新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

最近の日記

ジャンゴ

 マクドナルドで朝食食べてたら、BGMにすごくよく知ってるんだけど昔からタイトルがわからない曲が流れていて、あまりにも気になるので某巨大掲示板のジャズ板に行って聞いてしまいました。オリジナルがジャズかどうかわからなかったけど、よく聞くのはジャズアレンジなので、そこで聞いたらわかるかなぁと思って。

 こんなメロディーでしたって説明したら、たちまちわかってしまいました(教えてくれた人ありがとう)。「ジャンゴ(Django)」というタイトルで、ジプシーギタリストのジャンゴ・ラインハルトの死を悼んで作られた曲だそうです。そういえばタイトルは何度も耳にしてるような気がするので、曲と一致してなかっただけなのか。

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嶋津健一 - ダブル・ダブル・ベース・セッション - ジャンゴ 嶋津健一 - ダブル・ダブル・ベース・セッション - ジャンゴ
St!)phane Grappelli - Django - Django Stephane Grappelli - Django - Django
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 モダンジャズカルテット(M.J.Q.) 2,520円(税込)

南極物語の予告を見るたびに

 『ナルニア国物語』もディズニー映画だったんですが、来週末の18日から、またもやディズニー映画が封切られるみたいなんですよ。その名も『南極物語』だそうで。ええ、そうです。昭和基地に置き去りにされたカラフト犬の太郎と次郎のお話が原作。

 これ、映画館などで予告編を見ると、あたかも1983年に日本で作られた、高倉健主演の『南極物語(DVD通販可)』のリメイクであるかのように紹介されているんですけど、よくよく見ると舞台は昭和基地じゃなくて、米国科学財団・南極基地の話だったりするのよね。

 実際に太郎と次郎が南極に取り残されたのは1958年のことだっていうから、半世紀近くたった今、映画化するにあたってストーリーを現代に置き換えるのは仕方のないことなんだけど、まさか舞台までアメリカにされるだなんて。犬もカラフト犬じゃなくてハスキーだし、なんかちがーう!!

 これがたとえば、日本の昭和基地が舞台で、主人公がアメリカ人の新聞記者とかで、あくまでアメリカ人の目から見た物語が展開するというんだったら『南極物語』として許せる気がする。すっかりアメリカの話にされてしまうのなら、いっそタイトルを別のものにしてしまっていいんじゃないかって気がする。もちろん、映画の最後に「これは日本の昭和基地で実際に起こった出来事をもとに……」とテロップを入れてほしい気はするけどさ。

 予告編で「米国科学財団・南極基地」というテロップを見るたびに、なんとなく屈辱的な気持ちになる今日この頃。




 っていうか、こんなことしてないで、昔話を更新しろよと思うんだけど、たまってる分を先に吐き出そうとすると、なかなか手がつかないんだよー。

映画『ナルニア国物語』

 そうだ、何か書き忘れていると思ったら、日曜に映画を見に行ったんだった。

 3月3日(金)に隣町の亀有にアリオという大きなショッピングモールができて、その中にMOVIXという映画館も入りました。葛飾区は映画館がダメなところっていうか、ダメになってしまった町で、昔は青戸や金町に映画館があったのに全部潰れてしまって、映画館が一軒もない状態が長くつづいてました。

 ほんとは開館初日に見るはずだったんです。ところが映画館の前まで行ってみたら、お目当ての『ナルニア国物語』は4日封切りだって書いてある。しまった、一日早かったか。

 開館サービスかもしれないけど、「男はつらいよ」と「こち亀」のアニメ映画&実写映画(せんだみつお主演のやつ)を、それぞれ500円で上映してたりしました。どれも葛飾関連の映画です。こういう古い映画の再上映は面白いから定期的にやってくんないかな。寅さんなん沢山あるわけだし、葛飾関連じゃなくてもいいしね。

 お目当ての映画はやってなかったので、完成したばかりのショッピングモールをふらふらしてその日は帰りました。イトーヨーカドーとその他の専門店がたくさん入ってます。ヨーカドーの大店舗+専門店街といえば南葛西や木場にもあるのですが、あちらよりも入っている店がオシャレな感じで、どちらかといえばイクスピアリやヴィーナスフォート、あるいは船橋のららぽーとに近いような感じです。できたばかりなので仕方ないけど、駐車場待ちの車で環七が麻痺しかけてました(アリオは環状七号線沿いにあります)。

