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ヒメジョオンじゃないみたい

 謎の綴化植物を15日にまた見に行きました。花が開いたら正体がもっとわかりそうだと思うのですが、残念ながら開いてる様子はありません。

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▲そそり立つ様子を下から撮影。凛々しい!

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▲まだ花は咲いて……なさそうに見えるんですが、もしかしたらこの状態で開花だったりするかも?

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▲茎をアップで。ゴワゴワした毛が生えてるんです。毛というよりトゲに近い固さで赤茶色というか、赤紫というか、とにかく赤っぽいです。これはヒメジョオンやハルシオンじゃないですねえ。

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▲根っこ近くはこんな感じです。どれが根出葉かわかりません。こんな感じの植物をあちこちで見るような気がするんだけど、なんて名前だったかなあ。

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▲これは葉っぱのアップ。葉の先がとがってます。



 一体全体なんなんでしょうか。未だにコレというものを見つけられずにいるんですが、キク科だという思いこみがいけないのかなあ。

タグ:植物 野草

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ひろこ (04/19 21:21) 編集・削除

茎と葉っぱの感じは、コウゾリナに近いかも。

珍獣ららむ~ (04/23 11:58) 編集・削除

あっ、見落としてたよ。ありがとう。
コウゾリナ!
そういわれてみればそんな気がしてきたよ。
また日がたったから見に行こうと思うんだけど、
明日……は、また雨の予報かっ!!
今日行くかー。

ああ、もう、晴れ間がちっとも続かない。
実は見に行くの大変なのよ。
歩くと一時間以上かかるしバスは一時間に一本しかないような場所なの。

珍獣ららむ〜 (04/23 14:37) 編集・削除

現地に来てみたんだけどさー。
ないのよー。たぶん場所は間違ってないと思うんだけど、
あの凛々しい綴化さんがどこにもいないのよー。
ごく普通の道ばただけど、
草刈りされちゃったような形跡はないので、
通りがかりに誰かが抜いてしまったのかもね(場所を間違ってなければ)。

まわりに生えてるものを調べたら、こないだよりも少し育ってて、
同じ種類のものと思えるものに花が咲いてた。
たぶんコウゾリナで正解だと思います。
ひろこ様すっごーい。

はあ、綴化した状態でどんな花が咲くのか見たかったー。
誰だよ、三郷中央駅近辺のなんにもないところで
わざわざそれだけ引っこ抜いてったヤツわ。
わたくしがかわいがってる綴化さんだと知っての狼藉(笑)?

@ピアラシティのポポラマーマにてFREESOPT経由

# うえーん、スパムよけにしかけたNGワードに自分がはまった。
# 半角でFREEって書くと怒られるー(笑)

ひろこ (04/23 20:51) 編集・削除

わ、なんか悔しいねぇ、私も花が見たかった。

心ある草好きが保護してる、とかなら良いのに。

これ、なんだろう、不気味なんですけど

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▲あ、向き変えるのわすれた。横に見て。

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▲つぼみも合体してる。たぶんキク科の何か。

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▲茎が太い。そんでもって平たい。なんなんだよ、これ。

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▲葉っぱはこんな感じなんだけど。


 なんですかね、これ。

# メモ
# こういう奇形を綴化(てっか)と言うのだと教えてもらったので少し調べたら、石化(せっか、せきか)、経化(けいか)、帯化(たいか)などとも言われるらしいです。コメントで教えてもらったケイトウ、サボテンのほか、オノエヤナギやエニシダも石化したのを生け花に使うとか。

# あいかわらず正体不明です。ヒメジョオンやハルジオンではなさそう。きわめてキク科っぽいけど違うかもしれないです。

# ↓下記に写真を追加しました
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=292

タグ:野草 植物 変な写真

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Goudeau (04/12 00:53) 編集・削除

昔テレビが騒いでた畸形タンポポの茎にこんなのがあつたネ。

珍獣ららむ~ (04/12 02:07) 編集・削除

そうそう。タンポポの合体花はたまに見ますね。それと同じ類の奇形なのはわかるんですよー。で、こいつは何者でしょう(汗)

