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フダンソウ

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 またまた珍食系です。菜っ葉のようなものですが、茎が赤やら黄色やらで美しいんです。フダンソウという名前がついていました。

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 食べ方は炒め物でもサラダでもなんでもよいとのことなので、とりあえず大胆にちぎってサラダにしました。

 なんでしょうね、この食感は。何かに似てるなあ、ホウレンソウとか、アカザとか……なんてこと言いながら調べたら、思いっきりアカザ科の植物でした(ホウレンソウもアカザ科)。根っこを食べるビートという植物の変種らしいです。

 ホウレンソウより少し分厚くて食べごたえがありますが、癖はなくて美味しいです。

 フダンソウは年中とれるから不断草だそうです。スイスチャードと呼ばれているものと同じ植物だとか。

 ウィキペディアに地方名がいくつかありました。

沖縄県では「ンスナバー」と呼ばれ、「スーネー」または「ウサチ」という和え物や「ンブシー」という味噌煮に仕立てる。沖縄では冬野菜として利用される。

他にも様々な地域名があり、岡山県ではアマナ、長野県ではトキシラズやキシャナ、兵庫県ではシロナ、京都府ではタウヂサ、大阪府ではウマイナ、島根県ではオホバコヂサと呼ばれる。

 島根県のオホバコヂサが面白いですね。オオバコ(車前草)+チシャ(萵苣)ですかねえ。

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ひろこ様のところから来たニッケイ

 別の記事にチラッと書きましたが、お庭で育てているというニッケイを戴きました。なんでも漢方薬局でもらってきた苗で、種類はニホンニッケイだろうってことです。

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 茎、葉っぱ(これはごく一部でもっとドッサリ入ってた!)、根っこです。どの部分もいい香りがします。

 普通、香辛料として使うのは茎の皮と、根の皮だそうですが、葉も煮出してお茶にして飲んだりできるそうです。

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 樹皮をはぐのに木づちで叩くと聞いたので、金槌で(だって木づちなんか持ってないし)叩いてみたんですが、粉砕するだけではげませんでした(笑)

 仕方ないのでナイフで削り取って使うことにしました。これがホントにいい香りで、砂糖を入れずに煎じても甘みがあります。もう、他に何もいれなくても美味しい!(シナモンスティックも、韓国食材のゲピも、みんな砂糖を入れなくても煮出すと甘いです)

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 こっちは根っこ。根っこもすごく香りがいいです。うちには今、韓国産やらスリランカ産やらがあって、煎じくらべて楽しんでいるので、まだ根っこには手をつけていませんが、根っこもうまいらしいので楽しみです。



 シナモン、肉桂、桂皮…など、香辛料や生薬としては全部一緒にされてるんですが、原料になる植物は数種類あるらしいです。

 カプチーノをかき混ぜるのに使うシナモンスティックや、お菓子や料理に使うシナモンパウダーは、セイロンシナモン Cinnamomum verum という、スリランカに生えてる木から作るそうです。

 日本で生薬として使われている肉桂は、ベトナム産が上品だって、これは漢方薬局をやってる kususi さんに教えてもらいました。ベトナムで栽培されたセイロンシナモンなのか、ベトナム固有種(たとえば Cinnamomum loureiroi とか)なのかはちょっとわからないです。

 ひろこ様のところから来たのがニホンニッケイだとすると、小太郎漢方製薬の公式サイトにこんな記事をみつけました。
http://www.kotaro.co.jp/kampo/syouyaku/syouyaku_keihi.html

日本桂皮

日本桂皮は和歌山、高知、鹿児島などで栽培されていたニッケイの根の皮であるが、この植物は分類学上確定されておらず、一応東南アジア原産の Cinnamomum sieboldii となっているが、C. loureiriiとされていた時代もあり、最近は C. okinawaense だとする説もある。
日本桂皮は品質が落ちるといわれるが、品質評価の基準も明確でないため、悪いという根拠もない。江戸時代から昭和なかごろまでの日本で、主としてこれを使って来た実績は無視することができない。桂皮の代用生薬としての地位もあるが、ニッケイは樹形もよく、木材としても優秀らしいので、園芸、林業の一つの方向として検討されるべきものとも考えられる。また、根でなく幹の皮が使えるような新しい品種を作り出す出発点としても有望である。