 というわけで、日を改めて5日(日)に出直しました。なんせ隣町なので見に行くのも簡単です。なんせ根性入れると歩けてしまうんですから……って、それ南葛西に住んでたときにイクスピアリでも同じネタを言ってた気がするんですけど、今度はもっと近いんですよ。こんな近いところにシネコンができるとは思ってもみなかった。さすがに歩かないで電車使うんですけどね。一番遅い上映を見ても終電あるし。

 そんなこんなで、完成したばかりの映画館で『ナルニア国物語』を見ました。原作は昔から大好きで、ファンタジーなら指輪よりナルニアでしょと、ことあるごとに言ってたら、こっちも映画化されてちょっとびっくり。いや、イギリス人が作るっていうんならともかく、ハリウッド映画だっていうから、いかにもアメリカ人が好むスペクタクルとコメディーにされてしまうんじゃないかと不安でした。

 でも、実際見てみると、これが意外にも悪くない。ナルニアの王となるべき四人の子供たちなんか、どいつもこいつも表情は可愛いんだけど不細工! けなしてるんじゃなくて褒めてます。長男のピーターなんか、たぶんわざと野暮ったく見えるようにしてるよね(公式サイトにピーター役の子のページがあるけど、そこにある写真で見ると美形だし)。学童疎開で田舎に引き取られた普通の子供たちが主人公なので、美少女や美少年がでてきたら台無しなんです。戦いのために武器をとっても、みんな強そうじゃない。なんとなく頼りない手つき。でも基本的な武器さばきや作法は知ってるのね。イギリス人っていう設定だから、みんなアーサー王とかの騎士道物語を読んで知ってるわけよ。そんなイギリスの子供事情が垣間見られるところがいい。

 白い魔女も美女を用意しなかったところが個人的にはお気に入りだなあ。あれは美女にしちゃったら別の話だよね。薹がたった感じのオバサンが、雪山の洞窟みたいに真っ暗な丸い瞳でじーっとこっちを見るから、なんともいえないゾクゾクした雰囲気をかもし出すんだと思う。

 エドマンドのバカっぽさもたまらない(っていうか原作どおりだ!)。彼はおろかな人間の象徴だし、庇護されていることのありがたみを知らない子供の象徴だったりするから、最初のうちはなるべくバカっぽくて、見ているこっちが「あんた、だまされてるに決まってるじゃないの!」と露骨に思うようなキャラじゃなきゃいけない。ナルニアの世界は聖書の物語をなぞっているのね。最初の人間であるアダムが食べてはいけない木の実を食べたことから、その子孫である人類が不完全なものになってしまうんだけど、イエス・キリストって人がやってきて人間の罪を背負って罪人みたいに磔(はりつけ)にされるわけよ(ナルニアでも○○○○がエドのために犠牲になる)。その結果、終わりの日が来たら神を信じる人たちに永遠の命と幸せがあたえられるっつーのが聖書の物語ね。客観的にストーリーを追えば、ありがたやキリスト、これからは道を踏み外さないように生きようって感じになるんだけど、登場人物の人類として日々を過ごしてるとそんな風には感じずに、ありがちな誘惑に負けてのんべんだらりと暮らしちゃう。エドマンドはそんな人類の象徴だったりするわけ。

 出てくる動物たちがリアルというか、擬人化を最小限にとどめてあるのもいい。近づいたら動物臭い息がワフワフほほにあたりそうな感じがする。そういうリアルな動物が立ち上がって言葉を話すのがナルニアっぽい感じなんだよね。おそらく第二章以降に出てくるはずのリーピチープなんかも、ネズミ嫌いが悲鳴をあげるようなリアルなキャラにしてほしいなあ。アップになるたびに口元とかヒクヒクしたりして。でも騎士道精神にあついネズミなわけよ。そういうのを希望。

 というわけで、『ナルニア国物語』はけっこういいです。

純喫茶テンダリー

東京都葛飾区金町6-9-9
 JR金町駅南口から徒歩2分くらい。駅を背にして(京成金町駅を右手にして)左の方へ歩いていって道が急になくなるあたりを南へ(JRの線路と逆側へ)入ったところ。

営業時間 ?
定休日 ?
駐車場なし

 定休日とかご存知の方は教えてくださるとうれしいです(っつーかわたしも店の人に聞いてこいよって感じですね、あはは)。少なくとも日曜日の午後はあいてました。

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 食事する場所というよりは喫茶店なのですが、最近めずらしい純喫茶なので。って実は金町には純喫茶を名乗る店が他にも二軒ほどあったりするんですけど。あちこちの純喫茶をまわっている落語家の円丈さんのページには、テンダリーが含まれていなかったので、うちで紹介してみようかなあと。

