引っ越したので下のバナーから移動してねん。
腹水の穿刺のあとは期待(?)された液漏れもなくネタにもなりませんでした。腹水が減ったせいで軽く腹が垂れ気味ですが、これといって支障はないです。でも、スイカを食べたあとに腹がパンパンになったときは焦りました。早くも元にもどったかしらと思ったけれど、でっかいゲップが出たらへこんだようです。まあ、完全に水が抜けちゃったわけじゃないので、食事は普段の八分目くらいでお腹いっぱいになっちゃうんですけど。
そんでもって今日は胃カメラを飲んできました。昨日の夜八時から絶食して準備します。胃カメラも初体験です。喉に麻酔しててもゲロゲロってなるイメージがあるのでちょっと逃げ腰でしたが、最近は軽く睡眠薬を注射して半眠りの状態でやるから苦痛はほとんどないそうです。
検査室に入る前にメガネや時計をはずしてくれと言われたのですが、メガネをはずしちゃうと何も見えなくなって判断力が落ちるので、何を指示されても「はあ、で、今何言いました?」「あっち? あっちってどっちですか」って感じになってしまうのでカメラを飲む直前までかけさせてもらうことにしました。
まずは胃の中をきれいにする薬とかいうものを飲まされました。ぐい飲みサイズの小さな紙コップに入った液体です。カルピスを薄くしたみたいな色がついてたような気がします。これといってにおいもなく、味もあるような、ないようなという感じで、飲むのに苦痛はありませんでした。
それから喉の麻酔。看護婦さん(どっちかっていうと看護師と呼んだほうがぴったり来る愛想のないタイプで)が注射器を持ち出して、
「これから喉に麻酔をします」
と言ったときは、注射器使うなんて聞いてないってびびったのですが、よく見たら針はついてませんでした。スポイト代わりです。これもメガネを外してたらパニックを起こしていたかも。はめててよかった。
麻酔薬はジェル状で、冷たくて(冷たいと感じるだけかも)、苦いとか甘いとかの味はないのですが、やけに刺激的で喉にちくちくする感じでした。喉のおくのほうでしばらく含んでいなくてはならないそうです。アラームが鳴ったら飲み込んでくださいと言って看護婦さんは去ってしまいました。
えー、アラームって何分ったったら鳴るんですかー。これ、いつまで含んでなくちゃいけないのー。げー、なんか喉がおかしくなってきた(麻酔だからな)。っていうかこれ飲み込めるんだろうか、わたし。そんなこと考えてるうちにアラームが鳴りました。含んでる時間は30秒くらいだったか、1分くらいだったか、そんな程度でした。すでに喉の感覚が鈍くなっているので飲み込むのに若干の勇気がいります。うー、ぐぐぐ、ごくん。たとえていうなら冷たくて刺激的な味のする痰を大量に飲みこんだみたいな感じ。激しくキモチワルイ。
それから検査台に移動。胃カメラは左側を下にして横向きで寝て飲むそうです。横になったら今度は別の看護婦さん(こっちは愛想のいい感じの人でした)がやってきて
「もう一種類、喉に麻酔薬をつけます。今度のやつはちょっと苦いけど我慢してくださいねー」
という感じで、機械に油をさすやつをもうちょっとスマートにしたみたいなボトルで喉に液をぷしゅっと。ジェルじゃなくて液でした。苦いかどうかはよくわからないけれど、これもかなり刺激的な感触です。こっちはすぐに飲みこんでよいとのこと。
それから医者がやってきて、カルテをチラッと見てから「お腹張ってるの? いつごろから?」「食欲は?」とか「痛いとか何かあるの?」とか聞いてくるんだけど、こちとら喉に変な薬をつけられてるので丁寧に答えているような余裕なし。あやうく「カルテ見ろよ若造が」と言いそうになったけどぐっとこらえる。喉は感覚が鈍っているけどしゃべるのに支障があるような状態ではなかったです。
