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お節料理はまだ間に合う、だって出来あいを詰めちゃえばいいんだもん!

 年末です。大晦日です。珍獣の館はルーターが不調でやや不安定ですがどうにか稼働しています。突然繋がらなくなることがあるかもしれませんが、そのうち復旧すると思うのでよろしくお願いします。

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 お節料理をさっき詰めたところなんですよ。今年は気張らずに、お店で買ったものを中心に詰めてみました。形式にこだわってないので三段しかないし詰め方が変ですが、写真貼ってみます。(買)が買ったもの、(作)が作ったものです。

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▲一の重:田作り(買)、昆布巻き(買)、栗きんとん(買)、紫大根とニンジンのなます(作)

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▲二の重:焼き豚(買)、紅白かまぼこ(買)、だて巻(買)

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▲三の重:筑前煮(作)、松前漬け(作)、すじこ(切っただけ)、黒豆(作)


 こんな感じです。作ったものも煮るだけみたいなのばっかりで、ほとんど手がかかってないです。

 今日あたりお節用のお総菜が各スーパーで大売り出しだと思うので、買ってきて詰めたらまだ間に合います。重箱なかったらお皿に並べるだけでも雰囲気が出そうです。


 というわけで、みなさんよいお年を。って言いながらまだ更新するかもしれないし、ツイートは随時しそうな気がしますが(笑)

タグ:手料理

ミカンってやっぱりおいしい!

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▲紅まどんな


 今年もこれを注文したんですよ。紅まどんな。普通のミカンじゃなくて、オレンジやマンダリンが入った交配種らしいです。ミカンのように皮が薄く、香りはオレンジというか、夏みかんみたいな感じです。そして、甘くて、果肉がぷりんぷりん。

 ただ、わたしが毎年注文してるのは訳あり品なので、表面の傷とかはどうでもいいんですが、今年のはやや熟れ過ぎでした。

 熟れ過ぎると独特の香りがちょっと薄くなるし、何より果肉がやわらかくなって、手でむこうとすると潰れちゃうんですよねえ。仕方ないので包丁で皮にきれめをいれて、えいやって割って食べてます(笑)

 そんなこんなで、手が汚れるのが難ですが、やっぱり美味しい。今かなり気に入ってる品種です。紅まどんな。


 そうかと思うと、わりかし普通のミカンも美味しいんですよねえ。下は左が紅まどんなで、右が和歌山の有田ミカンだそうです。肉桂の枝と一緒に送ってもらいました。ありがとうひろこ様。

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 食べくらべると、どっちも甘くておいしい。香りの質も違って、ぜーんぜん別ものだって思う。優劣じゃなくて、別なの。両方ともすばらしい。右手に有田、左手に紅まどんな、両手にミカン。ばんざーいばんざーい、みたいな、ものすごく贅沢な状態です(笑)




 最近は普通のスーパーでも、かわった品種の果物を置いてたりします。ミカンだけでもいろんな産地、いろんな品種があるものです。甘いか酸っぱいかだけじゃありません。香りも違えば、酸味の入り方にだって違いがあるわけ。

 産地や品種に注目して食べくらべると、美味しい発見があるかもよ?

タグ:食材

キクイモ

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 この生姜みたいなやつはキクイモというものです。写真はもうかなり使っちゃったあとのもので、この三、四倍くらいの量で180円でした。

 キクイモは名前の通りキク科植物で、根っこ(というか地下茎なのですが)が芋のように塊になる植物です。アメリカ大陸原産なんだそうですが、食用になるのでヨーロッパに持ち込まれて広まったらしいです。

 第二次大戦中に食用として栽培されてたそうですが、日本ではあまり受け入れられなかったようですね。野菜として出回り始めたのはここ数年だと思います。

 わたしは、このキクイモってやつを、なぜだか子供の頃から知ってるんですよね。古い薬草の本かなにかで読んだんだと思うんですが、心当たりの本を見ても載ってませんでした。どこで見たのかなあ。その本には、芋の代用品だけれど、あまり美味しいものではない、というようなことが書いてありました。

 写真も載ってたはずです。たしかキクイモには黄色い花が咲くんです。それを見て当時は「オオハンゴンソウに似てるけど、花びらが垂れ下がらないのね」ってな感じに思ってました。比較対象物がオオハンゴンソウじゃ知らない人のほうが多いでしょうが、群馬にはなぜかオオハンゴンソウが沢山咲いていたので、自分の中ではフツーにそんな比較をしてました。今だと切り花用のミニヒマワリがもっと繊細になったみたいな花とか、コスモスを黄色くしてもっと力強くしたような感じ、とか説明するかもしれません。

