耳鼻科と鍼灸院をハシゴした話

 咳、痰、鼻水が止まらないのと、肩と腕が痛いのが治らないので耳鼻科と鍼灸院をハシゴしてみたよ。

まず耳鼻科

 一ヶ月くらい前に風邪なのか何なのかよくわからないけれど喉が痛くなった。熱は全然出ない。喉が痛いのは一週間くらい続て、それでもまあ治った。ところがその後も、咳、痰、鼻水の症状が残って一ヶ月たっても全然治らない。

 というわけで医者に行くことにした。最初、呼吸器科かなあと考えて、いや鼻水が鼻から出ないで喉に落ちるのが酷いので耳鼻科行っとくことにした。痰も咳も後鼻漏のせいかもしれないし。

 鼻水が喉のほうに落ちるのは後鼻漏というそうです。わたしは子供の頃から鼻水が鼻から出にくく、喉には落ちてくる(自然に落ちるだけでなく吸い出すことができる)体質です。そういえば小学校低学年の頃まで、健康診断で将来蓄膿症になるかもしれないと良く言われてた。

 今日行った耳鼻科では、問診表に「後鼻漏」があったので、そこに丸つけて、咳と痰も丸つけて、見てもらいました。どうも、後鼻漏というと、蓄膿が重い人を想像するらしくて「鼻水が黄色かったりするんですか?」と言われました。いや、鼻水は透明なんだけど、喉に落ちてくるんですよ。

 それから鼻まわりのレントゲンをとってもらったところ、初期ではあるけれど「やっぱり軽い蓄膿がありますね」とかいうことでした。鼻に何かつっこまれてプシュッとかされて、喉も赤いのでお薬ぬっときましょうって甘いものをピュピュッとつけられて、最後に鼻にホースを当てて吸引(何を吸わされてるかはよくわからないw)して終わり。患者さん少なくて予約なかったけどあっという間でした。

 薬をしばらく飲む必要があるかもしれないので来週また来てくださいって感じで初診料込みの2180。薬は院外薬局で600円/1週間分。カルボシステイン錠500mgとクラリスロマイシン錠200mgを朝晩1錠ずつ。

 咳・痰・鼻水はこれで様子をみることにします。蓄膿は、あってもおかしくないと思ってたのでよかったです。まあ、薬が効くかどうかはわからないけど、ほっとくよりはマシでしょう。

 実は以前、後鼻漏で別の耳鼻科に相談してみたことがあります。その時は医者があんまりいい顔をしなくて「鼻水は常に喉に流れていますが、量が増えると鼻から出るんですよ」とか言って、いちおう鼻の中とは見てはくれたんですが、特になんともないので吸引して帰っていいし、これで症状がおさまったらもう来なくていいですよくらい言われて、別に良くならなかったけど、まあそんな風だと行かないよね(笑)

【追記】2017.5.26.
 その後この耳鼻科には一ヶ月ほど通いました。しばらく薬を飲みつづけて、最初の頃よりはマシになったものの、やはりいつまでも鼻水が喉に降りてきます。わたしはわりと平素から後鼻漏を強めに感じるのですが、さすがにご飯をたべている間にもごぼごぼ降りてくるので、自分としてはまだ治ってないと感じました。しかし医者のほうが途中から嫌そうにしはじめて、鼻水は通常喉に流れていくものですよ、という例の説明を始めました。そして、蓄膿とは違う別の理由で喉に異常を感じるのかもしれないから、さらに治療を続けたいなら胃カメラを飲むところまでやる必要があるねと言いました。お金を持っているなら医者がもう無理というまで検査を続けたいと思うくらいには後鼻漏にウンザリしているのですが、お金もないのでそこらへんでやめました。薬も飲むのをやめて、2ヶ月くらいしたら、いつも程度には良くなりました。医者行く必要あったんだろうか、と思うけど、医者もこれ以上どうしようもないんだろうし、仕方ないです。はい。

初めての鍼(はり)体験

 次は、肩から腕にかけて痛いのをどうにかしようと思うんです。いや、別の日にしようかと思ってたんですが、耳鼻科が想像以上に短時間で終わったのでついでに行っちゃえって感じ。

 これもね、どこに行こうかちょっと考えた。医者だったら整形外科なのかなあ。でも、医者だと湿布が出るくらいなのよね。前に肘が痛くて行った時もそんなだった。

 じゃあ、マッサージに通おうかと思うんだけど、そういえば鍼ってやったことないなと思い、鍼もやってるところを探したら、中国鍼の看板をかかげてる鍼灸接骨院があったので、よし、ここだ、こういう時に行っておかないと一生未体験で終わるかも、と思い、行ってみました。

 平日の午前中なのに、けっこう患者さんがいて、予約せずに飛び込んだので少し待ちました(予想してたので問題ない)。最初は院長先生の問診。女性で中国系で、丁寧に問診してくれた。

 その次は触診。用意された服に着替えて、まず仰向けで、とか言われて、肩だけ見るのかと思ったら腹や胸のツボを押して痛いかどうか確認。おっと、わたしは自分でせんねん灸をすえたりする人なので何やってるか分かるけど、初めてだと「痛いのは肩なのに?!」ってなるかもしれないね。ツボって面白いもので、痛いのは肩なのに、胸骨の真ん中とかを刺激すると反応があったりするんですよ(悪いところにつながってるツボは押すと痛い。健康なところは痛くない)。