そんでもって、睡眠薬を注射するからとか言われて、肘の裏がいいか、手首がいいかって医者が迷って「肘を曲げずにいられますか」とか言うんだけど、曲げずにって検査中ずっとだったらイヤだし、そもそもそこは数日前に採血やら造影剤注射やらで何度も刺されてるのでもうさされたくないから「えー、やだ」とか投げやりに言ったら手首の太い血管に刺してました。手首の血管は痛いので普通の人はいやがるらしいです。昔そんな話を別の病院で聞きました。が、しかし、日本の注射針は良く出来ているので、一発で刺してくれればスーッと入っちゃって大した痛みじゃないんです。どっちかっていうと、何度も刺された場所に無理に刺されるほうが痛い。
睡眠薬は注射してる最中にもう眠くなります。なんという薬ですかと聞いたんだけど、医者がなんて答えたかは覚えてない。気が付いたらもう胃カメラが口から入ってて、何をしてるのかわかんないけど大きなゲップがゲロゲロ出たので目が覚めた。看護婦さんが「ゲップは我慢してねー」とか言ってるけど、出来るわけないじゃない。喉に管入ってて、口にはマウスピースはめられてんのよ。どうやって止めろと言うのだ。ためしにお前やってみろ(怒)と、しゃべれないので無言で青筋たててたら、医者が「いいよ」って言ってたような気がする。
そんなこんなで胃カメラは喉の麻酔が不味いこと以外になんら苦痛もなく終わりました。検査にあたってる医者が言うには「胃はなんともない」だそうです。そうだろうな。圧迫感で食欲が落ちてる以外にこれといって自覚症状もないし。
睡眠薬を打たれているので少し休んでから帰ってくださいといわれて、検査台(ストレッチャーになってる)ごと移動させられ、休憩所になってるところに並べられてしまいました。でも、かなり弱い睡眠薬らしく、このあたりで既に薬は抜け始めてた。5分か10分か、そのくらい我慢してから「あのー、これいつまで寝てなきゃいけませんかー」と聞いたら、「薬切れました? そろそろいいかもしれませんね」と許可が出たので会計をして帰ることにしました。検査をはじめてから休憩が終わるまで一時間くらいだと思う。
喉に麻酔をしたあとなので、誤嚥下を防ぐために飲食は30分以上たってからにしてくださいということでした。睡眠薬を打ったあとなので、車や自転車の運転はやめてくださいとも言われた。高速で抜けちゃう薬みたいだったけど、確かに直後の運転は危険かもね。普通に歩いたりするのに支障がないとはいえ、軽く判断力が鈍った感じになります。
さて、明後日は恐怖の大腸内視鏡検査です。こっちは大変なのです。前日(明日)から、検査のために特別な食事をしなくてはなりません。レシピどおりに自作する方法もありますが、めんどくさいのでグリコのエニマクリンとかいう検査食を買いました。朝粥からはじまって夜はスープのみで終わるという、だんだんさびしくなる食事です。そんでもって寝る前にラキソベロン(下剤)一気飲み。当日はナントカいう液体下剤を二リットル飲まされるそうです。こんな検査を病人にさせていいのかというキビシイ検査らしいです。うげえ、もういやだー。
●グリコのエニマクリン(大腸検査食)
こんな感じの箱に一日分の食事が入ってる。税込み1554円ナリ。
中はこんな感じで、朝・昼&間食・夜と別の箱に入ってます。妙に過剰包装です。
箱の中はレトルトの粥とフリーズドライのスープ類。
いっちょまえに間食がついてたりするんだけど、内容はビスケットとキャンディー、エネルギー補給ドリンクの粉。スポーツドリンクみたいなのだったらいいんだけど、シャンピニオンエキス入りって書いてあるからスープかもしれない。
検査結果が一通り出ないと治療方針が決まらないというので、これまで腹水はたまる一方。三日分くらい利尿剤をもらったりしてビミョーに楽になったりしてたんだけど、利尿剤は長期間使うと血液ドロドロになってよろしくないということでこれ以上飲んじゃダメらしい。
でも、さすがに昨日あたりから苦しくてフウフウ言っちゃう感じだったので、薬くださいよーと言いに行ったら「腹水抜いてみる?」だって。ええええ、抜くって腹に針刺したりするんでしょー。なんかすっごくイヤだ。むかし盲腸をやったときにも腹にチューブが刺さってたりしたことがあるけど、あれは手術中にされたことだから気づいたら刺さってたって感じだしー。「今から刺しますよ、ブスッ」ってやるの、滅茶苦茶こわくないですかぁ?
