引っ越したので下のバナーから移動してねん。
手足の指先がしびれて、左目の下がピクピクしてるし、左腕の肘関節やら筋肉やらが変な風に痛くて、右手のがぼ傷が痒くて、イソジン液で消毒された肌が荒れて皮がむけてますが、それでも地球は回ってる。今日は外来の予約をしてたけど、かったるいので月曜にしてもらいました。
入院中に薬剤師さんが来たので
「先生には牛車腎気丸をすすめられたけど、それは虚症の人用の薬なので、のぼせが出ている状態で飲んで大丈夫でしょうか」
と聞いたら、
「一般的な効能として末端神経障害はうたわれていないけれど、芍薬甘草湯も効くといわれてますよ」
と教えてくれました。
家に帰ってから検索したら、芍薬甘草湯は、あまり証にこだわらなくても処方できる薬とあったので、とりあえず月曜に病院に言ったら医師と相談してみようと思います。漢方薬でも先生が納得して処方箋さえ書いてくれれば保険は効くのであります。もしチャンスがあったら週末に漢方薬局も回ってみて、相談できそうならしてみようとも思うんですけど。
前回にまして末端神経がビリビリです。指先だけでなく手のひらや顔面までビリビリするので、爪が弱っているとかじゃなく、あきらかに末端神経・顔面神経の障害です。抗癌剤おそるべし。どう考えても体に毒だ。
入院してる間に「遠山の金さん」がマツケンで復活いたしましたね。わたくしには将軍様とまるで見分けがつきませんでしたことよ。いざと言うときに桜が出るか、顔パスか(予の顔を見忘れたか)の違いでございます。日本の時代劇はテレ朝のマツケンとTBSのサトミでファイナルアンサー。もしかして、時代劇って文化的に終わってしまっている??
ご老公様のところじゃ風車の弥七が復活するらしいです。弥七は永久欠番だと思っていたのでショックを隠し切れません。忍びの者は照英の鬼若でいいじゃありませんか。少女九の一のアキさんもあっという間に大人になって由美かおるとセットで入浴シーンもこなすでしょうし。そんなことより、うっかり八兵衛の替えがいないことのほうが重要な問題ではないかと。
ぬぉぉ、風呂に入ったら足の指の皮がむけてきた。古くなった皮がむけてる感じで傷になったらジクジクしたりはしないんだけど、こんなにベロンとむけて大丈夫なのかって一瞬おどろいた。
ドセタキセルとカルボプラチンの、一般的に言われてる副作用に手足の皮がむけるというのはなさそう。でも、なんかしらの影響があるんじゃないかと思う。先月の投与のあとに沢山歩いたら(クリスマスに池袋でつけ麺を食べた時)、足の皮がヒリヒリして豆ができる寸前みたいな痛みが一週間も続いた。普段ならこの手の痛みは翌日には治るのに。あの時にはがれかけた皮膚の下で新しい皮膚ができて、今になって剥けて来てるのかしら。
ちょっと検索したら、ドセタキセルで手が黒く変色して皮がむけたという体験が写真つきでアップされてるページをみつけたので、同じような状態なのかなあ。わたしの場合は黒くはなってないけれど……あ、でも爪の生え際なんか、ちょっと黒くなってる。
と、とりあえず写真とっておこう。あー、しまった。写すんなら剥かなきゃよかった。あらかた剥いてきれいにしちゃったので目立たない。手の指の皮も剥けてきてるので、またお風呂に入ったらべろべろになるかも。
こういうの、医者に言っても「そんな副作用はない」とか言われるのかなー。
照英は降りるらしいよ。
由美かおるは、何処まで行くんだろうねぇ…
足の皮はもしかすると体内の水分過剰とかが関係あるかも。
私は循環の悪い水デブで、しもやけとか出来る質なんだけど、
ちょっと合わない靴とか、ソックスのしわ程度でも、
水ぶくれになったり、酷いときは爪が剥げたりするよ。
えっ、照英は忍者をやめちゃうのー。って慌ててググッたら年末にニュースにもなってたんだね。なんで今さら弥七をひっぱり出すんだろうって思っていたんだけど、照英が抜けちゃうので新キャラが必要だからなのか。
足の皮がむけるのは水分のせい……ううむ、ありうる。かなりそれっぽいよ。いわゆる浮腫みのような状態にはなってないんだけど、抗癌剤をやりはじめてから靴下のゴムがきついと痒くなるし、ちょっとかいただけで傷になってしまう。水分貯留にはそんな影響もあったのね。体重が増えてイヤーンくらいにしか思ってなかった。
今日も今日とて抗生物質の点滴をしに病院へ。午前中に30分やって、6時間後にまた30分の点滴という暇そうなスケジュールなので、午前の分が終わった時点で外出許可をとって亀有で食事。ゲーセンで遊びほうけたりして暇をつぶしました。
夕方5時ごろに午後の分を終えて、家に帰ったら急にお腹がいたくなり、トイレにかけこんだら下痢! うげっ、今度はノロか、はたまた食中毒か……と思ったんだけど、変なものは食べてないし、熱はないし、吐き気もないし……あ、そうか。もしかして抗生物質の副作用?