 というわけで、キクイモ、ジャガイモの代用品、花はきれいだけど、芋はまずい、という情報を擦り込まれて大人になったわけですが、ある時、マロの『家なき子』にキクイモが出てくるのに気づきました。レミがシャヴァノン村の養父母の家でキクイモを育てているのです。

それからまたわたしのだいじにしていた畑の一部には、だれかにもらっためずらしい野菜(やさい)を植えている。それは村でほとんど知っている者のない『きくいも』というものであった。なんでもいい味のもので、じゃがいもと、ちょうせんあざみと、それからいろいろの野菜(やさい)をいっしょにした味がするのであった。わたしはそっとこの野菜をじょうずに作って、おっかあをおどろかそうと思っていた。ただの花だと思わせておいて、そっと実のなったところを引きぬいて、ないしょで料理(りょうり)をして、いつも同じようなじゃがいもにあきあきしているおっかあに食べさせて、『まあルミ、おまえはなんて器用(きよう)な子だろう』と感心させてやろう。

 楠山正雄・訳『家なき子』より引用しました(青空文庫に全文があります)。

 なんということでしょう。不味いと聞いているキクイモは、マロによればジャガイモとチョウセンアザミ(アーティチョークのことですね)と、さまざまな野菜を一緒にしたような味がするらしいじゃないですか。しかも、母親(養母ですが)を喜ばせようとして育てているのだから、美味しいものらしいですよ?

 一体どんな味がするんでしょうね?

 というわけで、手に入ったので食べてみようと思います。食べ方は、生でよし、炒めても煮てもよし、だそうです。ジャガイモと違って皮はむかずに使ったほうがよいとのこと。

 手始めに生でかじってみたところ、シャキシャキとした食感です。何に似てるっていえばいいんですかね。ヤーコンに似てると思うけど、またそんなわけのわからない比較対象物を持ち出したって困りますよねえ(笑)甘みのない梨っていうか、そういう果物系のシャキシャキ感でしょうか。

 買った店では「キクイモの肉ジャガ」をすすめてました。って、なんですかその黒モンブランみたいな料理名は(笑)ジャガイモをキクイモの変えたら肉ジャガじゃなくて肉キクじゃないんですか?あ、いや、ここで芋を省略したら肉と春菊を炊き合わせたみたいになりますね。日本語って難しい!
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 加熱したキクイモは、おおっ?ぜんぜん食感が違う。皮は加熱しても歯ごたえが残ります。でも実がとてもやわらかくなっていて、皮を剥いてたら煮とけていたかもしれないですね。味はジャガイモにも似ているけれど、あんなにモッサリしてなくて、強いて何に似てるかっていうとカブみたい。カブほどきめ細やかでもないけれど、あんな感じです。

 そんでもって、たしかにアーティチョークにも似てるかもね。アーティチョークが日本では貴重品なのでそうそう食べられないんですが、茹でても皮が固くて中身がやわらかくなっている、あの感じが似てるような気がします。

 へー、面白い。マロが書いてる通りですね。いろんな野菜を一緒にしたみたい。不味くないです。美味しいんじゃないの?日本で戦時中に受け入れられなかったのは、ジャガイモの代用品だと思うからじゃないですかね。もののない時代に、何かの代わりとして仕方なく食べたら、どんなものだって不味く感じると思います。

 キクイモ。わたしはかなり気に入りました。また買おうかな。


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リンク先は楽天市場
キクイモには澱粉がほとんどなく、イヌリンという分解されずに排出される(といわれている)多糖類が含まれているので、ダイエット食品などに利用されてるみたいです。

念のために『家なき子』の原典にもあたってみる

 植物名は誤訳ってこともありうるので、いちおうフランス語の原典もあたってみました。ちなみにわたしはフランス語なんてこれっぽっちもわかりません。

 日本語訳が青空文庫に入っているくらいだから、フランスのサイトにフランス語の原典がありそうなものです。原題は "Sans famille" ですから、それで検索したら見つかりました。
http://www.ebooksgratuits.com/html/malot_sans_famille.html

