新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

最近の日記

ダチョウ王国

 東京ドイツ村の近くにダチョウ王国というところがあると聞いて、そっちも寄ってみました。看板だけは立派だったけど、県道からそれたあたりから車が一台やっと通るような細い道を通って、たどりついたのは農家の庭先みたいなところにダチョウとアルパカとヤギとニワトリとホロホロチョウとシチメンチョウが飼育されている小さな牧場でした。

 30分もあれば見てまわれてしまうようなところなんですけど、正直こっちのほうがドイツ村より面白かった。入園料(600円)を払うと、すべての動物が食べられるという麩菓子みたいな餌がついてきて、もちろんダチョウにもあげられるわけですよ。

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ダチョウ

 ダチョウってデッカイ! 大人のダチョウは頭をあげると人より背が高くなる。ピンポン玉みたいなでっかい目玉をギョロつかせて、ときおり、まぶたではなくて、半透明の瞬膜がヒュンヒュンと眼を覆うのがキモチいいやらワルイやら(笑)

 足なんか、太い二本の指に鱗みたいな刻みが入ってるし、こんなのに蹴られたらイチコロだねって感じ。そういう生き物が、人を見るとわらわらよってきて「餌あるんだろ」「最近お客少なくってさびしかったわ」「餌だよ餌。早くよこせよ」「ねえゆっくりしてってよ。餌ならそっちの自販機でも売ってるから☆」ってな感じでオネダリするわけです。可愛いやら可愛くないやら、もう大変。

 手のひらに餌をのっけて差し出したら、長い首が柵をこえてニューっとおりてきて、巨大なくちばしがバクーッと餌を持っていくのですが、たまに力加減のへたくそなやつがいて、手の上で餌の麩菓子を粉々にしてみせてくれるのが超スリル!! すげーよ、ダチョウすげー。ダチョウ最強!!! 今回はやらなかったけど、追加料金を500円はらうと、バケツ一杯のニンジンを買えるんです。あのバケツをダチョウのまえに差し出したら、どんなにものすごいことになるかと思うと悪夢を見そうな気さえする。

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禿げ上がったお尻

 狭いところにたくさんいるせいか、お互いにお尻をつつきあってしまうらしく、どのダチョウも尻が禿げ上がってる。ゴツゴツした肌がむき出しになって、体液なんかもにじみでてたりして、これがまた激しいんだ。もー、ダチョウ最強。

 ダチョウの糞もすばらしいですぞ。固形物と液体がビシャーという音とともに地面にたたきつけられます。すげーよ、ダチョウ最強。

 売店ではダチョウの肉やダチョウの卵、オーストリッチのハンドバッグなどの販売をやってます。ちなみに、ダチョウ王国は千葉のほかに茨城県にもあるそうで、潰して肉にしているのは茨城県で飼ってるやつだそうです。ダチョウ肉は(部位によって違うんだけど)100gで500円程度でした。ちょっと高い。

 ダチョウのフィレ肉と、荒れた肌に塗るダチョウの脂を買いました。ダチョウ脂は添加物を加えていない、本当に脂を精製しただけのもので、手に塗るとあっというまに吸収されてサラサラになります。これっぽっちもベトつかない。軽く皮革製品みたいな香りがするけど、かなりの優れものです。

ダチョウ王国公式サイトはこちら
http://www.dacho.co.jp/

 袖ヶ浦ファームも面白かったけど、ちゃんと商品になるダチョウを飼ってるという茨城の石岡ファームに行ってみたいなあ。

東京ドイツ村(つづき)

 (前の記事からの続き)で、そのドイツっぽい建物の中の売店なのですが、たしかにドイツっぽいグッズはあるんですけど、どれもこれも中途半端なおみやげ物ばっかりで、うーんと唸ってしまうのね。ドイツって行ったことないけど、もっとこう「どこの地方の名産です」という味が出るような品物はないのかと思うんですけど、なんとなくドイツからもってきたっぽい木製のおもちゃです、みたいなものが並んでいたりするだけでした。いっそのこと、ドイツ語の絵本とか、ドイツ語の漫画とかがあったり、ドイツのCDやビデオ、DVDなんか並んでいたら、「カントリー」っぽくはないけど、もうちょっとドイツ色が濃くなるんじゃないかと思ったりするんですけど、まあそんなものより、なんとなくドイツ風のあたりさわりのないおもちゃでも並べておいたほうが売れるのかしらね。