飲み薬はメイアクトで、調べたらこれにも下痢の副作用がよく出るらしい。点滴で打ってるやつはよくわからない。赤い蓋の何かで、名前がセファなんとか1g だったと思うので、セファメジンα点滴用キット1g とかじゃないかと思う。これにも頻度は低いけれど下痢の副作用があるみたい。じゃあ、副作用ってことで。それなら明日医師に報告すればいいや。
明日は血液検査で問題なかったらお泊まりで抗癌剤なんだけど、問題があったらすでにオーダーしてある抗癌剤が無駄になるみたいよ。
というか、体に問題がなくても、血液検査の結果がなかなか出なかったりすると、開始時間が遅れるのがネックになるのよね。生理食塩水のたぐいをバカスカ点滴して利尿剤も入るので、夜中にトイレを往復する羽目になるかも。それはいやだなあ。
薬価をちゃんと調べたことがないけれど、抗癌剤ってけっこう高いみたいなのね。無駄になっても支払いは発生しないということだったけど、病院では無駄にしたくないはずなので軽く焦ってると思うの。だから夜中までかかってもやっちゃいましょう、とか言われそうな気がするんだけど、そういう態度に出られると「やなこった」といいたくなるのが人情、いや、珍獣情なのだ、フフフフ……
明日は早く来てほしいと言ってたけど、さすがに夜明け前とかには出かけたくないので8時半くらいに到着するように行こうと思います。さて、どうなることやら、お楽しみー。
今日も暖かくなりそうで、
今は屋根や車が霜で真っ白だよ。
気をつけていってらっしゃーい。
いってきまーす。
がぼ傷は痛みもおさまってきたので普通ならこれでなんの問題もない状態です。さすがに二日連続で抗生物質の点滴なんかやると強烈に効くわねー。
というわけで、入院できそうなら更新は携帯電話から下記で。
◎ネタ袋
http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/
病院で「下痢したんだけど、抗生物質の副作用かな」って聞いたら、下痢は飲み始めた直後に出ることが多いので違うでしょうということだった。ふーむ。
でも、下痢は翌日には治ってたし、抗癌剤で悪くなることもなかったので、たまたま冷えたとか、そんな理由なんだと思います。
結局、帰ってきてしまいました。がぼ様に咬まれたところだけじゃなく、脇の下あたりのリンパも痛くなってきていたし、抗癌剤は月曜くらいからやったほうがいいんじゃないかということになりました。
じゃあもう帰っていいですねーっということにはならず、飲み薬だけじゃ足りないので、点滴で抗生物質を入れようとか言われ、午前中に30分くらいで終わる点滴をして、時間をあけて午後にも同じのをやらなきゃダメだとか言われ、しかも今日だけじゃなく明日も来てとか言われて、えーそれって抗癌剤やらないのに入院してるのと変わらないじゃーん、って感じ。
普通の人ならお泊まりして帰るんでしょうが、とにかく病院のご飯を食べるのもイヤだし、手が動かないので退屈でもテレビを見てるくらいしかできないし、夜も暖房のきいてる病院は寝苦しいし、消灯が早すぎるしーって、いろいろ不満が多いので帰ることにしました。お昼も食べたくないので止めてもらって、職員食堂の串かつ定食を食べてきた。けっこう美味しかった。
点滴の合間に皮膚科(なぜか外科じゃなかった)の外来でも診てもらったのですが、なんか皮膚科の先生って歯切れ悪いし、
「その猫には予防接種はしてるの?」
とか聞くんだけどさ、あんた犬じゃないんだから、猫の予防施主は対人間用の病気予防じゃなくて、あくまで猫のエイズとかパルボとかの予防なわけじゃん? そんなこと聞いてなんの意味があるんだよと思ったので、
「動物なので口の中に雑菌はたくさん持ってるでしょうけど、狂犬病とかはないはずです。具体的になんの菌が心配なんですか」
と聞いたら