珍獣ららむ〜 (04/13 08:26) 編集・削除

 一日悩んでみたけれど、たぶんヒメジョオンかハルジオンのどっちかで、おそらくはヒメジョオンですかねえ。

 茎に毛が生えているのと、葉っぱが茎を抱いていないように見えるのが決め手で、つぼみの周りに細い葉が生えてるのもヒメジョオンの特徴のような気がする。近くに生えてた正常な株を折って、茎が中空かどうかも見ておけばよかったなあ。

ゆう (04/14 14:07) 編集・削除

植物自体の同定はみなさんにお任せするとして、こういう状態を「綴化」(てっか)といいます。
通常「点」であった成長点が、何らかの原因で、「線」状になるものです。結果としてケイトウの花のような見た目になります。
(ケイトウもこの綴化が品種として固定されたものですが、)
いろいろな植物でみられますが、サボテン、多肉植物の愛好家の間では特に珍重されます。

珍獣ららむ~ (04/14 18:37) 編集・削除

 すばらしい。こういうのをなんていうのか知りたかったところなんです。綴化ですか。メモメモ。綴化で検索するとサボテンの写真が大量にひっかかるのですね。たしかにサボテンの綴化は美しい!!

 園芸用のもじゃもじゃっとしたケイトウも綴化を固定させたものだったなんて、これまた知りませんでした。ありがとうございますー。

珍獣ららむ~ (04/15 16:03) 編集・削除

 ヒメジョオンじゃない気がしてきました。今日また見に行ったのですが、茎に生えている毛が、毛というよりトゲに近いような固さなんです。トゲの色は茶色でした。ヒメジョオンの毛はやわらかいし白ですよね。花の感じからしてキク科であることはほぼ間違いないと思うんですが、一体全体なんなんでしょう、これは。

帯化 (04/26 15:46) 編集・削除

帯化の原因でこんな心配があるようです。

長野県伊那市より、植物の異常報告(写真をクリックすると拡大)
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10090868235.html

水元公園でカナダモ類の花盛り

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 都立水元公園のキャンプ場付近の水路で、オオカナダモと思われる水草の花が見頃です。

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 こんな三弁の白い小さな花が、水面から無数に顔をだしています。


 カナダモの仲間は、アナカリスという名前で観賞用に売られている水草の仲間です。カナダモ、オオカナダモ、コカナダモなどがあるそうです。日本に帰化してるのはコカナダモが多いという人もいますが、水元でよく見るのはカナダモかオオカナダモのどっちかだと思います(コカナダモは見分けられそうなんだけど、他のは見分け方がよくわからない)。

 名前のとおり日本の在来種ではなく、実験用に雄株のみが輸入され、水槽の水草として売られたりしているうちに野生化した帰化植物だそうです。雄株だけなので種はできませんが、成長が早く、ちぎれた茎から根が出て増えて行きます。水槽にほうりこんでおくと、一カ月くらいで倍ぐらいのボリュームになってしまうことがあり、愕然とすることがあります。

 とりあえず花はかわいいです。小さな花が水面をふんわりと覆うように咲く様子は夢のようですらあります。見るなら今がチャンス。あちこちで咲いてるかもしれないけど、キャンプ場付近で昨日確認しました。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/mizumoto/img/a_mizumoto.jpg
↑の左のほうにある、少年キャンプ場ってところの南側水路です。公式サイトの地図は小さすぎてよくわからんと思うのはわたくしだけでございましょうか。いや、公園が広すぎると言うべきなのかもしれませんが。

オオカナダモ Egeria densa
 トチカガミ科。南米原産(なんでカナダじゃないんだよw)。日本には大正時代に実験用として持ち込まれた。日本在来のクロモに似てそれよりも大きく、軽くよじれた葉が三~六輪生する。花は白く、三弁。雌雄異株で日本には雄株しかない。観賞用に売られている水草でアナカリスと呼ばれているのはほとんどオオカナダモらしい。
 南米原産のこの植物をオオカナダモと言うのは北米原産のElodea(カナダモ)属に似ているから?