だけど、薬は危険だし、目覚しく腹水が減るわけじゃないし、直接抜いたら一時的にでもかなり楽になるはずだし、抜いた水も生検に出せば診断の助けになるし……と言われて、そういうことなら抜いていいですよ。ええ、ご存分に抜いてくださいませ、うううう(涙)って感じで抜かれることになりました。
「あのー、相当痛いんですか?」
「局所麻酔をしますから、麻酔はちょっと痛いかもしれませんが、針を刺すときは痛くないですよ」
「局所麻酔ってどういうのですか?」
「……ええと、局所麻酔は局所麻酔で、どういうのと言われましても」
「むかし盲腸を切ったときに脊椎に打たれたみたいなのだったらイヤです」
「ああ、それは脊椎麻酔とかコウマク……(この辺ききとれず)というもので、局所麻酔という表現にはなりませんよ。局所麻酔というのは皮膚に……(なんか歯切れの悪い説明をする)」
「そうですか」
要するに針を刺すポイント近くに麻酔薬を注射するってことでファイナルアンサー? 最初からそういう風に言えば一言で済むのだよ。
今日は土曜なのでお昼で外来が終わるから、患者さんがはけてからやりましょうということになって決行は昼過ぎでした。よく胎児の映像を見るのに使うエコーという機械で内臓のない隙間になってる部分を探して刺す場所を探します。腹水を抜く処置はけっこう昔からあると思うんだけど(ブラック・ジャックにも出てくるしさー)、エコーとかなかった時代の先生たちはどうやってたのかな。触ったり叩いたりして、ここなら大丈夫ってとこ探して、えいやっとやっちゃうのかしら。昔のお医者さんってすごい。でも、きっと事故もあったわね。そう思うといい時代になったわ。
「じゃあ、これから麻酔打ちます。麻酔の時だけがんばってください」
「はーい」
横目で注射器の大きさを確認。小さくはないけど思ったほどじゃない。針の太さも大したことなさそうだ。うむ。
そんでもって、ぶすり。
ああ、確かにちくっとするけど、わたし腹の脂肪が厚いから、麻酔の注射はどうってことないわ。
それからお待ちかねの腹水を抜くための穿刺(せんし)です。
「麻酔効いてるから痛くないと思うけど、腹膜を通るときだけちょっと抵抗があるかもしれません」
「えっ?! ああ、はい」
ここまで来てそういうこと言うからなー、医者ってあなどれない。最初から言ったら嫌がられるからだろうなあ。
実際、皮膚やら脂肪やらを通ってるときは麻酔が効いてるのでなんということもなかった。ホントに何かしてるのっていうくらい何も感じない。でも、
「ちょっとチクッとしますからねー」
といわれた直後に、
「ぎゃ、いててて」
と、来ましたよ。それが腹膜を通る瞬間だそうで、なるほど確かに痛い。なんともイヤな感じの痛さ。でも本当に一瞬でした。これなら耐えられないほどのもんじゃない。
まもなくチューブに腹水が流れ始めて、流れてるとこ見せてもらったけど、腹水とやらは、黄色っぽい透明な液体に、軽く粘着しそうな赤い液体を混ぜた感じのものでした。二時間くらいかけて2000ccくらい抜くと言ってた。2000ccって二リットルか? ペットボトル一本分だよ。そんなに入ってるんだとしたら、そりゃフウフウヒイヒイ言うよね。重たいし。
針がどういう仕組みになってるかよくわかんないんだけど、穴をあけたところにうまくチューブが通るようになってて、チューブを通したら針のほうは抜いてしまうのだそうです。なので水を抜き始めたら、横をむいて寝たりしてよいといわれたのですが、動くとチューブが刺さってるところが軽くうずくので、なんか恐くてろくに体も動かせませんでした。でも、こんなの気の持ちようなんだと思う。盲腸の時はもっと太いドレインが入ってたけど動いてたしね。
急に腹水を抜くと血圧が下がって気分が悪くなる人もいるそうですが、何度か血圧を測ってもらったところ、わたしの場合はそういうこともなかったです。抜き始めてしばらくしたら急にお腹がすっきりして、今まで圧迫されて空腹さえ感じにくい状態だったのが、急に腹減ったぜって感じになってきたりして、こんなに楽になるなら恐れる必要はなかったかな、とも思いました。現金なもんですな。