 キクイモが出てくるのは、楠山正雄の訳だと「おっかあの家」の章ですから、そこいらへんを探します。あった、ありました。

Dans cette partie de jardin j’avais planté un légume qu’on m’avait donné et qui était presque inconnu dans notre village, – des topinambours. On m’avait dit qu’il produisait des tubercules bien meilleurs que ceux des pommes de terre, car ils avaient le goût de l’artichaut, du navet et plusieurs autres légumes encore.

 google翻訳につっこんで、すこし整理して訳すとこんな感じですかね。

 わたしは自分に与えられた庭の一部で、わたしたちの村ではまだほとんど知られていない topinambours という植物を植えました。それはジャガイモよりもはるかに優れた作物だと言われています、なぜならそれは、アーティチョーク、カブおよびその他いくつかの野菜の味を持っていたので。

 キクイモにあたる単語は topinambours です。検索してみると、まさにキクイモの写真がヒットするし、フランス語のウィキペディアに、1613年にパリに持ち込まれて、植物の分類で有名なリンネって人がブラジル起源だとどーのこーのって書いてあるみたいなので、1878年発表の Sans Famiile に出てきても矛盾はなさそうです。どうやらわたしが食べたものと、レミが栽培してた topinambours は同じもののようです。

 さらにしつこく、味を説明している部分を解析してみると、

 topinambours キクイモ
 ils avaient le goût それらは味を持っていた
 de l’artichaut アーティチョークの
 du navet カブの du = de le
 et および
 plusieurs autres légumes その他いくつかの野菜

 楠山正雄の訳には出てこない「カブ」が入ってて、別にこれ読んでから「カブに似てる」と書いたわけじゃないので、今ちょっと驚いているところ。

フランス人はどんな食べ方をしているのか

◎Topinambours et coquillettes
http://www.supertoinette.com/recette/678/topinambours_coquillettes_to_de.html
 茹でて皮をむいたキクイモを、マカロニやベーコンや、その他の野菜などと一緒に炒め合わせたもの、みたい。

◎Cocotte de Topinambours façon Tajine Marocaine
http://pigut.com/2012/04/13/cocotte-de-topinambours-facon-tajine-marocaine/
 これはタジン(モロッコの蒸し焼き用の鍋)で調理したものらしいです。リンク先にレシピもあったけど、輪切りにして蒸し焼きにしてから、水を差してすこし煮た、みたいなこと書いてあって、ほんとにそんな調理法でこうなるかしらってな感じ。

◎ Tajine aux Topinambours (Batata qasbiya)
http://www.vip-blog.com/vip/articles/2978715.html
 写真だけですが、やはりタジンで調理したもののようです。これなら確かにタジンで蒸した感じがします。美味しそう。

◎Boudin noir de Mortagne aux topinambours rôtis
http://amafacon.canalblog.com/archives/2011/11/25/22803228.html
 「血入りの腸詰め・ベークドキクイモ添え」って感じですかね。肉料理の付け合わせもわるくないですね。ジャガイモだと澱粉が多いので重たいけれど、キクイモなら適度に食べごたえがあるのに軽めでいい感じになりそう。

◎Gratin dauphinois aux pommes de terre et topinambours
http://www.cuisinechoupinette.com/archives/2009/12/05/16044090.html
 これはグラタン。ああ、グラタンもいいなあ。この人はジャガイモも入れてるけど、キクイモだけでいいような気がする。炒めたタマネギとベーコンなんかいれてもよさそう。

◎Velouté de topinambours, écume à l’huile de truffe
http://cuisineplurielle.com/archives/2012/02/01/veloute-de-topinambours-ecume-a-lhuile-de-truffe/
 これはキクイモをペーストにしてクリーミーなスープにしたものにトリュフをトッピングしたものらしいです。へえ、なるほど。フランス人が考えるとお洒落ー。

タグ:食材

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Sari (01/01 13:04) 編集・削除

こんにちは、そして、おめでとうございます。
いつも興味津々で開くこちら♪ またよろしくお願いします。

血糖値が上がりにくいというキクイモ、いつも小さいのを買うので、
皮をむかずに素揚げして、塩を振って食べてます♪

gabotyan も今年も頑張ってね^^

珍獣ららむ〜 (01/01 20:48) 編集・削除

あけましておめでとうございます。
素揚げに塩はおいしそうですねー。
そのうちやってみます!
gabotyanは今年も頑張るようです。
復活した彼は元気過ぎてわたしがかなり弱ってます(笑)
ありがとうございます。

