新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

No.366の記事

柴又タンタン麺

葛飾区金町6-5-1
 JR金町駅南口の目の前。ベルシティー(すずらん商店街の入り口付近)。

営業時間 11:00〜19:00
定休日 木曜日
駐車場なし

 名前は柴又なのに金町駅前にあるとはこれいかに。千葉なのに東京ディズニーランドと言うがごとし。そういえば千葉なのに東京ドイツ村とかいうのもあったわね。どれもこれも卑屈さを感じるのですが、いかがなものでしょう。

 あー、そんでもって柴又タンタン麺なんですが、タンタン麺のほかにも塩ラーメンとか味噌ラーメンとか普通のメニューもあるみたいなんです。でも店の名前がタンタン麺なので看板商品を頼んでみたわけですよ。

アップロードファイル 50KB
柴又タンタン麺

 なんか、かわいらしい丼に入ってきて、見た目かなりいい感じなんです。写真だとわかりにくいかもだけど、この丼、わざとゆがませてあって、てびねりっぽい味わい。中身よりも丼に一目惚れしてしまいそう。

 ところが、肝心の味となると、一瞬で恋に落ちるという感じではないのですよね。なんかひねりがある。食べて最初に思うことは「これってタンタン麺?」って感じなんです。ずばり言って単純に辛いラーメン。それがいけないというわけじゃないんだけど、タンタン麺ではないような。じゃあ、タンタン麺にどんな定義があるかっていうと、唐辛子系の辛いラーメンという以外に明確な定義があるわけじゃないんですけど、なんせ期待してるものと違う。じゃあ何か。四川風ラーメン? いや、四川はこんな味じゃないぞ。だったら韓国風なのか? それもぜんぜん違うー。って感じでなんだかよくわからないけど辛いラーメンという感じ。まあ、この店オリジナルなんでしょうけども。後から来たお客さんが、誰もタンタン麺を注文してなかったのが何かを象徴しているかもしれません(笑)

 ついでにいえば、一目惚れしそうになった丼も曲者でした。普通のラーメン丼より直径が狭くて深さがあるタイプで、麺を途中まで食べてレンゲでスープを飲もうとすると、なんだかすくいにくい。見た目はいいんだけど機能的じゃなさそう。一目惚れってさめるのも早いのね。でも、ひょっとしたらスープが飲みにくいのは意図的なのかも。かなり唐辛子入ってそうなので、なれない人が調子こいて飲み干すと、唐辛子の作用でおなかこわすかもしれないから。

アップロードファイル 38KB
各テーブルには調味料が常備されてます