二時間ちょっと退屈だったけど、半分居眠りしてたので別にどうってことなかったです。チューブを抜かれるときも別に痛みは感じなかった。え、もう抜けたの。いつ抜いたのって感じ。
傷口はガーゼや絆創膏できつく固定しただけ。固定も二時間後にははがしてくださいといわれた。あとはバンドエイドでも貼っとけば自然にふさがるらしい。今夜はお風呂はやめたほうがいいけどシャワーなら大丈夫。食事も普通にとっていいそうです。あら簡単なもんなのね。
でも、
「腹圧のせいで、どうしても腹水が漏れることがあるけど、たいていはすぐに止まります。長時間続くようなら病院に来てください」
えええ、液漏れするのー? わき腹からたらりと液漏れ……うひひひひ。想像するとけっこうグロかも。
そんなこんなで初腹水とったどー体験は終わりました。病院に行くときは腹がつっぱってつっぱってヒーヒー言ってたのに、帰りはなんかすっきりさんですよ。化膿止めの抗生物質(セフゾンカプセル100mg)を薬局でもらって遅めの昼食をとって家に帰りました。疲れた感じがする程度で具合はわるくないんだけど、けっこう喉がかわきます。「水は通常量とってください」といわれたんだけど、通常量ってどのくらい? がぶ飲みするとまた腹水がたまっちゃうのでよろしくないって。でも、喉が渇くよ。今日は暑いし。
なお、原因になっている病気は治療してないので、腹水はいずれまた、たまるそうです。せめて検査が終わるまではもってほしいものだと。
●利尿剤(ラシックス)
ラシックス(利尿剤)。中身は飲んじゃいました。白いラムネみたいな錠剤です。むくみの治療とか腹水の改善とかに使う薬で体の中の水分を尿として出しちゃうらしい。水分が出るということは、血液から水分が減るということなので、血流が減って血圧も下がるらしい。なので高血圧の人にも出るらしい。
が、しかし。血液の水分が減るということは、血液が濃くなってドロドロになっちゃうわけだし、尿と一緒に電解質とかが出て行っちゃうので連続して使ってると恐ろしい目にあうらしい。たとえばありがちなところでは耳が聞こえなくなるとか。もっとすごいと血栓できたり。出来る場所によっては死ぬかもだし。
けっこう危ない薬だと思うんだけど、これって昔、ダイエットしてる女の子が飲んでたなーと思ってちょこっと検索してみたら、なんと今では個人輸入までしてバカのみしてるダイエッターが腐るほどいるらしいですよ。利尿剤でやせても水飲んだら戻っちゃうだろうし、飲まないと体が危険な状態をわざと作ることになっちゃう。きっとそういう人たちは食事制限もしてるだろうし、こんなの続けてると病気になるよー。やめたほうがいいと思うよー。下剤の乱用より恐いと思うよ。
こういう薬に手を出しちゃうダイエッターの人たちって、単純にやせたいというより、すでに摂食障害とか自傷癖とかあったりして、もうどうなってもいいって捨て鉢になってるケースもあるみたいだけど、利尿剤飲んで病気になっても即死できないし、苦痛が増えるだけだと思うのよ。そりゃあなた、都合よく不治の病とかになってぽっくり死ねるんならそれでもいいやという感覚にはおおむね同意なわけだけど、無意味に苦しみながら生きながらえるのってすごくイヤだわ。
利尿剤とは近からず遠からずの話題だけど、インターネットが普及したせいで薬の個人輸入が盛んになって、タイ国製のやせ薬とかホイホイ買って飲んじゃう人が増えてるみたいなのね。みんなそういう薬は成分を見て買ってるのかしら。問題になってる薬をいくつか見ると、向精神薬が入ってるのがけっこうあるみたい。精神安定剤の類。そういうもので食欲をおさえようという意図なんだと思うけど、向精神薬ってうまくすると異常な食欲がとまるけど、逆に抑制とれてバカ食いしちゃうケースも少なくないのよ? ウソだと思うなら 2ch 行ってそういう薬飲んでる人のスレを見てくるといいわ。どこのどんな薬のスレでも太るって話してるから(笑)
文字通り「お疲れ様」でした。
腹水って体液?だったら栄養とかも流れ出してる?