フダンソウ

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 またまた珍食系です。菜っ葉のようなものですが、茎が赤やら黄色やらで美しいんです。フダンソウという名前がついていました。

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 食べ方は炒め物でもサラダでもなんでもよいとのことなので、とりあえず大胆にちぎってサラダにしました。

 なんでしょうね、この食感は。何かに似てるなあ、ホウレンソウとか、アカザとか……なんてこと言いながら調べたら、思いっきりアカザ科の植物でした(ホウレンソウもアカザ科)。根っこを食べるビートという植物の変種らしいです。

 ホウレンソウより少し分厚くて食べごたえがありますが、癖はなくて美味しいです。

 フダンソウは年中とれるから不断草だそうです。スイスチャードと呼ばれているものと同じ植物だとか。

 ウィキペディアに地方名がいくつかありました。

沖縄県では「ンスナバー」と呼ばれ、「スーネー」または「ウサチ」という和え物や「ンブシー」という味噌煮に仕立てる。沖縄では冬野菜として利用される。

他にも様々な地域名があり、岡山県ではアマナ、長野県ではトキシラズやキシャナ、兵庫県ではシロナ、京都府ではタウヂサ、大阪府ではウマイナ、島根県ではオホバコヂサと呼ばれる。

 島根県のオホバコヂサが面白いですね。オオバコ(車前草)+チシャ(萵苣)ですかねえ。

関連商品



タグ:食材

ひろこ様のところから来たニッケイ

 別の記事にチラッと書きましたが、お庭で育てているというニッケイを戴きました。なんでも漢方薬局でもらってきた苗で、種類はニホンニッケイだろうってことです。

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 茎、葉っぱ(これはごく一部でもっとドッサリ入ってた!)、根っこです。どの部分もいい香りがします。

 普通、香辛料として使うのは茎の皮と、根の皮だそうですが、葉も煮出してお茶にして飲んだりできるそうです。

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 樹皮をはぐのに木づちで叩くと聞いたので、金槌で(だって木づちなんか持ってないし)叩いてみたんですが、粉砕するだけではげませんでした(笑)

 仕方ないのでナイフで削り取って使うことにしました。これがホントにいい香りで、砂糖を入れずに煎じても甘みがあります。もう、他に何もいれなくても美味しい!(シナモンスティックも、韓国食材のゲピも、みんな砂糖を入れなくても煮出すと甘いです)

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 こっちは根っこ。根っこもすごく香りがいいです。うちには今、韓国産やらスリランカ産やらがあって、煎じくらべて楽しんでいるので、まだ根っこには手をつけていませんが、根っこもうまいらしいので楽しみです。



 シナモン、肉桂、桂皮…など、香辛料や生薬としては全部一緒にされてるんですが、原料になる植物は数種類あるらしいです。

 カプチーノをかき混ぜるのに使うシナモンスティックや、お菓子や料理に使うシナモンパウダーは、セイロンシナモン Cinnamomum verum という、スリランカに生えてる木から作るそうです。

 日本で生薬として使われている肉桂は、ベトナム産が上品だって、これは漢方薬局をやってる kususi さんに教えてもらいました。ベトナムで栽培されたセイロンシナモンなのか、ベトナム固有種(たとえば Cinnamomum loureiroi とか)なのかはちょっとわからないです。

 ひろこ様のところから来たのがニホンニッケイだとすると、小太郎漢方製薬の公式サイトにこんな記事をみつけました。
http://www.kotaro.co.jp/kampo/syouyaku/syouyaku_keihi.html

日本桂皮

日本桂皮は和歌山、高知、鹿児島などで栽培されていたニッケイの根の皮であるが、この植物は分類学上確定されておらず、一応東南アジア原産の Cinnamomum sieboldii となっているが、C. loureiriiとされていた時代もあり、最近は C. okinawaense だとする説もある。
日本桂皮は品質が落ちるといわれるが、品質評価の基準も明確でないため、悪いという根拠もない。江戸時代から昭和なかごろまでの日本で、主としてこれを使って来た実績は無視することができない。桂皮の代用生薬としての地位もあるが、ニッケイは樹形もよく、木材としても優秀らしいので、園芸、林業の一つの方向として検討されるべきものとも考えられる。また、根でなく幹の皮が使えるような新しい品種を作り出す出発点としても有望である。

