江戸川区・松本弁天と臥龍の松 #神社仏閣

IMG_5325s 環状七号線、江戸川区内に「松本弁天前」という交差点があります。そういう交差点があるということは、近くに松本弁天があるはずです。よし、見に行こう!

IMG_5325s  というわけで来てみました。松本弁天は寿昌院というお寺さんのことでした。松本はこのあたりの町名です。御本尊様は千手観音だそうですが、弁天堂があることから松本弁天と呼ばれているとか。上の写真で階段の上に見えている鉄筋コンクリートの建物が弁天堂だそうです。この写真をとったとき、よくわかってなかったんですが、本堂は弁天堂に向かって右にある建物だそうです。てっきり御住職の家かと思い、軽くスルーしてしまいました。

IMG_5328s  この木は臥龍の松と呼ばれており『新編武蔵国風土記稿』などにも記載されている名木です。かつては中心に三本の老松があったそうですが、大正時代に大風で折れてしまったとか。

IMG_5324s ▲お寺の縁起や臥龍の松について書かれている説明版

 この臥龍の松ですが、枝が低いところを這うように伸びています。江戸川区内の別のお寺にある「影向の松」にくらべると、やや地味な印象を受けますが、何気なくgoogle地図の空撮を見てびっくり。四方八方に広がる枝が見事です。

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 地蔵堂のお地蔵様。体が溶けたようになっているのは塩で擦ったあとでしょうか?

『新編武蔵風土記稿』巻之二十八より
国会図書館:http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1214842/61

弁天社、毘沙門、大黒二天の像を合祀す、境内に庵あり壽昌庵と號す、江戸深川海福寺持の本尊釈迦を安ず、社に向ひ左方に老松三株並ひ立り、共に高さ五十件許、中の松樹地上三尺許より西へ指る大枝ありて、それより左右へ廣がれること凡九間餘に及へり、いとめつらかなる木なれは、其圖を右に出せる境内圖に載たり、地蔵堂
 リンク先に挿し絵もありますが、弁天堂の鳥居のかたわらに地蔵堂があり、弁天堂の右には三本の老松(松臥龍の松)が描かれています。建物は鉄筋コンクリートになってしまったけれど、昔とまったく同じ場所にあるのはすごいと思う。
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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

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