腹水を検査して原因がわからないのかねぇ。
1日も早くスッキリしたいねぇ。
そうそう、栄養も出ちゃうらしいよ。何度も抜いてるとアルブミンだかなんだかが欠乏して逆に腹水がたまりやすくなるとかいう話も聞いたことがあるし。
腹水の検査でもいろいろわかるみたいだけど、場所を限定しにくいのかもね。今確実にわかってることは卵巣が悪いってことなんだけど、よそから来たものなのかどうかを調べないと治療方針がまとまらないんだってさ。今日の診察で下剤を二リットル飲むのは無理だと主張してみたんだけど、全部飲めなくても飲めるとこまで飲んで検査だけはしてくださいと、くどくどシツコク言われてしまったよ。
2リットルの液体、ビール好きな人ならそれくらい飲んでるけど、
多分美味しくもない下剤じゃあ無理だろうなぁ。
いずれにせよ、ちゃんと診断が下せる医者であることも祈っておいた方が良いんだろうね。
本当に具合が悪いので土曜日に病院に行きました。腹に水がたまっているようです。そりゃ苦しいはずだってば。たまたま行った病院にはない科で見てもらったほうがいいと言われて「どこへ行けばいいですか?」と聞いたら「たとえば医科歯科(御茶ノ水)とかー」と言われて「イヤです」って、なんかこのシチュエーションはデジャヴュ。そりゃ御茶ノ水なら乗り換えなしでいけるかもしれないけど、病気で苦しい時にラッシュ時の千代田線になんざ乗ったら死ぬって。
で、結局は区内の慈恵医大青戸病院に紹介状を書いてもらって月曜日に出かけてみたんですが、ここはここで若い衆が勝手に内視鏡手術をやって人をぶち殺したので有名な病院だったりして。えへへへ、もうどうでもいい。近ければ。近いといったってバスをふたつも乗り継がないと行けない……ひゅーどろどろ。
そんなこんなで現在検査漬けの日々です。CTとレントゲンとって、MRIもやった。血も抜かれたし、エコーもやった。診断はまだ下っていないのですが、冗談にならんような病気である可能性も否定できない状況よ(笑)念のためにとか言われて、胃カメラと大腸内視鏡検査までする予定なんだけど、腸をカラッポにするために液状の下剤を半日かけて 2リットル飲まなきゃならんと聞かされて挫折気味。大腸のほうだけキャンセルしようか真剣に迷ってるところ。元気なときなら問題ないけど、今は2リットルも水をのんだら腹が割れそう。普通に食事するだけでも腹がきついんだよ。
で、いつ何時どうなるかわからないので腹はキツイけど『ゲド戦記』を見に行ったのね。ダメっぽいのは予告見ればわかるので、もちろん定価でなんか見ないさ。レイトショー割引で半額ね。
それでその、見たんですけどね。うーん。宮崎息子、これがデビュー作で初めてでド素人なんだよね。うんうん、仕方ないね。初めてだから。……でもキツイ。二時間見てるのつらかった。パパ宮崎っぽいキャラがなんとなく動き回っているけどパパじゃないことが露骨にわかるようなものでした。というか、あんなに宮崎キャラを狙った絵にしないほうがよかったんじゃないのかと。絵の印象から期待するものとまるで違うので荒が目立ちすぎる。
もう原作の内容をほとんど覚えてないから、ストーリーがどーのっていうのは言わない(映画見てもまるで思い出せなかった)。そんなことより吾郎ちゃんには萌が足りないと思うの。宮崎キャラは極端な話、出てくるキャラ全員に萌える要素があると思う。たぶんパパ宮崎は「女の子」であれば年齢を問わず、幼女からおばあちゃんまで大好きなんだと思うし、そのことはラピュタに出てくる女海賊のおばあちゃんが萌えキャラなのを見ればわかると思う。男性キャラにしても、善玉から悪役まで、すべてにおいて魅力があった。台詞回しはもちろん、ちょっとした表情に至るまで深みがある。男性キャラもやっぱり萌える。
でも、吾郎ちゃんのはなんかダメ。本人がアニメーターじゃないから表現力が伴わないというのはあるでしょうけど、出てくるキャラクターがどいつもこいつも軽薄に見えちゃう。軽薄な役回りを軽薄に見せているんじゃなくて、その役の存在自体が薄くてあってもなくてもどうでもいい感じに見えちゃうんだよー。どのキャラも、パパ宮崎の作品に出てくるあの人とか、この人とかをコピーしてるのが露骨にわかって、しかも、コピーの仕方が劣悪。魅力ではなくイヤミばかり後に残ってしまう。
