#たべたもの日記 クミンライスとインドのお菓子(西葛西のレカ)

IMG_9159s インド料理おいしい。

IMG_9159s ▲ジェーラライス 1000円

 カレー部分はレンズ豆かなんかの、あまり辛くないカレーでした。今回の主役はそっちじゃなくて、クミンシード(スパイスの一種)を混ぜたご飯ジェーラ・ライス(クミンライス)。

 メニューにはクミンのチャーハンと書いてあったので、炊き込むのではなく、炊いたご飯と炒めあわせる方法で作ったのかも知れません。

 これが今までにない新食感。噛みしめるたびにクミンの香りが口の中に広がり、なんともいえない爽快感。ただ、クミンシードは固いので、日本のやわらかいお米のイメージで食べると期待をはずしそう。

 ご飯はバスマティ米と呼ばれている細長いインドの米でした。日本の米みたいにモチモチ感がなくて、パラッとしてます。これも日本のお米みたいなのを期待しちゃうと「えー」って感じかもしれないです。でも、インド料理にはこれがよく合います。

 お米も世界中さまざまです。バスマティ米は一見するとタイ米に似てますが、タイ米のような香りがありません。タイ米の香りが苦手な人はバスマティのほうが美味しいと言うかもしれません。でも、タイ米の香りはタイ料理には良く合うし、ないと物足りないです。

 世界中に違う品種の米があり、その米にあう料理が発達して、その料理にあうように米もまた改良されて行くんでしょう。

 ところで、クミンライスですが、ヒンディだと जीरा चावल ジェーラ・チャーヴァル。ジェーラがクミンのことです。英語まじりに Jeera rice と呼ばれてることも多いみたい。インドの料理サイトなど検索してみると、ピラフのように炊き込んで作る方法と、チャーハンのように炊いた米とスパイスと炒めあわせる方法があるそうです。本格的なのは炊き込み式で、炒めあわせるのはレストランのやり方だとか。

IMG_9160s ▲ぐるぐる渦巻きになってるのはジャレビ(1個200円)、棒状の白いのはアーモンドのバルフィだと言ってました(1個200円)。

 ジャレビはヒンディだと जलेबी Jalebii ですかね。中近東から北アフリカまで広く食べられてるお菓子らしいので、もとがインドの言葉じゃないかもしれないですね。お店の説明だと小麦粉とヨーグルトを混ぜて醗酵させた生地を油で揚げてシロップにつけたものだそうです。噛むとチューッとシロップが出てきて不思議な食感でした。色はサフランでつけてるって話です(サフランの量で黄色やオレンジになるんだって)。インドではお祭りのときに作って、こういうのを一日中食べてることがあるって。

 バルフィは、ソーンパプディに似た感じのお菓子なんですが、同じものではないみたい。ローマ字では Barfi とか Burfi とか書かれてることが多いですが、何語だろって思ったらペルシャ語だって英語版のWikipediaに書いてありました。意味は「雪」だって。口の中で雪のようにとけるからですかね。

 具体的な作り方ははさっぱりわからないのですが、原材料はミルクと砂糖らしいです(今回食べたものにはアーモンドパウダーが入ってると思うけど)。固くはなく、手で簡単に折ることができます。口の中でフッととけて、とても甘い。これはなかなか美味しい。紅茶が欲しくなる。銀紙みたいなものがついてることがあるけれど、それは食用の銀箔なので一緒に食べるそうです。

 ヒンディだと बर्फी barphii とか書くみたいです。

◎インド家庭料理レカ(西水元)の公式Facebook
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 小さい飾り気のない店ですが、ちゃんとしたインド料理屋さんです。北インドじゃないのでタンドリーチキンやナンはないみたい。インドも広くて料理も地方ごとに違います。

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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

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