キョーダイン20話とバリハイセンター

IMG_3766s バリハイセンターというのは宮城県の釜房ダム湖畔にかつてあったリゾート施設で、真冬でも南国を楽しめる温室プールがあったらしい。90年代にはもう閉店している。キョーダイン20話のロケ地。

 ドラマの写真を掲載するのは著作権の問題があるのでよろしくないのですが、郷土資料的なものなので、写りの悪い写真をいくつか記録しとこうと思います(権利者からの申し立てがあればとっとと削除します)。

IMG_3759s ▲外観

IMG_3761s ▲施設入り口「バリハイセンターと松島蔵王」と書いてある。このほかに、ナレーションでも「バリハイセンター」「釜房湖畔」と言ってる。ちなみに原作者の石森章太郎(現在の石ノ森章太郎)氏は宮城県出身。

IMG_3762s ▲フロント。

IMG_3763s ▲部屋に案内されるシーン。ホテルマンは素人さんみたいなので本物の従業員かもしれない。

IMG_3764s ▲室内。ここはひょっとするとスタジオかもしれないが。

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▲知らずに見ると常磐ハワイアンセンターかと思っちゃいそうな温室プールの様子。バリ舞踊のショーなどをやってる。

 20話のストーリーは、ドラムの音で興奮する怪獣の出てくる話で、バリ舞踊団にドラムを叩いてもらい撃退するシーンがある。

 バリハイセンターは1973年(昭和48年)開業で、業務を終えたのがいつごろなのかちょっとわからないけれど、1999年にはすでに廃虚になっていたらしい。営業中に波のプールで子供が溺死した事件があるとかで、廃虚が心霊スポットになっている。現在は廃虚も取り壊されたとのこと。

https://goo.gl/maps/6ok9CTrBeQK2
 バリハイセンターの跡地あたりのgoogle地図。いつごろの空撮なのかよくわからない。

スクリーンショット 0027-12-17 12.28.53  バリハイセンターの廃虚は取り壊されたと言ってる人が複数いるので、写ってる建物がなんなのか、いまいちよくわからない(やけに新しく見えるし)。

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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

キョーダイン20話とバリハイセンター への18件のフィードバック

  1. Sari のコメント:

    こんにちは、

    画像がよくわかりませんが、ポリネシアンダンスみたいですね。

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      こんにちは。たぶんそうなんだと思います。昔のことなので、バリって言いながら南洋のどこでもいいやくらいの感覚だと思います。たぶん、ハワイアンセンターと同じものを作りたかっただけで、バリ島やインドネシアに思い入れがあって作った施設じゃないと思います(笑)

  2. 仙台在住 のコメント:

    バリハイって、伝説の島の固有名称ですよ。
    要するに伝説の島、桃太郎の鬼ヶ島と同じ感じです。

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      おおおっ!!なんというナイス情報。
      そうか、バリハイ島という、架空の島の名前なんですね。全然知りませんでした。ありがとうございます!

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      http://ameblo.jp/camotaca/entry-10986188470.html
      こちらのブログがすごく良くまとまってました。「南太平洋」というミュージカルに出てくる架空の島の名前なんですね。

  3. zak のコメント:

    子供の頃何回か行った事があり、今どうなってるのか検索してみたのだけど、もうなくなっているのですねぇ。子供が無くなった事故のあとも 大分後まで営業はしてたと記憶してるけど。僕の最後の記憶では、波の出るプールの機械が何度も止まってた記憶がありますね。これは多分事故の後。

    今のGoogleの衛星画像は2016年版になっていますが、プール施設と思しき六角の建物がハッキリ写ってます。取り壊されたのは一部なんじゃないのかなぁ。。。

  4. zak のコメント:

    廃墟系の情報サイトに、2003年に取り壊されて、今は関係ない建物が建ってると書いてありました。

  5. ミシン のコメント:

    バリハイセンターですが、取り壊れされたのはホテルのみでその他の建物は現存 転用されています。現在は産廃施設となっており、敷地内には色んな意味で入れません。自分は直接交渉しましたが、門前払いでした。近くの登山道から施設は見えますよ。

  6. 珍獣ららむ〜 のコメント:

    みなさんこんにちは。たまにしか見に来なくて済みません。
    ホテル以外の建物は残っていて、今は産廃施設ですか。
    いろいろ情報ありがとうございます!

  7. 通りすがり のコメント:

    古い記事に突然すみません。
    やはり死亡事故あったんですねぇ・・・
    たぶん事故の少し前位に行ったことがあります。
    その時小さな男の子が溺れて沈みかけてたのを救助しました。
    (自分も小学生でしたがたまたま水泳の選手で救助方法を知ってました。)
    客が少なく監視員も付近に見当たらずで、誰も気づいてませんでした。
    自分が気づかなかったら間違いなくあの子も死んでました・・・

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      いえいえ、古い記事でもなんでもコメントしてくださってかまわないんですよ。
      なんだか杜撰な管理状態だったみたいですね。
      検索すると事故が多発したなんて書いてる人もいるし、もしかしたら昔の新聞記事とかに出てるかなあ。忘れなかったらそのうち図書館でしらべてみます。全国紙には載ってないかな。

  8. 珍獣ららむ〜 のコメント:

    だいぶ間があいてしまいましたが、図書館で過去の新聞記事を検索してきました。朝日新聞ビジュアル、ヨミダス歴史館という、企業や図書館向けのデータベースを使いました。どちらも明治時代から令和にかけての新聞記事を検索できます。

    ところがですね、バリハイで検索しても、宮城県のバリハイセンターの記事はまったくないんです。唯一、釣り情報の記事に「元バリハイセンター前」がいい釣り場みたいなことが書いてあるくらいです。

    ほかは、東京のクラブ・バリハイの広告と、宮崎シーガイアにバリハイゾーンが出来たとかいう記事はあったんですが、「宮城県」のバリハイはヒットせず。

    ちなみに、常磐ハワイアンセンター(現在のハワイアンズ)の記事はちゃんとありました。ってことは、バリハイセンターそのものがマイナー過ぎて新聞記事にならないということなのでしょうか。

    しかし、キョーダインを見るかぎり、ハワイアンセンター並に大きなリゾートプールに見えるので、なんでこんなに知名度が低いのかと首を捻ってしまいます。死亡事故どころかバリハイセンターの実在さえ疑いたくなるような状況です。

    事故の記事にバリハイの名前が出ない可能性も考えて、プール、事故とかでも検索はいちおうしてみたんですが、宮城県のニュースはなさそうでした。地域版を検索したらわかりませんが、葛飾区の図書館では、地域版を閲覧する契約になってなかったです(ただ、横断検索はできてる感じがするので、やっぱりないんだろうな)。

    ちなみに「みちのく杜」「みちのく杜湖畔公園」も検索したけど、こっちもなかったです。

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      だんだんバリハイセンターの事が気になって仕方がなくなってきました。とりあえず開業と廃業の情報くらいは知りたいような気がします。

      いちおう、ウィキペディア情報だと
      バリハイセンターの開業は 1973年〈昭和48年〉12月24日。
      閉業がいつだったかはウィキペディアにはない。
      事故の情報は、人の噂レベルだと70年代の終わりから80年代の前半くらいじゃないかとのこと。
      それがキッカケで廃業したなら90年代にはもう廃業してたということ?

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      http://web2.nazca.co.jp/fghj34/page057.html
      こちらは観光史を調べているサイトで、建設会社の社史などから何かいつ出来たというよ情報を集めてらっしゃるようなんです。すばらしい情報の宝庫でした。

      > 1973年12月24日 バリハイセンターオープン
      > 1980年5月 バリハイセンターオープン(川崎町、→1990年7月売却)
      > 1986年2月 バリハイセンターミニクアハウスオープン

      80年に再オープンしているのは、ひょっとすると事故後のリニューアルかもしれないですね。
      90年7月に売却されたとあるので、この時点でバリハイセンターは終わってたということでしょうね。

  9. おい のコメント:

    こんにちは、はじめまして。
    1990年の7月から8月までバリハイセンターでアルバイトをしておりました地元民です。
    当時は経営者が代わっただけで通常営業しており、たくさんの観光客が訪れて賑わっていました。

    子供が死亡した事故は何度かありましたが、数年に一度の頻度でそれほど多発したわけではありません。確か80年代後半に事故が騒がれたと記憶しております。

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      こんにちは。おいさん、ようこそお越しくださいました。気付くのはおそくてすみませんでした。
      経営者が替わってからも、90年8月までは普通に営業されていたとのこと、お教えくださってありがとうございます。
      怪我程度の事故ならばプールではいくつもあるのでしょうが、死亡事故となると、たとえ数年おきであっても大変な事のような気がします。心霊スポットのように言われるのには、それなりの根拠があるんだなという印象です。
      ただ、そのお話だと閉業と死亡事故には直接の関係はなさそうですね。

      貴重なお話をありがとうございました!

  10. wakaneko のコメント:

    はじめまして。
    身バレ防止の為にあまり詳細は書けませんが…
    1970年代前半にここで兄を亡くしています。
    私自身幼かった為にほとんど記憶はありません。
    後から聞いた話だと両親は施設を相手に裁判も起こしています。
    私も歳なので終活として、兄の事故の事をきちんと調べようとして検索してここのサイトに辿り着きましたが、ネット上にあまりにも情報がない事と、その後にも死亡事故が起きていた事に驚きました。

    • 珍獣ららむ〜 のコメント:

      wakanekoさん、いらっしゃいませ。
      自分のブログなのに最近放置しててすみません。
      お兄さんを亡くされたとのこと、お悔やみ申し上げます。

      ネット上のどこかで死亡事故が何度もあったと言っている人を見た事がありまして、さすがに同じ施設でそんなに人が命を落とすとは思えず、話に尾ひれがついているんじゃないかと首をひねっていました。しかし、ご遺族がいらっしゃるということは、やはり本当だったのだとわたしも驚きました。

      バリハイセンターで働いてらした方もコメントしてくださってますが「数年に一度の頻度でそれほど多発したわけではありません」とおっしゃっているのが内心ではすごく気になっていました。同じ施設で数年に一度おぼれて亡くなる人がいるのは、けっこうな頻度ではないかと…

      それが、幸か不幸か大きなニュースにもならずに続いてしまったので、逆に人の噂になって心霊スポットのように言われるようになったんだろうなあと、ひしひしと感じました。

      貴重なお話、本当にありがとうございます。お兄さまの御冥福をお祈り申し上げます。

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