 円丈さんによれば、純喫茶というのはアルコールを置いてない喫茶店のことだそうです。そんな店いくらでもあるじゃないか。シアトル系カフェは純喫茶なのか、珈琲館はどうなのか……と屁理屈をこねたくなりますが、まあ確かに最近のお店は純喫茶なんて看板は出しませんわな。純喫茶は、昭和30〜40年代にできた店に多いんです。円丈さん曰く、当時は昼間から酒類のあるところに出入りするなんて不純だという意識があったらしいのですね。それで、スナックなどとは違う、純粋な喫茶店だという意味で純喫茶。

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 テンダリーもかなり古いお店です。お店は一階だけなのですが、見上げるとこんな感じで二階にはステンドグラスなんかはまってます。そういえば昔の喫茶店って立派な作りの店が多かったです。

 中に入ってみると、その日は日曜の午後だったのですが、常連さんらしき人たちが四人くらいいて、ほぼ全員が寝てました! 昔からの喫茶店にありがちな薄暗い証明と静かな音楽が眠気を誘います。入り口には新聞や雑誌が何種類も用意されてて、けだるい休日の午後に暇をつぶしに来るには最適です。
 メニューはコーヒー・紅茶などの飲み物のほか、トーストやサンドイッチ、山菜ピラフなどがありました。

 そういえば円丈さんのページでは看板の出し方で純喫茶ランクをつけてるんですよね。テンダリーの場合は、入り口の扉に純喫茶と書いてあります。が、一番目立つ大きな看板にはCOFFEEとあるだけで純喫茶の文字はなく、また店の前にあるアートコーヒーのロゴの入った小さな立て看板には「喫茶テンダリー」とあります。円丈さんランクでいうとBでしょうか。大きい看板はかなり古そうなので、最近になって純喫茶の表示をやめたんじゃなく、店ができた当時から、喫茶だったり純喫茶だったりしたんじゃないかと想像するんですけど。

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入り口の扉には純喫茶の表示が!

 金町にはテンダリーのほかに、アラスカと、田園と、シャレードという店があって(円丈さんによる紹介はこちら)、もうひとつボンってところも純喫茶だったらしいんですが、南口再開発に飲み込まれて去年末に閉店してしまいました。一度入ってみたかったんだけどなー。

カラスが?!

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 うわっ、カラスがいっぱい吊るされてる!!!

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 と思ったら、黒いビニール袋を丸めてカラスの形にしてあるだけでした。もちろんカラスを追っ払うための工夫でしょう。こういうのはカラスにも死体に見えるんでしょうか? それともよそ者が縄張りを主張しているように見えるんでしょうか?

 動物学者のローレンツ博士が、黒い海水パンツを手に持って歩いていたら、カラスが仲間をやられたと思い込んで襲ってきたという話を聞きますが、この場合は人間が手でぶら下げてるので、捕まったと思い込むのも理解できるんですけど。

 そういえば『ロビンソン・クルーソー』で麦畑をあらす鳥をおっぱらうために、打ち落とした鳥を鎖でぶら下げておいたら鳥が寄ってこなくなったという話があって、同じような発想はデフォー(1660?-1731)の時代からあったのかもしれません。

 あたりを見回すとこ、吊りカラスが下がっているのはごく限られた部分だけで、さらによく見ると電線の上に、鳥がとまれないような細いワイヤーが張ってありました。

 吊りカラスのすぐ下には家があって、ベランダか庭が電線にかかっているようです。カラスの糞にそうとう困らされたんでしょうねえ。




 あ、そうそう。カラスとは関係ないけどこっちにも書いておこうかな。
 久しぶりにサイトを更新しました。

◎珍獣の食卓「スギナ・ツクシ」
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/kuirejo/tukus_a.htm
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/kuirejo/tukus_b.htm

 スギナ・ツクシにまつわる面白い話を知ってる方はぜひ教えてください。

・小さい頃、ツクシやスギナを使ってこういう遊びをした
・ツクシやスギナにまつわるこんな言い伝えや昔話を知ってる
・こういう変わった食べ方をする(国内外問わず)
・○○地方ではツクシやスギナをこんなふうに呼ぶ
・○○国ではツクシ・スギナをこう呼ぶ

などなど。