「Q熱とかジストレラとか……」
っていうのね。最初から言えよ。
「ああ、そういうのはないです。家の猫だし、部屋がいだし、過去に何度かかまれているけどそれらしいものが発症したことはなく三日もすると腫れがひいて痛みもなくなります」
と説明したら、
「えっ、ほんとに? いつもは何も治療せずに治っちゃうの?」
って意外そうに聞き返された。「そうです」って答えたら、
「うーん、じゃあそれを信用するとして……」
って、なんだよコイツ。わたくしの言うことにどんな不信があるっつーんだよ。とあやうくブチキレそうになったけどやめといた。
その上「ドレナージ」だの「切開」だのが必要だと専門用語を多用しおって、わたしにはろくな説明もせずに看護婦さんに「○番のナントカ……いや、×番にしよう」とか指示してて、思いっきり患者の不信感と恐怖心を煽る感じ。まあ、することは予想がついたけど、予想外のことをされても困るんで、
「切開って何するんですか」
と聞いたら、
「注射針でつついて膿みを出す程度のことです」
だと。じゃあ、最初からそう言えって思った。それなら自宅でやるつもりだったんだけど(むかし獣医さんにインシュリン注射用の針とシリンジを沢山もらったのをまだ持ってる)、専門家がやってくれるんだったら自分で左手でやるより丁寧かとも思い、やってもらうことにしたんだよね。
ところがさー、なんか下手なんだよー。針刺すときに痛いのは覚悟の上なんだけど、膿みを搾り出すときにピンセットなんか使うもんだから、さきっちょの角ばったところが無意味に傷を刺激するわけー。余計に痛いっつーの。これなら自分でするんだったよ。綿棒のさきっちょを転がすようにして押したら、やっぱり痛いけどピンセットでやるみたいな無意味な刺激はないしー。オマケにだなー、きれいに包帯まいちゃってから「やっぱり培養にまわすから」とかぬかして、もういっぺん包帯ほどいて、さんざん搾り取ったあとの傷に綿棒みたいなのをギューギューおしつけて無理やり膿みをとるし。そんなのさっきしぼったのつっこんどけよボケが!!と心のなかで思いましたとさ。
青○病院って評判悪いんだけど、婦人科はそこそこまともなので「なんで?」って思ってたのねー。でも他の科にかかってわかったよ。たしかにムカつく。アホかっちゅーの。月曜にも外来に来いって言われたけど、正直あんま行きたくない。培養の結果くらいはきいてもいいけど処置は拒否するかも。自分でしたほうがいいっちゅーの、もー、ぷんすかぷん。
3時半から30分くらい午後の抗生物質を点滴して、今日は院内コンサートで先生とか薬剤師さんたちが一階のロビーで管弦楽をやるっていうから聞いてから帰りました。レベルは「聞くより参加するほうが楽しそう」な感じだったけど、退屈な入院生活にはこういう刺激はありがたいと思ったよ。
そんなこんなで家に帰ってきたんだけど、明日も点滴するので針は抜かずに留置したまま帰されたよ。右手はがぼ傷で包帯ぐるぐる巻き、左手は点滴のルート(針+短い管)をとめてあるのでネットかかってるし、負傷兵みたいな状態。おまけにこんな苦労をしてるのに、腫れは引かずに段々ひどくなってる感じ。抗生物質はちゃんと効いてると思う。でも菌をやっつけるとこまで行かなくて、ひどくなるピークを後ろにずらしてるだけのような感覚。明日も点滴して、月曜に採血をやって炎症所見と腫れのようすをみて抗癌剤をするかどうか決めるんだけど、もしかしていつもなら治ってる月曜あたりにピークが来てたりして(汗)まあ、白血球が3000くらいしかないので、抗生物質を打ってなかったらもっと腫れあがってとんでもないことになっている可能性もあるから、点滴自体は無駄ではないと思うんだけどね。