 食べ物系の売店にはお約束のソーセージとチーズがさびしげに並んでましたが、千葉県産でそろえられなかったらしく、ソーセージの半分は群馬県産だったし、チーズの半分は栃木県産でした。しかも種類なんて数えるほどしかない(ひとつはチョリソーだったし。それはスペイン)。ザワークラウトの瓶詰めも一種類しかなかった。あとはドイツ村のキャラがついてるクッキーとか、観光地にありがちな品ばっかり。

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ドイツパンの店
 目の前で焼いてるところが見られるドイツパンの店はちょっとよさげな感じでしたが、生地は冷凍庫らしきものから出してたので手作りなのは焼くところだけかも。でも、焼き立てを狙って買ったら味はまあまあでした。

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購入したソーセージとパン
 ソーセージはお土産用のものと、バーベキュー場ですぐに焼いて食べるものが用意されてました。

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鉄板は無料で貸してくれます
 バーベキューの材料を売店で買ったら、鉄板は無料で貸してもらえます。外からの食材の持込は禁止だそうです。バーベキューソースとかも用意されていますが、なぜかソーセージ用のマスタードは置いてないの。ソーセージにバーベキューソースは合わないと思う。っていうか、ドイツなのにバーベキューかよ(バーベキューっていうより鉄板焼きだったしさー)。まわりの人たちは焼きそばとか焼いて食ってました。あんまりドイツっぽくない。

 バーベキュー場のほかに、一皿1000〜1500円くらいの料理を出す食堂のようなものもありました。そっちは食べてないのでどんな感じかわからないのですけどね。


 園内にはドイツ民謡がガンガンに流れてました。これは想像どおり。従業員がドイツっぽいかっこをしたりしてるかと思ったけど、それはなかったです。ついでにいえば日本人従業員しかいませんでした。もちろん受け答えも普通に日本語です。

 天気のいい土曜日のお昼過ぎだから、ドイツっぽいイベントとかあるんじゃないかと想像していたのですがそれもなくて、園内にドイツ芸人がうろついていたりなんてことはまったくないのでした。ただ、イベントはいくつかあったみたいなんです。園内放送でお知らせしているのを耳を澄まして聞いてみると、「旬のタケノコほり体験」とか、「餅つき大会」とか言ってます。タケノコのどこがドイツかって問題はさておき、季節感があるのでタケノコはいいとして、餅つきってのは一体どういうことなのかと。でも、どう聞いても「餅つき」って言ってるし……今は 4月ですよね?

 そんな感じで、なんとなくドイツっぽいような感じもする場所ではあるのですが、基本は広い駐車場と芝生広場のある公園でした。入場無料券を持ってたから文句もないけど、これで入場料を取られたらキレるかも(笑)

 それでも人だけは沢山いるのね。駐車場の車を見てると、千葉県内が多いけれど、足立ナンバーや横浜、品川方面の車も多かったです。姉崎袖ヶ浦インターが近いし、アクアラインで東京湾を渡ってこられるので車の便だけは悪くないみたいです(ただし近くに駅はありません。車がないと来られないと思う)。テーマパークって内容よりも交通の便なんだなと思いました。

東京ドイツ村

 千葉にあるのになぜか東京でドイツ。昨日はおともだちの車で東京ドイツ村に行ってきました。

 実はここ、すでに二度も行こうとして行けてません。一度は去年の秋ごろに、鋸山(のこぎりやま)を見た帰りに寄ってみたら、もう閉園時間の5時をちょっぴり過ぎていて、駐車場から車が続々と出てくるところでした。おかげで入れもしないのに渋滞に巻き込まれて大変だった。

 二度目はつい最近、今月の初めにヒカリモを見に行って、帰りに寄ろうとしたら途中でなんらかの渋滞に巻き込まれて、入り口についたときは4時ちょうどでした。閉園は5時だけど、入園は4時までという決まりだそうで、入り口で門前払い。そのときの模様は「ヒカリモを見て東京ドイツ村は見られなかった」でどうぞ。

 どうしても入ってみたいかというと、どうでもいいような気もするんだけど、二度も失敗すると一度くらいは入ってみるべきなんじゃないかという気持ちになって、とうとうドイツ村メインで見に行くことに決定。無料入園券の期限が切れる前に決行することになりました。

 でも、メンバーの誰一人、東京ドイツ村がどういうところなのか知らなかったりする。たぶんドイツっぽい建物があるにちがいなくて、そこでドイツっぽいグッズを売ってることは確かだと思う。そしてドイツっぽいレストランがあって、ドイツっぽい音楽が流れていたりして、従業員がドイツっぽいかっこをして歩いていたり、微笑みながら「ヴィルコーメン! 東京ドイツ村へ用こそ」とか言ったりしちゃったり、グリム童話をイメージした広場とかあったり、ドイツっぽい芸人さんがうろついていたりするんじゃないかと想像するわけです。

 そして現実は??