宮崎駿自身が「ゲド戦記に影響されて、この映画も作ったし、あの映画も作った。これらを作る前ならば喜んでゲドをアニメ化したけれど、今はもう作れない」と言ったそうだけど、父親が「それゆえにやりたくない」と言ったものを、息子が寄せ集めて醜悪なつぎはぎにして映画とっちゃったって感じ。
……でも、宮崎吾郎ってろくな経験もなくこれ作ったんだよねえ。そうなると、もう仕方ないっていうか、最初からわかっていたことというか、祭り上げちゃったまわりの人たちが悪いんじゃないのって感じもする。ある意味哀れ、吾郎ちゃん。次もやるなら親父の作品は無視したほうがいいと思う。
検査って治療より辛いようですね、なるべくラクに済んで、
たいしたこと無い結果が出ることをお祈りします。
ゲド、やはりねぇ。
ブレイブ ストーリーの方が面白そうだねぇ。
ゲドはほんとにダメだったよ。わたしもブレイブストーリーを見ればよかったって思った(笑)
今日はこれから腹水を抜いてもらうことになってしまった。「局所麻酔ってどういうのですか」って聞いたら「局所麻酔は局所麻酔ですよ」って医者に開き直られてしまった。「昔、盲腸の時に脊椎に打たれたようなやつはイヤです」と言い直したら「ああ、それは局所麻酔という表現にはなりませんから」だって。わかんねーよそんなこと(笑)医者ってからかうと面白いですね。とか言ってる余裕はあんまりないの。げー、これから腹に針さされて水抜かれるんだー。わーん。
たまには自分で作ったトラックバックピープルにトラバっておこうかな。
自作カレーライス
http://tbp.jp/tbp_949.html
自作のカレーについてブログを書いたらトラックバックするところです。おいしそうなカレーのレシピとかでももちろんオッケーなのですが、カレーに関するヘボい思い出とか生活感あふれる記事を激しく募集中です(笑)
で、カレーなのですが、わたくし小学四年の頃に虫垂炎をやりました。お腹が強烈に痛くて吐き気が止まらず微熱が続き、病院に行ったら「これは虫垂炎ですね。いわゆる盲腸です」と言われました。
盲腸だったらちょちょいと切ってしまえば治るんだろうと思ったら、どうやら炎症を起こしたのが昨日今日の話ではなくて、もうずいぶん長いこと腫れ上がっていたらしいのです。虫垂が破裂寸前でお腹の中に膿がたまってました。想像するとエグイです。
おかげさまで手術はうまくいき、術後もこれといって問題なく一カ月くらいで退院できたのですが、退院するときに「もうたいていのものは食べて大丈夫ですが、しばらくは刺激の強いものだけは避けてくださいね」といわれておりました。
ところで、わたしは当時からカレー好きでした。あまりにも日常的に食べているものだから、それが刺激物だということをすっかり忘れていたほどです。わたしだけではありません。まわりの大人ですら忘れていたと思います。
手術から数ヶ月たっていたある日、なんのためらいもなく夕飯がカレーで、一口食べたところで「これってもしかして刺激物?」という思いが頭をよぎったものの、大して辛いカレーでもなかったので、平気平気とたかをくくって食べてしまいました。
ところが、その夜見事に腹痛にみまわれ、町のお医者さんを夜中にたたき起こして見てもらうことになりました。触診してもらっているうちに痛みがおさまり、お医者さん曰く、
「カレー食べたの? ああそう。そのせいだね。痛みがおさまったのならもう大丈夫じゃないの?」
と、あっさり。カレーって辛くなくても刺激物なのねと再確認する出来事でした。
カレーには香辛料がたっぷり使われています。(手術の後というような特別な事情がないなら!)カレーに使われている香辛料は胃腸の働きをよくするそうで、胃腸にたまったガス、つまりオナラを出して膨満感を解消するということです。
