化してなくなっています。

 一方、ヤガ科のホソオビアシブトクチバは、腹脚が3対(6本)です。やはり一部の腹脚が退化していますが、シャクガ科よりも足の数が多いのです(ヤガ科の場合はすべてが3対というわけではありません)。

 というわけで、尺取り歩きをしている芋虫をみつけたら、腹脚の数を数えてみてください。1対しかなかったらシャクガ科の何か。それより多かったら別の科の虫と見分けましょう。

 ちなみに、今回例にあげたヨモギエダシャクは、うちではクワの木によくいますが、ほかにもいろんな植物を食べます(キク科、ミカン科、ナス科、マメ科、セリ科など)。

 ホソオビアシブトクチバはバラ科の植物によくついてます。バラの蕾を横からかじって穴をあけてるのをよく見ます。

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▲ホソオビアシブトクチバ(ヤガ科シタバが亜科)

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▲ホソオビアシブトクチバ(ヤガ科シタバが亜科)  

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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

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