カナダモ Elodea canadensis
 たぶん北米原産。トチカガミ科。雌雄異株。これは日本に入っているかどうかよくわからない。学名で海外のサイトを検索すると、オオカナダモに似ているが、花の形がだいぶ違うものがひっかかるので、開花時に見ればみわけられそう。>たとえばコレ

コカナダモ Elodea nuttallii
 トチカガミ科。北米原産。雌雄異株で日本には雄株しかない。オオカナダモににているが、葉がほとんど三輪生。花の拡大写真がみつからないけど、琵琶湖博物館にある写真を見る限り、白くて三弁でオオカナダモと見分けがつかない。>これ

畜産草地研究所
http://ss.niai.affrc.go.jp/
http://ss.niai.affrc.go.jp/db/weedlist/contents/k5.html

滋賀県立琵琶湖博物館
http://www.lbm.go.jp/emuseum/zukan/gairai/data/kokanadamo.html

クロモ Hydrilla verticillata
 トチカガミ科。日本在来種。雌雄異種。オオカナダモに似ているが、すこし小さく、花の色や形がまったく違う。五~七輪生で通常は六輪生。同じ名前の海藻があるらしいけど別のもの。
 クロモの花や、オオカナダモ、コカナダモとの違いはこちらのサイトが参考になりそうです。>石川の植物・クロモ

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 水元公園の林の中に、植物を切り取ったものが山積みになっていたので、なんだろうと思ったら……

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 花菖蒲の花が終わったあとのものでした。終わったら地上部は切り取ってしまうんだったのね。いやはや、ものすごい量だー。

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↑これは、先日の日記に書いたスジエビ大量死の写真です。いかにもエビっぽい色で沈んでるのが全部スジエビ(あるいはテナガエビの幼生かもしれない)。

 上の写真をとった時には、いつものエビポイントに一匹もおらず、ちょっと心配してましたが、昨日見に行ったらお約束の場所に沢山いたので大丈夫そうです。

タグ:野草

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sibaken (07/20 15:28) 編集・削除

意外とかわいい花が咲きますね。
僕はコカナダモの方が珍しいと思うのでちょっと栽培してます。(増えたら捨ててますが)
ショップで見るのもオオカナダモの方が多いと思います。

エビ異常ですね。
カルキ程度ならそこまで被害は大きくならないでしょうけど。

珍獣ららむ~ (07/23 11:21) 編集・削除

 ですよね。コカナダモはあんまりみかけない。あれからカナダモ(Elodea canadensis)を学名で検索して海外のサイトを見てまわったら、オオカナダモとは花の形がだいぶ違うようなので、水元公園にはびこってるやつはオオカナダモで正解のようです。

 エビはほんとにどうなっちゃってるのかよく分からないけれど今はもとどおり泳いでます。せせらぎ広場は人が遊べるように整備した場所なので、なんか特殊なんですよねえ。地図で見ると、キャンプ場南の水路が道の下でせせらぎ広場とつながっているように見えるんですが、途中にポンプがあって、小さな滝の上から水を流してるようなんです。その水をどこから取ってるのかわからない。

 せせらぎ広場でとれるエビは、スジエビ(もしくはテナガエビの幼生かもしれないけど見分けがつかない)なのに、キャンプ場南の水路に網を入れると、多く取れるのはヌマエビの仲間なのも不思議だし。

sibaken URL (07/25 18:28) 編集・削除

せせらぎ広場は謎ですね。
肉食のスジエビと雑食のヌマエビは住み分けてるんでしょうか。
カナダモは少し見てみたいです。
日本にもあるんでしょうかね。

そういえば質問コミュニティで「ウシガエル飼ってるんですが」という質問があったので「特定外来生物なので危険かもしれないですよ」みたいな事を書いたら「違いますよ。よく確認してください」と起こられてしまいました。
飼うなとは一言も言っていないけど…
認めたくないのか環境省のサイトが見にくいのか。