 ってなことで、どうも正体がよくわかってないらしいです。とりあえずシナニッケイとは違うものらしい。*1

 韓国食材で使われてる桂皮もいまいち原料植物がよくわからないんですが、値段からしてセイロンニッケイとは思いにくいので、シナニッケイ(トンキンニッケイ) Cinnamomum cassia なのかなあ、という感じ。

 それぞれ香りが少しずつ違うんですよ。韓国食材は甘い香りが強いし、シナモンスティックはクスノキ臭が強めで香りの甘さは軽め。ひろこ様のところから来たやつは、その中間で、どちらかっていうと韓国食材の桂皮に似てる感じ。

 スリランカ産のシナモンスティックは樹皮の外側とコルク層を取り除いて作るそうですから、香りの違いが植物そのものからくるものなのか、部位の違いなのかはよくわかりませんが、とにかくぜんぜん違うので面白いです。並べて比べてみるまでこんな違うと思ってなかったです。

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▲スリランカ産のシナモンスティック。セイロンシナモンの樹皮から、外皮とコルク層をとりのぞいたものを丸めて作るらしいです。たしかに表面がツルッとしてるので外皮はついてない。薄いのでコルク層もついてなさそう。参考 S&B公式サイト>http://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/detail.php?SPCCODE=00026

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▲韓国食材店で買った桂皮。とにかく分厚くて外皮もちゃんとついてる。

関連記事

◎今日は韓国でスジョンガを飲んじゃうんだもんね
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?page=1

関連商品

画像のリンク先は楽天市場です

▲韓国食材のゲピ(桂皮)


▲スリランカ産のシナモンスティック

*1:ちなみに、小太郎のこの記事であがっている学名の Cinnamomum loureirii は、かつてよくそのように綴られていたけれど、この学名は植物学者の Loureiro に由来しているので Loureiroi と綴るのが正しいって英語のウィキペディアに書いてありました。

タグ:食材

コメント一覧

xie boy (12/19 03:54) 編集・削除

鹿児島のスーパーでは、「ニッケ飴」は普通に売つてますが、他ではどうなんでせうか。ほかに「ケセン団子」といふお菓子もあります。ケセンとは肉桂の木の事(鹿児島方言?)子供のころ、父に言はれて、これがケセンの木だ、といふ庭木の根を堀つて齧つてみたことがあります。また、鹿児島県伊佐市の「曽木の滝洞窟きのこ園」といふところで、肉桂が束にして売つてゐたとの情報を(ウチのお手伝ひさんから)聞いたことがあります。リンクに書いてあるやうに、鹿児島で栽培してたのかもですね。gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/19 06:38) 編集・削除

料理に甘みが足りないことを「琉球(砂糖の産地)が遠い」と言う地方があるそうですが、肉桂の話を聞いていると、まさに関東は肉桂の産地から遠いんだなっていう気分になります。

東京だとニッキ飴は探せば見つかるかもしれない、という感じです。おせんべいほど定番商品ではないと思います。

こっちじゃ肉桂を束にして売るなんてありえないし、ケセン団子も初めて聞きました。検索してびっくり、おおお、あんこが肉桂の葉にくるまれている!!!さすが産地、葉っぱは乾かしてしまわずにこうやって使う方法もあるのか!

日本って広いですねえ。西や南のほうの人たちも、関東へ来ると珍しいもの売ってるぞって思うのかな。

gabotyan 朝から腹ぺこさ

xie boy (12/19 07:52) 編集・削除

「干し芋」は、意外や、鹿児島では余り見掛けません。たぶん、(サツマイモの一大産地である)関東起源だから?かもしれません。

薩摩藩が奄美大島と琉球の砂糖を独占してゐた名残なのか、わが県の味付けは、かなり甘く、まず醤油やそばつゆが江戸つ子には堪え難い程甘く、スキヤキ鍋には白砂糖をどば〜と入れるのが当たり前になつてます。そんな鹿児島県人が、「甘過ぎる」と表現するときの言ひ回しは、「サトヤ(=砂糖屋)がハントケた(=転んだ)」やうな甘さ、です。顔が怖いよ、gabotyan

