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サカサクラゲ用にヒーターを買った

◎サカサクラゲ
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1806
↑この記事のつづき


 サカサクラゲが 9月に入って水温が下がったら元気がなくなったのでヒーターを調達しました。 

 最初は行ける範囲のペットショップ的なところを回っては見たんですが、水槽に入れて使うタイプのヒーターすら置いてなさそうな店ばっかり。まあ、言えば店の奥から出てくるのかもしれないですが、探してるのは水槽の下に敷くタイプの小さなやつなので、説明めんどくさいので店の人には聞きませんでした。

 ってなわけで。仕方ないのでネット通販に頼りました。

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▲みどり商会 ピタリ適温プラス 丸(小)

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▲こーんなに薄い。紙をパウチしたような感じです。これならコップみたいなものの下に敷くのに丁度いいので、サカサクラゲにも、ベタ(闘魚)にもいいかもね。

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▲今はこんな感じにしてあります。このヒーターそのものには温度調節機能がないので、温度をどう調節するかが腕の見せ所。

 水温が下がるといっても真冬ほどじゃないので、下がスケスケの棚(ダイソー等で100円で買えるやつです)の上に敷いて、ヒーターと水槽の間にも何か入れて温度を調節します。

 間にいれてある「何か」は、この水槽(っていうかガラスの保存容器で、ダイソーとかローソン100とかで買えるやつです)の蓋です。

 クラゲを入れる前に、どうするとどのくらいの温度になるのか、水だけ入れて実験してみてください。温度計は買ったほうがいいです(ダイソーにあるし)。

 何度に調節すればよいって書きたいところなんですが、こんな水の少ない水槽の温度ですから、正確に計れてない可能性もあるし、はっきり何度なら大丈夫、とは言いにくいです。クラゲが元気に生きてる水槽と同じ温度になるように調節するのがコツだと思います。

 つまり、普段から水温は見てろってことですね。


 わたしはアクアリストじゃないので、やることなすこと手探りです。「元気なくなった、やばい、どうしよう」っていう、夏休みのいきもの観察日記みたいな感じでやってます。

 

今回は amazon で買いました


みどり商会 ピタリ適温プラス 丸 小

 amazon のマーケットはいきものみたいに日々変わるので、わたしが買ったのよりさらに70円近く安いです…ぬおおお。送料無料です(あ、注文する時にプライムっていうか当日お急ぎ便っていうの?あれは急いでない時は使っちゃだめですよ。ものすごい早さで到着するけど有料なので!通常配送で頼むと送料無料です)。


 うーん、amazon 意味わからんね。朝見たときよりさらに値段が下がってるし。写真が表示されたりされなかったり(笑)

珉珉のせみ餃子ってなにさ?

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▲珉珉食品(京都市山科区)のせみ餃子

 水元のライフでみつけました。値段はいくらだったかなあ。うっかりレシートを捨ててしまったんですが、100〜120円くらいだったような気がします。

 パッケージが目立つくらいで、わりと普通のチルド餃子っぽいんですが、よく見ると「せみ」って書いてあるんですよ。

 せみ?

 せみって蟬のこと?

 それともセミダブルとかセミプロみたいな、半分を意味する接頭辞の semi- ?

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 よく見るとこんなマークが。あっ、これは蟬だ!

 蟬入りだったら素敵(えっ、素敵じゃない?)だけど、社名が珉珉(みんみん)だから、ミンミンゼミの蟬なのかなあ。

 そういえば食品に虫のマークをつけている例はどのくらいあるんでしょう。蜂蜜を使う食べ物は沢山あるので、ミツバチはありそうですね。

 見た目で愛されてるチョウなんかも探したらあるかもしれないし、子供が好きなカブトムシやクワガタもありかもしれない。

 それ以外の虫となると、食品のトレードマークにするのは珍しいような気がします(あったら教えて)。

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 中身はこんなです。普通のチルド餃子だと思う。

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 タレがついてる。辣油(らーゆ)じゃなくてニンニクの香りがする液体がセット。辣油は黒いほうのタレに混ざってました。


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 焼いたらこんな感じです。



 せっかくだからブログ書こうと思って検索してみると、マツコデラックスが夜中の番組で紹介したとかで話題になってるみたい。関西だと定番商品なんですね。パッケージ目立つし、わかるような気がする。

 関東にだってチルド餃子はあるんですよ。定番でコレっていうのはなくて、いろんなメーカーから出てる。値段はピンキリかな。高いのもあれば安いのもある。珉珉のせみ餃子は初めて見ました。

今わかんないこと

 そういえば大阪に珉珉という餃子屋さんがあるはず。支店が小岩にもありますよねえ。あれとせみ餃子の珉珉食品は無関係なんですか?