 ってなことで、どうも正体がよくわかってないらしいです。とりあえずシナニッケイとは違うものらしい。*1

 韓国食材で使われてる桂皮もいまいち原料植物がよくわからないんですが、値段からしてセイロンニッケイとは思いにくいので、シナニッケイ(トンキンニッケイ) Cinnamomum cassia なのかなあ、という感じ。

 それぞれ香りが少しずつ違うんですよ。韓国食材は甘い香りが強いし、シナモンスティックはクスノキ臭が強めで香りの甘さは軽め。ひろこ様のところから来たやつは、その中間で、どちらかっていうと韓国食材の桂皮に似てる感じ。

 スリランカ産のシナモンスティックは樹皮の外側とコルク層を取り除いて作るそうですから、香りの違いが植物そのものからくるものなのか、部位の違いなのかはよくわかりませんが、とにかくぜんぜん違うので面白いです。並べて比べてみるまでこんな違うと思ってなかったです。

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▲スリランカ産のシナモンスティック。セイロンシナモンの樹皮から、外皮とコルク層をとりのぞいたものを丸めて作るらしいです。たしかに表面がツルッとしてるので外皮はついてない。薄いのでコルク層もついてなさそう。参考 S&B公式サイト>http://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/detail.php?SPCCODE=00026

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▲韓国食材店で買った桂皮。とにかく分厚くて外皮もちゃんとついてる。

関連記事

◎今日は韓国でスジョンガを飲んじゃうんだもんね
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?page=1

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画像のリンク先は楽天市場です

▲韓国食材のゲピ(桂皮)


▲スリランカ産のシナモンスティック

*1:ちなみに、小太郎のこの記事であがっている学名の Cinnamomum loureirii は、かつてよくそのように綴られていたけれど、この学名は植物学者の Loureiro に由来しているので Loureiroi と綴るのが正しいって英語のウィキペディアに書いてありました。

タグ:食材

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xie boy (12/19 03:54) 編集・削除

鹿児島のスーパーでは、「ニッケ飴」は普通に売つてますが、他ではどうなんでせうか。ほかに「ケセン団子」といふお菓子もあります。ケセンとは肉桂の木の事(鹿児島方言?)子供のころ、父に言はれて、これがケセンの木だ、といふ庭木の根を堀つて齧つてみたことがあります。また、鹿児島県伊佐市の「曽木の滝洞窟きのこ園」といふところで、肉桂が束にして売つてゐたとの情報を(ウチのお手伝ひさんから)聞いたことがあります。リンクに書いてあるやうに、鹿児島で栽培してたのかもですね。gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/19 06:38) 編集・削除

料理に甘みが足りないことを「琉球(砂糖の産地)が遠い」と言う地方があるそうですが、肉桂の話を聞いていると、まさに関東は肉桂の産地から遠いんだなっていう気分になります。

東京だとニッキ飴は探せば見つかるかもしれない、という感じです。おせんべいほど定番商品ではないと思います。

こっちじゃ肉桂を束にして売るなんてありえないし、ケセン団子も初めて聞きました。検索してびっくり、おおお、あんこが肉桂の葉にくるまれている!!!さすが産地、葉っぱは乾かしてしまわずにこうやって使う方法もあるのか!

日本って広いですねえ。西や南のほうの人たちも、関東へ来ると珍しいもの売ってるぞって思うのかな。

gabotyan 朝から腹ぺこさ

xie boy (12/19 07:52) 編集・削除

「干し芋」は、意外や、鹿児島では余り見掛けません。たぶん、(サツマイモの一大産地である)関東起源だから?かもしれません。

薩摩藩が奄美大島と琉球の砂糖を独占してゐた名残なのか、わが県の味付けは、かなり甘く、まず醤油やそばつゆが江戸つ子には堪え難い程甘く、スキヤキ鍋には白砂糖をどば〜と入れるのが当たり前になつてます。そんな鹿児島県人が、「甘過ぎる」と表現するときの言ひ回しは、「サトヤ(=砂糖屋)がハントケた(=転んだ)」やうな甘さ、です。顔が怖いよ、gabotyan