たっぷ (12/19 10:59) 編集・削除

>東京だとニッキ飴は探せば見つかるかもしれない、という感じです。おせんべいほど定番商品ではないと思います。
>
ニッキ飴は、最近では余り見かけないかもしれませんが,子供の頃(40年とか前だよん^^;)は、定番の飴としてありました。ハッカ飴とニッキ飴は、並んで売ってましたよ。家の周りだけ?
@東京 江戸川区
腹ぺこ gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/19 14:16) 編集・削除

> 干し芋
へーへーへー!!!
干し芋は九州方面にはあまりないんですか。
そういえばほとんど茨城県で作られてるんですよね。

> 子供の頃(40年とか前だよん^^;)は、定番の飴としてありました。ハッカ飴とニッキ飴は、並んで売ってましたよ。

そりゃ40年前と比べたら今とはまるで違いますよねえ。
群馬でも昔はハッカ飴とニッキ飴は普通にあったかもしれないです。
今は和風の食べ物がスーパーであんまりイケてない感じじゃないですか。

柴又の飴屋には今でもニッキ飴がありますね。


gabotyanはあれで可愛いつもりなんですよ

ひろこ (12/19 16:25) 編集・削除

束にして売ってた肉桂は細い根っこだと思います。
こっちの方にもありましたよ。(4-50年くらい前)
里山で探せば木もありましたが、
産地だったからかも知れませんね。

そのほかに駄菓子屋には肉桂味の紙があって、
肉桂水ほど刺激が強くなくて好きでした。

ニッキアメは今もスーパーに有りますし、
ダイソーでも見かけるからニーズがあるんでしょうね。

そう言えば肉桂つながりで、
東京にシナボンが帰ってきたと聞いたんだけど、
あれも強力でしたね~

肉桂好きとしては、けせん団子も気になる。
春駒を肉桂の葉で包んだ感じですか?

gabotyan パワーアップ!

珍獣ららむ〜 (12/19 20:00) 編集・削除

ニッキ紙は見たことないなあ。
そもそも群馬には駄菓子屋が少なかったので、あっても目にするチャンスがなかったのかもしれないけれど。


シナボン、懐かしい。
ショッピングモールにあれが入っていると、そのフロア全体が肉桂の香りに包まれるくらいの強烈さだった(笑)
あんなに流行ってたのにぱーっとなくなって、
一年くらい前に六本木にまた出来たんですよ。
ついでのまったくない場所なのでまだ行った事ないんですよ。
10月に羽田にもできたらしいんですが、そこは最初から期間限定だと言ってるから、そのうちなくなっちゃうんじゃないですかね。
またお台場あたりにできないかなあ。
ものすごく甘いからしょっちゅう食べたいわけじゃないけれど、年に一度くらい懐かしくなります。

gabotyanは、パワーアップしすぎ。なんで中間がないんだろう。死にそうか、元気120%のどっちかなんだよもう。

珍獣ららむ〜 (12/19 20:11) 編集・削除

あ、そうそう、根っこも煎じてみましたよ。
時間をかけるのが面倒になって、煎じるといってもシャトルシェフで保温調理なんですが(笑)
表皮だけ削り取ってとかじゃなく、ぱちんぱちんハサミで切って使ったら、少し薬っぽい深い香りがして、これはこれで美味しいし、何かに効きそうな気分になりました。
肉桂、いいですね。
香りづけどころか、煮出したのをそのまま飲んじゃってますわ。

腹ばいになって書いてたら、gabotyanが背中にのったまま降りなくなった。

ひろこ (12/20 18:21) 編集・削除

肉桂の細い根っこはそのまま囓るのが一番のおすすめかも知れない。

わたしも葉っぱはわしゃっと握って傷つけて、
ショウガスライスと蜂蜜なんかと保温水筒に入れて、
熱いお湯を入れてちびちび飲んでる。

柑橘系の酸味が入っても美味しい。

gabotyanあんか、暖かいけど重いね。

珍獣ららむ〜 (12/21 09:16) 編集・削除

根っこかじってみた。
こ、これは面白い。かじると香りが出てくる。
香りのついた楊枝をかじってるみたい。
初めてかじるのに、なぜだか懐かしスイッチが入るね。

葉っぱも煮出して飲んでるよー。
たしかに柑橘の香りとあいそう。
ニッキすごいや。もっと見直されてもよさそう。


夜中の地震は何事もなかったけれど、朝おきたら gabotyan に棚のものをひっかき出されて大地震みたいなことになってたよ。

黄色いニンジン

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 珍食ネタは連続するものです。これも先日書いた八潮駅前の食の駅で買ったものです。この三本セットで170円でした。