 そしてお楽しみの鍼治療です。うつ伏せになってと言われたので、痛いほうの背中に打つのかなあと思ったら、おっとどっこいふくらはぎから背骨の脇から頭にまでいっぱい。もちろん痛いほうの肩や腕にも一杯鍼一杯(笑)

 ちなみに鍼は、ほとんどの場合ぜんぜん痛くない。「痛くないとは聞いてるけど、ホントかなあ」と思ってたの。でも痛くない。鍼自体がすごく細いので、プツンと刺された感じはするけどそれだけ。ただ、一ヶ所「イテテ」となったところがありました。なんでかわかんないけど、痛いって言ったら何かしてくれて、痛くなくなった(背中なので見えない)。あと、肩や腕のこってるところに鍼が刺さってる間は、筋肉が緊張してるような気がしました。

 全身に鍼をさしてもらったら、遠赤外線ヒーターみたいなのあててもらいつつ、そのまま待っててくださいねーとか言われる。おお、鍼刺したまま待つのかー。鍼よりうつ伏せが大変。

 そのあと鍼を全部抜いてもらい、今度は仰向けで、腹から腕からあっちこっちに鍼ですよ。手や頭のてっぺんにまで鍼。うおお、想像以上に本格派だった。こんなに刺してもらっていくらするんだろう。払えなかったらどうしよう(心配のポイントはそこか!)仰向けの状態でも鍼刺したまま暖かい光をあてられてしばらく待つ。

 腹側の鍼も抜いてもらい、そのあと電気通しますねって言われて、電極貼り付けて電気通すとビビビビってなるやつを短時間やってもらい、最後にマッサージの先生(院長さんとは別の人だった)に全身揉んでもらって終了。凝った場所をほぐすんじゃなく、ツボを刺激してる感じで気持ち良かった。

 一通り終わって「どうですか?」っていわれて腕をあげてみたら、えっ、何、痛みなく動かせる範囲が広がってる?!

 いきなりスッキリ治るなんてことはもちろんなかったけれど、鍼は案外効くかもしれないです。痛みが続いてるようならまた来てくださいと言われて終了。気になるお値段は健康保険が効いた状態で、初診料1000円+4100円でした。

 保険は、何にでも効くわけじゃないそうですが、今回みたいに肩が痛いとかは保険診療になるそうです。途中の「電気通しますねー」っていうやつは、あれをやらないと保険が効かないからなんだって。

 次回から初診料はいらないとして、それでも4000円はかかってしまうから、安くはないよねえ。でも、あれだけ全身やってもらってこの値段なら、ボッタクリではないと思う。気に入ったので、たまにやってもらいたい気はします。わたしの場合金欠で首が回らないのが一番の重病です。

 鍼治療から数時間経ちましたが、今になって刺されたところがじんわり刺激が残ってることに気づきました。痛いことはないです。なるほど、この刺激がしばらく続くので、効き目がすぐに消えちゃうってことはないわけね。

 なお、鍼は治療院によってやり方がけっこう違うそうで、わたしが行ったとこみたいに全身に鍼を刺したまましばらく待つところもあれば、一本刺しては抜き、次を刺しては抜き…っていうのをずっとやるところもあるそうです。あと、この治療院は中国鍼っていう言葉を「中国医学の考え方で全身ケアする」という意味使っていて、鍼そのものは日本製の細いやつでした(だからほとんど痛くないし、跡も残らない)。ほんとうに中国で使ってる鍼はやや太いらしいので、その場合どのくらい痛いか、刺してもらったことがないのでわかりません(笑)

【追記】一週間たちました
 鍼を打ってもらって、翌日は鍼の跡が少しむず痒かったです。二日目にかゆみは消えました。実は鍼治療の前に旅行でものすごく歩いて、太ももが激しく筋肉痛だったのですが、鍼の二日後くらいにきれいに治ってました。残念ながら腕はまだ痛いんですが、鍼をやる前にくらべると良くなってます。ついでに言うと鼻の通りもよくなってるので全身に効いてると思われます。少なくともわたしの体には合ってたようです。通いたいけどお金はありません>< きわめて残念です。

【追記】2017.5.26.
 あれから中国鍼の先生のところには行ってないのですが、今でもお金あったらたまに行きたいと思っています。というのは、鍼を打ってもらってから1ヶ月くらいは、長距離歩いても筋肉痛にならなくなったし、体が軽くて何をするにも元気が出ました。こういうのは人それぞれですが、少なくとも自分には合ってたようです。1回1000円くらいになればいいんだけどねえ。

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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

耳鼻科と鍼灸院をハシゴした話 への2件のフィードバック

  1. 特急41 のコメント:

    いいね!こないだインフルの予防接種に行ったけど、めっちゃ痛かった!女の先生だったけど、「痛いわ!ボケ!」て言いそうになったよ!(ごめん嘘です。言いそうにもなって無いです。すみませんでした・・)

  2. ピンバック: #絵日記 旧針供養の日に鍼(はり)を打ってもらった話 | 超・珍獣様のいろいろ

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