たっぷ (12/19 10:59) 編集・削除

>東京だとニッキ飴は探せば見つかるかもしれない、という感じです。おせんべいほど定番商品ではないと思います。
>
ニッキ飴は、最近では余り見かけないかもしれませんが,子供の頃(40年とか前だよん^^;)は、定番の飴としてありました。ハッカ飴とニッキ飴は、並んで売ってましたよ。家の周りだけ?
@東京 江戸川区
腹ぺこ gabotyan

珍獣ららむ〜 (12/19 14:16) 編集・削除

> 干し芋
へーへーへー!!!
干し芋は九州方面にはあまりないんですか。
そういえばほとんど茨城県で作られてるんですよね。

> 子供の頃(40年とか前だよん^^;)は、定番の飴としてありました。ハッカ飴とニッキ飴は、並んで売ってましたよ。

そりゃ40年前と比べたら今とはまるで違いますよねえ。
群馬でも昔はハッカ飴とニッキ飴は普通にあったかもしれないです。
今は和風の食べ物がスーパーであんまりイケてない感じじゃないですか。

柴又の飴屋には今でもニッキ飴がありますね。


gabotyanはあれで可愛いつもりなんですよ

ひろこ (12/19 16:25) 編集・削除

束にして売ってた肉桂は細い根っこだと思います。
こっちの方にもありましたよ。(4-50年くらい前)
里山で探せば木もありましたが、
産地だったからかも知れませんね。

そのほかに駄菓子屋には肉桂味の紙があって、
肉桂水ほど刺激が強くなくて好きでした。

ニッキアメは今もスーパーに有りますし、
ダイソーでも見かけるからニーズがあるんでしょうね。

そう言えば肉桂つながりで、
東京にシナボンが帰ってきたと聞いたんだけど、
あれも強力でしたね~

肉桂好きとしては、けせん団子も気になる。
春駒を肉桂の葉で包んだ感じですか?

gabotyan パワーアップ!

珍獣ららむ〜 (12/19 20:00) 編集・削除

ニッキ紙は見たことないなあ。
そもそも群馬には駄菓子屋が少なかったので、あっても目にするチャンスがなかったのかもしれないけれど。


シナボン、懐かしい。
ショッピングモールにあれが入っていると、そのフロア全体が肉桂の香りに包まれるくらいの強烈さだった(笑)
あんなに流行ってたのにぱーっとなくなって、
一年くらい前に六本木にまた出来たんですよ。
ついでのまったくない場所なのでまだ行った事ないんですよ。
10月に羽田にもできたらしいんですが、そこは最初から期間限定だと言ってるから、そのうちなくなっちゃうんじゃないですかね。
またお台場あたりにできないかなあ。
ものすごく甘いからしょっちゅう食べたいわけじゃないけれど、年に一度くらい懐かしくなります。

gabotyanは、パワーアップしすぎ。なんで中間がないんだろう。死にそうか、元気120%のどっちかなんだよもう。

珍獣ららむ〜 (12/19 20:11) 編集・削除

あ、そうそう、根っこも煎じてみましたよ。
時間をかけるのが面倒になって、煎じるといってもシャトルシェフで保温調理なんですが(笑)
表皮だけ削り取ってとかじゃなく、ぱちんぱちんハサミで切って使ったら、少し薬っぽい深い香りがして、これはこれで美味しいし、何かに効きそうな気分になりました。
肉桂、いいですね。
香りづけどころか、煮出したのをそのまま飲んじゃってますわ。

腹ばいになって書いてたら、gabotyanが背中にのったまま降りなくなった。

ひろこ (12/20 18:21) 編集・削除

肉桂の細い根っこはそのまま囓るのが一番のおすすめかも知れない。

わたしも葉っぱはわしゃっと握って傷つけて、
ショウガスライスと蜂蜜なんかと保温水筒に入れて、
熱いお湯を入れてちびちび飲んでる。

柑橘系の酸味が入っても美味しい。

gabotyanあんか、暖かいけど重いね。

珍獣ららむ〜 (12/21 09:16) 編集・削除

根っこかじってみた。
こ、これは面白い。かじると香りが出てくる。
香りのついた楊枝をかじってるみたい。
初めてかじるのに、なぜだか懐かしスイッチが入るね。

葉っぱも煮出して飲んでるよー。
たしかに柑橘の香りとあいそう。
ニッキすごいや。もっと見直されてもよさそう。


夜中の地震は何事もなかったけれど、朝おきたら gabotyan に棚のものをひっかき出されて大地震みたいなことになってたよ。