#食材 長野で買ってきた茸:こむそう(ショウゲンジ)

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 これも長野県の道の駅・南アルプスむら長谷ってところで購入。300円也。これと同じ茸で、もうちょっと大きくて見た目のいいのが詰められた箱は600円でした。

 お店の人が「300円のやつはとってきてから時間がたってるのかもしれないですねえ」みたいなことをチラッと言ってましたが、まあ日帰りで夜には家に帰るし、翌日には食べちゃえばいいかって300円のにしました(笑)

 この茸、お店では「こむそう」という名前で売られていました。形が虚無僧の笠に似てるからだと思います。

 「こむそう」は正式和名ではなくて、伊那地方の呼び方らしいです。正式和名だと、たぶんハラタケ目フウセンタケ科のショウゲンジ(正源寺)/学名 Cortinarius caperatus かなあ、と思うのですが、キショウゲンジ(黄正源寺)/学名 Descolea flavoannulata という似たような別の茸もあるので、ちょっと自信ないです。

 ウィキペディアによると、正源寺という名前は長野県飯田地方の呼び名で『信陽菌譜』という江戸時代の茸図鑑にも見える、とあります。その本は国会図書館のデジタルコレクションにあるようなので以下にリンクします。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2537202/9
 ここには二種類の似た名前の茸が記録されています。

ジヤウゲンジ 本字未詳
シヤウウンジ 仝上
 二種淡美可食然名祢未詳考之有初祢寺僧初食此者而里人識之汎食之乎

(二種は淡く美味で食べられる。名称の由来はわからない。考えるに、寺の僧が初めて食べたことから里人が食べられることを知ったか)

【用語】祢←称/本字=漢字/仝=同
# 美は養にも読める異体字になっているが、別のページを見ると「淡美上品」などと同じ文字が使われているので美かなあ、と思う。淡養上品など別の読み方ができるという方はコメントを残して行ってくださると嬉しいです。


 江戸時代には、すでにどんな字を書くのかわからなくなっていて、寺の名前で呼ばれる理由も「たぶん僧侶が食べたのが最初だからじゃないの?」くらいのもので、はっきり分からないようです。

 同じ本の別の写本がこちらのサイトにもありました。
http://tititake.sakura.ne.jp/gen2/kinpu_html/kinpu132.htm
TOP: http://tititake.sakura.ne.jp/



 食べ方は、すき焼きみたいにしたり、塩ゆでにして保存したり、いろいろだそうです。豚肉と一緒に麺つゆで味付けして煮てみました。
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 完成直後は強い茸の香りがして、なかなか美味しかったです。この香りをなんと表現すればいいでしょう。椎茸なんかとは違う山の茸の香りなんです。茸の入った山菜蕎麦の香りが似てるかもしれません。



 なおスッポンタケ目スッポンタケ科のキヌガサタケのことを「こむそう」と呼んでる地方もあるみたいですが、今回買ってきたショウゲンジとは全然別の茸です。

タグ:食材 買い物カゴでキノコ狩り 長野

#食材 長野で買ってきた茸:クロカワ

 21日に長野方面へ行って、道の駅・南アルプスむら長谷ってところで茸を買いました。よしっ、この勢いなら貼れる。四の五の言わずに写真貼るぞ、おらー。!

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▲お店では「クロカワ」という名前で売られていました。この量で1200円…うわ、高級品。表が黒く裏が白い、立派な茸です。

 この手のものは地方名で呼ばれてることがあるので悩ましいのですが、たぶん正式和名のクロカワという茸で、科目:イボタケ科/学名:Boletopsis leucomelas というやつです。