しっかし、もう入院してもネタはないよとか言ったそばから激しいネタを提供してくれるなんて、がぼ様ったらテクニシャン(涙) 婦人科病棟をうろついていると顔見知りの看護婦さんが「咬まれたんですってー」って楽しそうに言うの。普段は会話もしたことのない看護婦さんまでもが、わたしの顔を見ると"ああ、咬まれた人だ"って感じで「おだいじにー^-^」って言ってたし、ナースセンターにもネタを提供してしまったかも。あいたたたた。
自分で書いておいてなんなんだけど、ジストレラってなんだろ。Q熱は知ってるんだけどねえ。口頭だったので聞き間違いはあるかもしれないんだけど、最初イ段に聞こえたのでバルトネラ(猫ひっかき病の菌)とかではないと思うんだよ。サルモネラでもなければコクシエラ(これはQ熱)でもないしー。
猫咬症(ねここうしょう)。
猫の咬み創、犬よりたち悪いんですよ。
パスツレラ菌のことかなあ。
元医療関係者より。
あ、ごめんなさい。
正式病名は猫咬創か、猫咬傷だったかも。
健康な人でも点滴入院したりしてました。
(いい鴨になっていた感あり)
てっちゃんさん、こんにちは。
パスツレラ……うーん、違う気がするー。それならパスツールと語感が似てるから聞き間違えないと思うんですよー。
でも、なんか歯切れの悪い先生で、婦人科ですでに出てる抗生物質をカルテで確認しながら「○○を××(量)か……倍量投与でいいんじゃないのかな(足りないと言いたいらしい)。いや、△△を追加したほうが……腎機能に問題がないなら……」ってブツブツひとりで言ってるんだけど、いっこも聞き取れない(^^; そんなんだから、パスツレラその他がジストレラに聞こえた可能性もあるかもしれません。
そういえば、腎機能がって言ってたから、
「これからやる抗癌剤が腎機能に影響が出るかもしれないものなので、それはどうかと思うんですよ」とつっこみを入れたら、軽くスルーされて、これまでの血液検査の結果だけ見て、
「腎機能、肝機能に問題はないと……」
とひとりで納得してた。
そら数値的には今まで問題は出ておらんですわ(腎機能はね。肝機能は抗癌剤をやるたびに若干の異常値がでとるよ)。でも、影響を予想できる薬なので、抗生物質との組み合わせによって悪いこともあるんじゃないのって聞いたつもりなんだけど、こうもスパッと無視されると後頭部をスリッパで殴ったろかって気になるわ。心配ないなら「大丈夫ですよ」って否定してくれれば、わたしは素人なんでとりあえず信用するのにさー。
ちなみに、傷はまだ痛いけど腫れは少し引いてきたかもしれません。ゆうべまでは血管にそって赤い部分がひろがってきてたけど、今朝は赤みがとれてました。抗生物質が効いてきたみたいです。
といっても、明日は手続きと検査しかないので外泊許可をもらって帰ります。土曜の朝に病院にもどって、二泊三日で月曜に退院します。いちおう、今回が最後で、再発するまで入院はしなくてすみそうな感じ。
例によって入院中に何かあったら下記のブログにて携帯から更新しますが、寝て起きて点滴して不味い飯を食って寝るだけなので、もう大したネタはないと思われます。
◎ネタ袋
http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/
ブログに書いてない癌ネタがけっこうあるので、面白おかしくまとめたら美味しいんじゃないかと思うのですが、退院してから気が向いたらやるかも。
脱出ゲーは作りたいし、昔話のポッドキャストも復活させたいような気がするし、やることは腐るほどあるんだよねえ。まあ、髪の毛が生えそろうくらいまではダラダラしてると思うけど。
出かける前に咬まれた(泣)
↓
血染めの鍵って感じで。ゲーム用にちょびっと汚してみたけどノンフィクションだよ。がぼ様へ、責任とって広告料でかせいでください。
無事終了すると良いねぇ。
副作用を抑える漢方も、体質にあった物を出してもらえるように突っ込んでみてはどうだろうか?
