新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

最近の日記

奇妙でおもしろい。そして、せつない。

 もうすぐ『MOTHER 3』が出る。ニンテンドーDSを持ってないのでゲームボーイミクロと同梱のデラックスボックスを予約した、というのは表向きの事情で、本当はフランクリンバッヂが欲しかったんだけど。

 三人の子供たちが子守唄の断片を口ずさみながら宇宙人ギーグを倒したのは 1989年。そのギーグが逆襲をかけてきたのは 1994年のことだ。『MOTHER 2』のキャッチコピーは「大人も子供もお姉さんも」だったと思うのだが、2から3 までの間に12年、こちとらすっかりオバサンですよ、糸井さん。

 発売日は20日ということだけど、amazonで注文したので届くのはいつになるのかなあ。

公式サイト
http://www.nintendo.co.jp/n08/a3uj/index.html
 ここのほかに、糸井さんのサイトにもいろいろ書いてありそうだけど、あえて事前の情報を仕入れずにやろうと思ってます。

近いうちに買いたい本

PLUTO 第 3巻icon
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 今回はウランちゃんが活躍するぞ。

楔形(くさびがた)文字入門icon
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 絶版(版元品切れ?)だった楔形文字入門がついに再販された!


 ほかに「ふたつのスピカ」も欲しいんだけど、引越しをすませないと、どの巻まで持ってるのかわからない。


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日本みじかい昔話「大男の山造り」

音声ファイルはこちら
http://www.chinjuh.mydns.jp/ohanasi/365j/pc0008.mp3
(ポッドキャストにも対応しています。 iTunes をお持ちの方は Music Store にて「日本みじかい昔話」を検索してみてください)

 さてさて、大男のダイダラボッチが富士山と榛名富士の高さを競う話ですが、富士山は3776メートル。榛名富士は1391メートル……どう考えても勝負になってません。しかも「榛名富士」という山は榛名山の上にありまして、土を掘ったあとにできた榛名湖は、標高1100メートルっていいますから、上野(こうずけ)の巨人はたった300メートル足らずの山を作った計算になります。かなりショボイです(笑)

 もっとも、富士山はいろんなところのダイダラさんに勝負を挑まれているので、ひょっとしたらそのたびに上乗せされてるんじゃないかと想像できるんですけどね。

 メルマガ「今昔かたりぐさ」では、ほかにこんな話を紹介したことがあります。

箱根山の天邪鬼
 箱根の山に尻を向け、富士山を拝むとは何事だ。箱根の鬼は腹をたて、富士山を低くしようと岩を運んで海に捨てる。一晩中、岩を背負って行ったり来たり。一番鶏が高く鳴き、鬼は山へ逃げてゆく。あわてて投げた大岩が熱海の初島になり、こぼれた石ころが伊豆七島になったという。富士は今でも日本一。箱根の鬼はくたびれもうけ。

大男だらだら坊
 むかし、だらだら坊という巨人がいた。だらだら坊は筑波山に腰を下ろし、霞ヶ浦で足を洗い、太平洋にむかって立ち小便をした。そのため筑波山はまん中がへこんでいる。また、小便が流れたあとは今の桜川である。


 この手の山を作る系統のお話は東日本に多いらしいです。筑波山と富士山を天秤棒にかけて重さを量ったツワモノもいるとか。

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Dear Old Stockholmicon
 ジャズの名曲『ディア・オールド・ストックホルム』です。なんでもスウェディッシュジャズというカテゴリーらしくて、元ネタはスウェーデン民謡の『ヴェルムラントの歌』だっていうんですけど、わたくしにはチャイコフスキーの『舟歌』に聞こえちゃうのよ。ってことは、チャイコフスキーとヴェルムランドも似てるってことなわけで、面白いから似たもの iMix を作ってみましたとさ。

『ヴェルムランドの歌』はこれ(一曲しかないけど)icon

チャイコフスキーの『舟歌』はこれですicon

 いつもどおりリンクをクリックすると iTunes が起動します。視聴は無料です。「曲を購入」ってボタンを押さない限り料金は発生しませんので、どなた様もご遠慮なくー(笑)



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珍獣ららむ〜 2006年05月27日(土)21:35

 追加情報でーす。ポッドキャストでチラッと触れたと思うのですが、『常陸国風土記』に出てくる1300年くらい前の大男のお話は……


 那珂郡(なかのこおり)と呼ばれるところに大櫛という岡があり、むかしこの岡に巨人が住んでいた。自分の体は岡の上にいながら、海まで手を伸ばしてハマグリをとって食べていた。その貝殻がつもりつもって岡になったのだという。大くじり(または大朽ち)という意味で大櫛の岡と呼ばれるようになった。巨人の足の大きさは、長さが三十歩(約54メートル)、幅が二十歩(約38メートル)ほどだった。また巨人が小便をしたあとにできた穴は直径が二十歩(約38 メートル)もある。


……というものです。水戸市の大串=大櫛では貝塚が発見されているそうで(大串貝塚)、これぞまさしくダイダラボッチ実在の証拠、といいたいところですが、昔の人が貝塚を見て大男の伝説を思いついたんでしょうね。

 ダイダラボッチの伝説は、いちいち発想が大きくて、それでいて実際の地形と話が一致していてデタラメじゃないところが面白いです。

 『常陸国風土記』の記述は、ダイダラボッチ最古の記録でもありますが、貝塚の記録としても最古らしいですよ。

ひょうたんみたいなカボチャ

???

 去年の秋に千葉県木更津市の地元野菜の直売所で買ったものなんですが、どなたか品種名とかわかる方いらっしゃいませんかねー。ひょうたん型のカボチャといっても、鹿ヶ谷カボチャなんかとはたぶん別のもので、煮るとソウメンカボチャほどじゃないけど実が糸状に崩れるんです。ひょっとしたら観賞用かもしれません。

詳しくは
珍獣の食卓・名称不明のカボチャ
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/kuirejo/kabo_b.htm#03


 ちなみに、このカボチャを買った木更津市の直売所は↓。かずさドライブインという名前らしいです。ほぼ八百屋さん状態なんだけどお蕎麦食べるところもありました。
アップロードファイル 58KB
場所はこのへん

珍獣ららむ〜 2006年04月13日(木)14:36

 このカボチャについてメールで情報をもらってます。江戸時代からあるボウブラ(ニホンカボチャ)にこれと似たものがあり、作り方がよろしくないと実が繊維のようになってしまうことがあるとか、沖縄の島カボチャにこれとよく似た瓢箪型のものがあるとかいうことでした。

 江戸時代のものは、ある本に載っているということなので、図書館で取り寄せ中です。

これがヒカリモです

 昨日見たヒカリモの詳細を博物誌にアップしてみました。
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/plantoj/hikar01.htm

ついでに白いタンポポの写真も。
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/plantoj/tanp01_1.htm