わたくし、昔話の屁こき嫁になれそうなくらいオナラの出る体質なのです。でっかいのがボフッっと。そういうオナラの出る時の気持ちがいいのなんのって、あの快感はオナラの出る体質の人にしかわからないと思います。
ところが、今年の暑さで胃腸を悪くしたようで、最近どうもオナラが出ないのですね(便のほうはそれなりに出ているのですけど)。そこでカレーですよ。あまり刺激的な辛すぎるカレーではなくて、ほどよい辛さのカレーがいいと思いました。
用意したのはタマネギ、ナス、ピーマン、豚肉、ニンニク、ショウガ、荒挽き黒胡椒、バーモントカレー辛口。経験上、特にタマネギをたっぷりと。経験上、炒めたタマネギも膨満感に効くのです。ニンニクとショウガはすりおろして豚肉にもみ込みました。
カレーを食べてしばらくすると、お腹がごろごろ言い始めて、久しぶりのオナラが。残念ながらボフッと気持ちのいい大きなオナラではありませんが、断続的に沢山出たのでポンポコりんだったお腹がだいぶ楽になりました。カレー万歳。やはり夏はカレーです。今夜は二日目のカレーに粉吹き芋でも添えてみようかな。
※いくらか(かなり?)下ネタが入っててごめんなさいね。
カレーは霊験あらたかなのねぇ。
私も汗腺の夏化が上手く行かなくてカユカユだから、
辛めのカレーを導入すべきかな。
草刈りすればいっぱい汗が出るから良いのは判ってるけど、
とにかく蚊がすごくて外に出たくない…
で、こんなことしてるし。
http://www.webmania.jp/~2926/bun/2006/2006-07.html
ナシウリは元気に育ってるけど、まだそれとわかる所に実は見あたらない。
で、ちょっと本蔓をつまんでやろうかと触ったら、
トゲが手にぐっさりと刺さったよ。
長さは余り伸びてないし、すごく太いから、
まあそのままにして置こうかなと、トゲに負けて放任決定。
うちのナシウリはまだ巻き髭も出てこないよ。同時期にまいたヘチマも同じような感じ。土はそれなりに肥えたのを使ってるはずなんだけどなあ。ハモグリバエにやられて葉っぱが前衛芸術みたいになってる。そろそろ梅雨も明けるし、また育ち始めるかなあ。
欽ちゃんは野球をやめないことにしたらしい(22日付:読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060722it05.htm
20日だか21日だかには「みのもんたの朝ズバッ!」では電話で「やめないことにした」という意味の話をしたらしいけど、やっと正式なニュースになりました。
うーん、たぶん欽ちゃんは天然でしゃべってるんだと思うけど、それでもやっぱりこの人はスターなんだなぁと思うんです。山本は試合で出かけた先で事を起こしてるわけだし、もしも最初に山本を切って終わりになってたら、球団にも責任があるんじゃないかって逆に騒がれたかもしれない。大抵の人はこっちへ転ぶのよ。
ところが欽ちゃんは、批判より先走って自分で「やめます」って言っちゃうんだよね。発言そのものは、本当にまいあがって口から出ちゃうんだと思うけど、普通の人からはそういう発言は出ないっつーの(一個人の話じゃないから、さすがに周りの人のこととか考えるじゃん?)。この人は天性のスターなんだと思う。人の注目を上手に集めて、しかもいい方向に転ばせるの(笑)
策士じゃないのよね〜
最初頃の目に涙を溜めての会見とか見ると、
やっぱ「やめなくて良いじゃないか」って言いたくなるかも。
普通の人なら、やめると言ってやめなければ、
きっと叩かれるんだろうけど、
欽ちゃんだもんね〜
「あーよかった、選手も良かったね〜」とかなるのね。
そうそう、シナリオ通りに進んでいるのに計算でやってる感じには見えないんだよね。普通の人なら叩かれるだろうことを言ってしまって、おおむね好意的に受け取られてるところが欽ちゃんだなーって思うわ。テレビにはあんまり出なくなってるけど、やはり現役ねー。とりあえず、球団が続くみたいでよかったわ。欽ちゃんと対戦したくて社会人野球をがんばってる人もいるだろうしねー。