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▲単純に茹でました

 お店の人がいうには、茹でて大根おろしで食べたら美味しいっていうんですけど、大根の買い置きがなかったので万能ネギを散らして、レモン醤油で食べてみました。

 大きくて肉厚なので、なかなかいい食感でしたが、香りはなく、かすかな苦味が味のアクセントでした。

 天ぷらも美味しかったです。うま味は天ぷらのほうが感じられるかもしれないです。


 学名で検索すると、スペインにも同じ茸が生えてるそうで、スペイン語では Políporo blanco y negro(白黒ポリポロ茸とでも訳せばいいでしょうか)と呼ばれており、カタロニア語(スペイン国内の地方言語)では Mariner と呼ばれてる、らしいです。
http://www.rednaturaleza.com/setas/directorio/ref/polyporus-boletopsis-leucomelas


 
 道の駅で茸といえば、滋賀県の道の駅で毒キノコ事件があったそうですね(ヒラタケとツキヨタケを間違えたとか)。

 キノコは難しいですよ。見分けるのにすごく経験がいると思うんです。成長の具合で雰囲気がかなり変わりそうなので、写真なんか見て色や形を覚えるだけじゃ不完全で、経験者に同行して現場で経験を積む必要がありそう。生える場所とか、季節とか、いろんなことを総合して判断しないと、誤食で死ぬこともありますから。

 それだけに野性の茸は面白いような気もします。職人の技が親から子へ、子から孫へと受け継がれるみたいに、キノコ狩りの名人技も人づてに伝えられるものっぽいじゃないですか。

 ただでさえ過疎が進んでいる田舎で、子育てする人も減り、住んでいるのはお年よりばっかり。そんな現状で、いつまで野性の茸が食べられるのかなって、ちょっと思いました。


◎珍獣様の博物誌:買い物カゴでキノコ狩り
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/kinoko/00_index.htm
 こんなページを昔作ってたことがあります。わたしは自分ではキノコ狩りはしないので、お店で買えるものについてメモしてたんですよねえ。文中に「写真」って書いてあったら、そこクリックすると写真見られます。

 調べ方もテキトーなのでビミョーなページですが「買い物カゴで」っていうのが効いてるのか、一度だけどっかの雑誌だかラジオだかで紹介したいと言われたことがあります。完全に放置してあるページなので、ここはイヤだって断りましたけど。

 長くやってるので、そんなことけっこうあって、わたしが作ったサイトの一部が雑誌で紹介されたり、ケーブル系のテレビで紹介されたり、地方のFMラジオ局で紹介されたり。今と違ってそんなんで紹介されたくらいじゃ、まるっきり人来ませんでしたね、ケラケラ。

タグ:食材 買い物カゴでキノコ狩り 長野

サカサクラゲ

 何度かツイートはしたのですが、サカサクラゲを飼っています。5月の中ごろに、近所のスーパーの文房具売り場でみつけました。

 値段は1000円でした。別売の餌も(クラゲが一生かかっても食べ切らないような量を)数百円で買いました。

 海の生き物なので水槽には海水を入れなきゃいけないんです。といっても近くに海はないので、人工海水ってのを入れます。

 クラゲのいた店には、交換用の人工海水も売られてましたが、それが一回交換したら終わっちゃうような量で数百円するんですよ。マジメに飼うつもりなら有りえない金額なので、後日別の店で、海水魚の飼育に使う、粉状の人工海水の素を買ってきました。

 下の動画は、はじめての水換えのあとの様子です。ひらひら泳ぎ回っちゃうので大丈夫かなあってツイートしたら「サカサクラゲも泳ぎますよ」って返信くれた方がいました。

 人工海水がやや濃過ぎる(許容範囲内ではあると思うのですが)可能性もあるので、すこーし心持ちすこーし薄くなるように調節したら、泳がなくなりました。やっぱり濃かったのかも。死ぬまえに気づいてよかったです(おいおい)。

 でも、元気なサカサクラゲは時々泳いでますね。水流のない小瓶の中なのに、気がつくと移動してたりしますから。


 その後、なんらかのストレス(水換えか、餌のやりすぎか?)などで、少し縮んでしまうことはありましたが、なんとか乗り切って8月中はすごく元気でした。

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▲7月中頃の写真。丸いガラス越しなのでピントが甘いですが、ヒラヒラがよく育っていて元気そうです。このヒラヒラで餌を吸収したりするそうです。

 ところが、8月の終わりに突然涼しくなりましたよね。あの頃からおかしいんですよ。笠の動きがとまってしまい、急速に縮んできました。一番縮んだ時の写真をとったらよかったんですが、やや動揺してたので写しそびれました。

 水はいつものとおりにきちんと計って交換しているし、餌もほどほどに与えてます。となると、問題は、水温か、光の量か?