医者もそれくらいの事はするべきだよね。
とりあえず帰ってきたよ。今回はちょっとピンチ。今朝でかける時に、がぼ様(ものすごーーーーく凶暴な猫)に玄関先で右手を咬まれてしまって鮮血したたるいい女になってしまったのよ。みなさん「通せんぼ」は実話をもとに作られています(マジで)。
仕方なく血だけ止めて病院に行ったんだけど、化膿して腫れ上がったりしたら抗癌剤の投与を2、3日延期するかも知れないです。痛み止めと抗生物質の錠剤をもらって飲んだので、今のところあまり痛くはないです。抗癌剤は予定通りできそうな気はするけど、こんなんで強行すると傷がいつまでも治らないんじゃなかろか。
漢方薬は入院中に選択の余地はないのかって聞いてみるよ。
ぐえ、包帯してるので米をとげない!! とがずに炊いてもいいけどお釜を洗えない。帰ってきてやるつもりだったんだもの。あいたたた、手袋を買ってくればよかった。
やばい、ヤクが切れた。いてーよ、ぐえぇぇぇ。ロキソニンって傷や筋肉痛にはてきめんに効くな。
派手にやられたのねぇ。
がぼ様の牙や爪に、毒を以て毒を制する様な効果が有ればいいのにね。
米を研ぐのは泡立て器で、洗い物の手袋代わりはポリ袋で、
不便だねぇ、お大事に。
みなさんどうもありがとう。ご飯はなんとか食べました。手はかなり痛いです。これで左腕に点滴の針をさされたら両手使えなくなりそう。箸を持つくらいはできるけど、トイレで尻をふけないー。
とりあえず病院行って抗癌剤打っても大丈夫か聞いてみます。場合によっては今日も帰ってきてしまうかも。
大した副作用もなく、あと一回で抗癌剤治療が終わるんだけれど、今頃になって爪に影響が出始めたみたいです。今のところ剥がれちゃうような強烈な影響ではないけど、色艶が悪くなって指先の作業をすると違和感がある。たとえば缶ジュースのプルタブを開ける時や、お菓子の袋を開けようとすると力が入りにくい程度なんだけど。
わたしは爪が弱くなってるせいだと思うのね。でも医師は末梢神経障害(これも抗癌剤の副作用)だと言ってる。たしかに握力が落ちてる感じもするから末梢神経も弱ってるのかもしれない。で、そういう副作用を緩和するための漢方薬があるというのよ。
そこで額にしわが寄っちゃうわたくしだよ。だってさー、どうせ病院で出る漢方薬なんてツムラとかの既製品じゃーん。既製品だから割と万人向けに調合されてるんだろうけど、たまたま「万人」から外れてたら効かないんじゃん?
ということを説明するのもめんどくさいので、額にしわ寄っちゃってる状態で、
「あのー、それなんていう薬ですかぁ?」
と聞いたら、
「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)というもので、漢方薬なので必ず効くというものではないですが、まあ、そういうのがあるってことも覚えておいてください」
だって。
いや、漢方薬で抗癌剤の副作用を緩和できる可能性があるのは知ってるんだけどー、ちゃんと証にあったものを調合してもらおうとしたら保険がきかないでしょー。と、説明するのがめんどうくさくて、結局最後まで額にしわが寄ってるわたくしだったりして。
家に帰って調べてみたら、牛車腎気丸は手足に冷えがあって体力がない人向けらすぃのよ。わたしは体力はそれなりにあるし、冷えよりのぼせが出ちゃってるタイプ。冬で気温が下がってきたから多少は冷えもあるけれど、夜なんか布団かぶってしばらくすると寝汗かいちゃうんだよー。副作用緩和のための漢方薬でのぼせの副作用が出るとか、あまり想像したくないんですけどー。
日本の医療ってまだまだだって気がする。せっかく身近なところに東洋医学という患者個人の体質を考えたきめ細やかな医学の伝統があるのに、「万人向け」に作られたものにしか保険がきかないんだものねー?
# ちなみに、漢方外来をやってる病院があるのも知ってるんだけど、そこに行くのに混雑した電車を乗り継いだりするのは避けたいんです。
薬剤師をやっているおともだちにメールして聞いたけれど、漢方自体は保険のきくものがかなり沢山あるんだけれど、保険診療で処方してもらいたかったら、やはり漢方外来のある病院に行くしかないようだ……orz しかも、そういう病院ですら「自由診療のみ」である可能性があって、その場合は保険はきかないと。うっ、ううう。