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 群馬県安中市産だそうです。食の駅というのがもともと群馬も会社なので群馬県産の野菜が沢山あります。

 人参としか書かれていないので品種はわかりません。赤いのも黄色いのも、かなりゴツゴツしています。

 試しに生でかじってみると、どっちも甘みが強くて美味しい。半分くらい生で食べました。 

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 残りは煮てみました。煮るとよりいっそう黄色く感じます。黙って出されたらサツマイモだと思うかもしれません。でも食べるとニンジン。煮ても美味しかったです。美味しい出汁で薄味に仕上げるのがいいですね。

タグ:食材

オカノリってなんだろう

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 昨日こんな野菜を買いました。小さいフキみたいな、ユキノシタみたいな葉っぱです。

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 名前はオカノリだそうです。陸海苔なのか、それとも陸糊なのか。群馬県伊勢崎市産だと書いてあります。コッソリ群馬に行ってきたわけじゃなくて、八潮駅前に11月19日にできたばかりの食の駅ファームドゥって店で買いました。

 帰宅後に検索してみると、オカノリはアオイ科のフユアオイ Malva verticillata という植物の別名だそうです。ゼニアオイとかウスベニアオイとかの同科・同属の仲間ですね。ってことは「陸海苔」かな。かねがねゼニアオイの葉っぱは海苔っぽい香りがすると思っていたのですよねえ。

 食べ方は、店に「おひたしで」って書いてあったと思うので、とりあえず茹でてみました。水にとって絞ろうとしたら、モロヘイヤみたいな粘った液が出てきたので、なるほどネバネバ系かと納得。

 アオイ科には粘るものがけっこうありますね。オクラもアオイ科トロロアオイ属で、属は違いますが仲間です。ちなみにトロロアオイってのは和紙をすく時に水に入れるネバネバの元だったはず。

 閑話休題、オカノリです。粘っているのでモロヘイヤみたいに包丁で叩いてみました(ちなみにモロヘイヤはぜんぜん仲間じゃないですよ!)。

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 しかし、叩いちゃうとなんだわかんなくなってしまうのでした。茹でたせいか香りも特別なくて、触感はまさにモロヘイヤ(だから仲間じゃないったら)。なかなか美味しいです。
 
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 粘ってるところも頑張って写してみました。


 検索情報によると、茹でずに炙ると本当に海苔っぽくなるらしいです。しまった、1枚くらい残しておけばよかったのに全部茹でちゃいましたよ。



 楽天を探したらオカノリのタネならあったんですが、春〜秋にまくものらしくて、今だと季節外れですねー。

タグ:食材

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たっぷ (12/15 12:52) 編集・削除

おかのりは、炙って暖かいご飯と食べるとまさに「焼き海苔」みたいだと噂に聞いた事があります。実際はどうでしょう?

腹減り gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/15 18:36) 編集・削除

つぎに行った時にまだあったら、今度は炙ってみます。
そういえば値段を書きわすれましたが1枚目の写真の量で100円でした。

gabotyan は寝てるか食べてるかのどっちかだぜ。

カッテージチーズの作り方

 カッテージチーズは買うと高いけれど、牛乳から自分で作れば簡単だし安いです。沸騰させるので開封してから時間がたってしまった牛乳でも大丈夫。

 以前ともだちに「沸騰させてからお酢かレモン汁を入れたら勝手に分離するから水を切ればいい」って教えたら「自分がやると絶対そうはならない」と強く否定されたので写真つきで解説してみます。

牛乳 500ml を加熱する

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 今回は特濃4.6牛乳を500ml使いました。特別濃くなくてもちゃんと固まるし、500mlもなくたって大丈夫。とにかく鍋で牛乳を沸騰させる。