珍獣ららむ~ (07/25 18:51) 編集・削除

 ウシガエルを外来生物だと思ってない人は沢山いるし、もとは外国から来た生物だと知っていても、「輸入したんじゃなく裏の池から取ってきたのになんで外来?」ってなっちゃう人は多いんじゃないのかな。

 もうひとつの可能性として、ウシガエルでもRana属じゃないPyxicephalus属のアフリカウシガエルとかを飼ってるのかもですが。

花菖蒲とかアゾラとか

 毎日一記事ずつ更新しろよと自分ツッコミを入れつつ今日も連続更新だ。だって他のことに熱中してることもあるんだもん。

葛飾菖蒲まつり開催中らしいんですけどね

 今年は水元公園入り口に演歌歌手のポスターがないけど歌謡ショーはやってないの? 区役所のお知らせを見ても歌謡ショーって書いてないのね。やはり今年はやらないのかな。ぜんっぜん興味ないけど毎年あるものがないと「あれ?」って感じ。

 ちなみに、まつりの正式名称は「葛飾菖蒲まつり」らしいです。「葛飾菖蒲祭り」でも「かつしか菖蒲まつり」でも「葛飾しょうぶ祭り」でもないらしいです。

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▲写真的にはいい感じですが、ハナショウブは好きじゃないんですよう。特にこの写真みたいな咲き方のはあまり好みじゃないんですよう。

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▲これなんかは上のと比較すると多少好みの咲き方だったりしますけど、基本あんまり好きじゃないんですよう。

浮き草の絨毯

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▲むかし「雲の絨毯」とかいうドラマがあった気がしますが、水元公園の水生植物園が浮き草の絨毯になっているんですよう。お子様とか歩いて行ってしまいそうですが、おもいきりおぼれてしまいますよう。おぼれてみるのも勉強のうちかとおもいますが、すぐに助けてあげられるようにお子様連れのご父兄のみなさまがたは、よく見張っててくださいなのですよう。っていうかご父兄のみなさまがたのほうが素で落っこちそうな気がしますけど。

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▲もっと接近してマクロ撮影したかったのですが、釣り客がけっこういて恥ずかしかったのでやめましたのですよう。オオアカウキクサ(アゾラ)?

カラスノエンドウなんだけど白いんだよねえ

白いカラスノエンドウ

 うーん、なんか最近、普通は白くないものが白く見えるんだよねえ。気の迷いにしては白いので、やっぱり白いんだよねえ(笑)? カラスノエンドウの白い花、見たことありますかー?

詳しくはこっちで
◎珍獣様の博物誌「カラスノエンドウ」
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/plantoj/endo_k1.htm

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シバケン URL (04/14 09:47) 編集・削除

木場にも生えているということは家のすぐ近くですね。なんだかすごく見てみたい。
外来種だったりするんでしょうかね。イラガみたいにカラスノエンドウが絶滅の危機、なんてことになったら・・・って考えすぎですね。別種というよりはどこかから来た亜種っていう感じの雰囲気が漂ってるような。

そうそうイラガは家のすぐ近くにある木場公園で発見しました。殻繭でしたけどあのマーブルを発見したときは感動でしたよ。
それから今年は3種の野蚕も飼育しています。
詳しくはブログで。(こらぁ
http://sibata.blog53.fc2.com/

珍獣ららむ~ (04/16 13:26) 編集・削除

 えー、いいなあ。並イラガの繭をみつけたの? 最近ほんとにマーブル模様の繭を見かけなくなっちゃったよね。このままいなくなっちゃうと寂しいなあ。