 なんでもサカサクラゲは体の中に葉緑体みたいなやつを持っていて光合成するらしいんです。だから暗いところでは長く生かすのは難しいそうです。でも、薄いカーテン越しの光はずっと浴びてますし、餌も与えているので突然元気がなくなるのはおかしい。

 ってことは水温? だとしたら難題です。なんせうちには水槽用のヒーターがないですから。
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 仕方ないので緊急措置としてデスクランプをこんな感じに設置してみたところ、笠の拍動がはじまり、元気がでてきたように見えます。やっぱり水温のせいだったかもしれません(これだと光も与えてるので切り分けが難しいところですが)。

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▲現在の状態です。だいぶ縮んでしまいました。

 水温が下がると死ぬとはきいてましたが、まさか8月の終わりにヒーターが必要になるとは思ってなかったので、完全に油断してました。

 デスクランプだといらんところで放熱するなど電力のロスが大き過ぎるので、近いうちに水槽の下に敷く小さなヒーターを買おうと思っています。

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▲サカサクラゲの飼育に使っているもの

 右の大きな袋が人工海水のもと。カルキ抜きも混ざっているので水道水にとかして使えます。これが、普通のペットショップには以外とないんですよ。ペットショップにいる魚はだいたい淡水魚なので。エンゼルフィッシュみたいな海の魚を売ってるお店に行くとあります(わたしは三郷市のピアラシティ内にあるスーパービバホームで買いました。ここには海水魚を扱ってる店があるので)。

 そのとなりの小さな袋がクラゲの餌です。オキアミを乾燥させたのを粉にしたものらしいです。人工海水にといて、スポイトで与えます。わたしが買った餌にはスポイトもついてました。スポイトは食べ残しの餌をすいとるのにも使うので、使い勝手のよいものを買ってもいいと思います。

 手前で横たわってる超巨大温度計みたいな形ものは比重計です。海水にぼちゃっと入れると釣りの浮きみたいな状態で、なかば沈みつつ立って浮きます。メモリがついていて、どこまで沈むかで水の塩分濃度がわかるというわけ(沈んだら薄くて、浮いたら濃い)。

 で、このでっかい比重計をぼちゃっとつっこむほど水槽が大きくないので、奥に筒状の容器があると思うのですが、その中で海水を作って比重を計ってます。ちなみにこの筒はドレッシングを作るための容器です。

 筒の左手前にある瓶は、サカサクラゲを入れる水槽として使ってます。ダイソーなどで売ってるガラスの容器です。

 その容器の内側にペタッとはりつけてあるのが水温計で、これもダイソーにありました。水の量が少ないので水温計が半分くらい自ら出てしまい、正しく水温を計ってるかどうかあやしいです(部屋の温度を拾っているかも)。ただ、前日とくらべてどうかっていう目安にはなります。

 これで夏はのりきれました。冬も頑張るつもりならヒーターが必要です。



 いちおう、通販サイトへのリンクも貼っておきます(リンク先は楽天市場内のショップです)。

コトブキ マリンアートHG 10リットル用コトブキ マリンアートHG 10リットル用【水槽/熱帯魚/...
▲人工海水の素 わたしが買ったのはこれ。


クラゲ専用の粉末エサ!クラゲのエサ 15g 関東当日便
▲クラゲのエサ これもわたしが買ったのと同じもの。



爬虫類、両生類、小動物の保温器具【送料がお安くなりました!】【みどり商会】ピタリ適温プラ...
▲小さな水槽の下に敷いて使うヒーターです。これが良さそうだなって検討しているところ。 #買いました。レビューこっち> http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1810

 もちろんここから買ってもらえれば、わたしも嬉しいし、お店も喜ぶとは思うんですが、まあそれはそれとして、世の中にはこういう商品があるんだってことがお知らせ出来ればそれでいいと思ってます。だって、初めて足をつっこむ世界では、何がどう購入可能で、何は手づくりしなきゃいけないのか、さっぱりわかんないですからね。

 わたしもなんでもかんでも楽天で調達してるわけじゃなくて、近所の実店舗見たりして、値段とのかねあいとかで考えるんです。やっぱ通販って思うこともあれば、お店の人が偉いので実店舗ってこともあります。実際見たら同等の品で別のメーカーのやつが使い良さそうってこともありますし。