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見渡す限りの芝生と駐車場
 とにかく敷地だけは広くて、どこを見てもたいてい芝生広場。あとは里山っぽい遊歩道とか。

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小さな遊園地的なもの
 ヨーロッパによくある移動遊園地みたいな小さな観覧車。ほかに小さなジェットコースターみたいなものとかも。バズーカ砲打ち場に行列ができてるのが謎だった。あれって行列してまでやってみたいアトラクションなのか?

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豚とか山羊とかのいるミニ動物園
 「カントリーファーム」というのがコンセプトだそうで、豚、山羊、チャボなどが飼育されているのですが、潰して食えるほどたくさんいません。ただの展示用。


 建物の写真をひとつも写してこなかったけど、たしかにドイツっぽい建物も立ってました。ほんとうに「ドイツっぽい」だけで、ドイツなわけじゃないです。外装がそれっ「ぽく」なってるだけの普通の建造物に売店とか食堂とかが入ってる感じ。

 他にも写真があるので次の記事に続く。

MOTHER3

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こんな大きな箱で小さなものがやって来た

 ここのところ、暇さえあれば「MOTHER 3」をやっているので脱出ゲーも解いてないし、そういえば昔話の更新もぜんぜん手をつけていないのでした。

 MOTHER の世界といえば、身近な世界でおこる出来事を題材にしているのが特徴でした。家のまわりで動物たちが暴れ始めるのでバットを持って様子を見に行く主人公。家は郊外にあるけど、すぐ近くに大きな町があって、主人公は遠くで働いているお父さんから銀行振り込みでお小遣いをもらって買い物をする。回復アイテムはハンバーガーやポテト、ポカリスエット的なものといった現実感あふれる品々。家に帰ればお母さんが大好きな○○(名前を決めるように、好きなものも決められる)を作って待っていてくれる。そんな現実感あふれる世界に愛着をもてるのが MOTHER の世界でした。

 ところがですね、今回のやつは村人たちがお金の存在すら知らないような田舎町からストーリーが始まってしまい、町外れにはファンタジーにありがちな廃墟となったお城があって、その城の王の娘なんかも出てきてしまう。正直なところ、最初のうちは「なんだこの半端なファンタジー的なものは。台詞回しが糸井さん風なものになっているとしても、これは MOTHER ではないのではないか(とかいいつつ口調がイトイ調になっている)」という感じだったのですよ。

 けれども、それは後の展開につながる重要な演出でした。素朴だった村はある出来事をきっかけに、たった三年で大都会になってしまう。これまでの MOTHER ならば、その都会的な部分に深刻にならない程度の現実感と愛着を感じていたのに、3 では村の発展を批判的な目で見るように誘導されて、しかもそれが現実感をともなってるという、なんともシテヤラレタ感じのストーリーになってます。それでいて、けっして深刻にならずに話が進んでるのもお見事というか、糸井さんの人柄が出ているというか。

 かなり面白いのですけど、音楽の雰囲気が旧作とだいぶ違う(スタッフが違うのですよね?)のが残念かな。

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MOTHER3 デラックスボックス
 フランクリンバッヂと、使い込まれたような感じのコントローラー的なゲームボーイミクロと、そのへんにちょいと置いたらそれっきり出てこないんじゃないかという感じの小さなカートリッジ。

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フランクリンバッヂ
 雷的なものをはねかえすバッヂ。こういうアイテムがゲームの中に出てくるのがおやくそくになっている。

「MOTHER3」届きました

 アマゾンから「MOTHER3」が届きました。なんかすごくデッカイ箱が届いたので何事かと思ったら、あけてみると寿司屋の湯飲み茶碗みたいなサイズの小さい箱が出てきました。ゲームボーイマイクロって小さい。ファミコンのコントローラーより小さい。この小さいものにファミコンよりすごいものが入っているなんて信じらんない。世の中変わったわ。っていうか外箱デッカイ。がぼ様が入りそう。