酢またはレモン汁を大さじ1〜2杯入れる

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 牛乳が沸騰したら、もたもたしてると吹きこぼれるので火を弱めて、それから酢かレモン汁を入れます。写真はリンゴ酢になってますが、それはわたしが普段使っているからであって、普通の酢でもいいし、レモン汁でもいいです。

 量はいつも適当ですが、今回は大さじ2杯ほど入れました。

煮立たせると分離する

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 再度火を強めて沸騰させると写真のように分離します。こうならなかったら、スプーンで軽く混ぜるとひゅーっと分離することもあるし、ダメかなあと思ったらもう1杯くらい酢かレモン汁を入れてもいいかもしれません。

 このくらいの酢ならば酸っぱくなるということはないです。一瞬お酢の香りがしますがわりとすぐ飛んでしまいます。

水をきる

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 ざるに晒し木綿の布巾を敷いて分離した牛乳を漉します。布巾の上に残るのがカッテージチーズで、流れてしまう液体は乳清(ホエー)です。

 乳清はシチューを作るのに牛乳の代わりにいれたり、ナンやチャパティを焼くのに使ったりできます。肌にいいはずなのでお風呂に入れてもOKです。面倒くさいなら捨ててもかまいません。

 カッテージチーズは布巾につつみ、茶巾しぼりのようにして水分をしぼります。布につつんだまま、上にお皿をのっけて放っておいてもOKです。

 この段階で重さを量ってみたら、だいたい90gくらいありました。牛乳の質にもよるでしょうが、500mlの牛乳で、約90gくらいのカッテージチーズができるようです。

インドではチェーナー、ロシアではトゥボローク

 インド料理でパニール पनीर と呼ばれてるものは、この方法で作ったカッテージチーズ(チェーナー छेना)を、ものすごーくしっかり水を切ったものらしいです。

 ロシア語ではこのカッテージチーズをトゥヴォローク Творог と言うそうです。

 英語のカッテージチーズは、今まで深く考えてこなかったのですが綴りは cottage cheese なので、山小屋のチーズとか、田舎のチーズとか、そんな意味みたいですね。

 ドイツ語だとヒュッテンケーゼ Hüttenkäse だそうです。意味は英語と同じ。Hütte = ヒュッテ = 山小屋。

で、ツイートもしたけどロシア風のチーズボールを作った

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 カッテージチーズに、室温で柔らかくした少量のバターと、塩・胡椒、すり下ろしたニンニク、パセリのみじん切りを加えて、よく混ぜたのを手で丸めただけですが、以下の本を参考にしました。

画像のリンク先は楽天ブックスです。

タグ:食材

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シバケン (12/08 05:54) 編集・削除

Творог毎日食べてます。
僕は普段「トゥヴォーラク」と発音しています。ずっとアクセントを間違えていたのかと思いきや、調べてみると「トゥヴァローク」、「トゥヴォーラク」どちらもあるようです。ウィキペディアには公式には前者が推奨されると書かれていました。
それはともかく、творогとカッテージチーズが同じということに初めて気付きました(笑)

gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/08 11:13) 編集・削除

シバケンくんすばらしい!!
そうなんですよ、アクセント、というかウダレーミエ(力点だっけ?)はどこにあるのみたいなことを考えてたんです。
わたしが読んだロシア料理の本には「トゥヴォローク」と書いてあるんですが、
もし「ヴォ」に力点があるなら「トゥヴォーラク」になりそうだし、
「ロ」にあるなら「トゥヴァローク」ですよねー。
力点の位置はどっちもアリなんですね。
そんでもってわたしが読んだ本はカタカナ表記が微妙と(笑)

そういえば、ロシア語だと熟成させて作る普通のチーズと酸で分離させただけの凝乳(カッテージチーズ)は別の単語なんですか?
google翻訳にかけるとチーズはсыр(スィル?)と出ますよね。
ぜんぜん別のものという発想なんですかね?!

ちなみに
gabotyan は若いころチーズに見向きもしなかったのに、ある日突然目覚めてチーズチーズ言い始めた変な猫です。