トンボにもさまざま種類がございます。オスとメスとで色が違ったりもいたします。今回のトンボは何トンボなのか調べてみてください。
下に同じ種類のトンボの写真をどさどさっと貼って、答えはそのあとに書きます。
このトンボは 3メートルくらいの高さの木の上にいるのですが、こっちをちゃんと見ているらしく、カメラで狙うとくるっと方向転換して尻をむけようとするんですよ。馬鹿にしているわけではなく、つかまりそうになったら飛んで逃げられるように身構えてるんだと思いますが。
トンボの見分けは、ものすごく大ざっぱに言うと、赤とんぼっぽい、シオカラっぽい、ヤンマっぽい、イトトンボっぽい…ってな感じで、ぱっと見の形や大きさからあたりをつけて、さらに特徴を細かく見て行きます。生き物の見分けはたいていそんなですけど。
写真のやつは、あまり赤くは見えませんが、赤とんぼっぽいかな?という感じです。「えー、そんなのわからないよ!」と言われるとつらいんですが、こういうのは普段から図鑑などを眺めて見なれることが大事なんです。
赤とんぼっぽい虫で、関東の都市部に沢山いる虫だと、ナツアカネとアキアカネが代表です。もちろん他にもいるんですが、まずこのふたつあたりから調べ始めるといいでしょう。
ナツアカネもアキアカネも、若いうちは赤くないし、メスはあんまり赤くないです。オスメスの見分けは、捕まえて腹を見るとわかるんですが、写真のやつは望遠で写したもので、翅も邪魔なので厳しいですね。たぶんメスだと思うんですけど。
さらにナツアカネとアキアカネの見分けは、胸の脇にある模様で見分けます。 この写真だとすすけた感じに黒くなっちゃってわかりづらいんですが、矢印で示した黒い線が先細っているのでアキアカネだと思います。間違ってたら教えてください。
この写真は昔撮影したものですが、ナツアカネは同じ部分が先細らず、スパッと断ち切れた感じになります。
チャンスがあったら捕まえて交接器の有無なんかも激写したろと思ってたんですが、今年はしそびれました。
「トンボの見分け方」などで検索すれば、もっと詳しく解説しているページが沢山みつかるはずです。やってみてください。
というわけで、答えは「アキアカネ(のメス)」でした。
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