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谷中のザクロというエスニック料理屋

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 はてなダイアリー( http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/ )にも書きましたが、谷中のザクロという店です。トルコ&西アジア料理だそうです。みんなで床に座って御飯食べる面白い店です。料理はすべてコースのみで、昼は1000円で次から次へと料理が出てきます。お腹いっぱいになるまで出てきます。ほぼ食べ放題みたいな状態です。どれも辛くないものばかりなのでインド系の料理がダメな人でもいけると思います。個人的にはもう少しスパイスのきいたものが食べたいですけどねー。

 夜は2000円で食べ放題、3000円出すと飲み放題もつくそうです。夜だけベリーダンスのショーもあるみたいなんですが、まだ夜は行ったことがないです。

◎レストラン ZAKURO
http://zakuro.oops.jp/index.php

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いつも(と言っても入るのは二度目)1000円のコースをとっちゃうんですが、小腹減ったコースとかもあります。すべての料理はイスラム教の作法にのっとって整えた食材(ハラール)で調理してるそうです。

谷中の愛玉子(おーぎょーちぃ)

 土曜日にテレビで愛玉子(オーギョーチィ)の紹介をしてたので、食べたくなってしまい、日曜日は谷中の愛玉子専門店へ行きました。

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▲こんなお店です。完全に昭和の香りがするたたずまい。愛玉子は中華料理店でデザートによく出てきますが、普及したのってつい最近のような気がします。たいていは缶詰めを開けただけだと思うんですが、この店では何十年も前から自家製らしいですよ。お店の名前もずばり「喫茶 愛玉子」です。

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▲愛玉子についての説明。オーギョーチィはクワ科の植物ですね。細かい種が無数に出来るのですが、それを布袋にいれて水の中で揉み出すんだそうです。汁をしばらく置いとくと勝手に固まるらしいですよ(ソース:5月14日放送の世界ふしぎ発見)。

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▲こんなふうに寒天みたいになります。手前のはレモン味のシロップがかけてあり、奥のは愛玉子で作ったあんみつ、名付けてチィあんみつだそうです。ちなみにわたしが二つ食べたんじゃなくて、片方は友達の分ですよ、念のため。


 愛玉子自体は味よりも食感を楽しむものです。シロップをかけなければ甘くも酸っぱくもありません。寒天よりは少し風味があるかな、という感じ。冷たく冷えてたらすごく美味しいだろうなと思うんですが、なぜか冷えていないんです。たぶん冷やさないのが本式なんですよね。だって台湾の屋台に冷蔵庫なんかないでしょうから。

 冷やしたのがいい人は愛玉子にかき氷をのっけたのもありましたけど、冷たい飲み物を一緒にとったら案外ぬるいのも悪くないような気がします。

 事情がよくわからないのでこの日は熱い紅茶を頼んでみました。出てきたのは、ただの紅茶にしては濁っててちょっと香ばしい謎の飲み物で、最初は「ん??」と思いました。でもチィあんみつの餡子と絶妙に合うのでびっくり。

 昭和30年代みたいな店構えにテレビだけは薄型液晶という不思議な空間もたまらないですね。作り物じゃないレトロを久しぶりに味わいました。

 場所は国立博物館の前の道を北西にまっすぐ行って、上野桜木という交差点を渡った先です。 JR日暮里駅か地下鉄根津駅から近いみたいですが、上野公園をぶらついたあとに歩いても行けそうな気がします。

喫茶愛玉子
東京都台東区上野桜木2-11-8

 



オーギョーチィ、オーギョーチー、オウギョウチー、オウギョウチイ…いかようにも表記できそうで悩ましいですね。お店では「オーギョーチィ」と表記してます。

豆腐百珍:金砂とうふ(すなごどうふ)

 『豆腐百珍』は江戸時代の料理書です。漫画『美味しんぼ』などによく出てきます。先日テレビで話題になってるのを見たのでおもいついて借りてきました。面白いので心引かれるものを再現してみようと思います。

十六 金砂(すなご)とうふ よく水をしぼりよくすり鶏卵のしろみをつなぎに入れ板にのばし上へ煮ぬき鶏卵の黄(きみ)をはらりとまきて砂子の如くしよくおさへ蒸す小色紙に切る也

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 言われた通りにやってみました。味付けについてひとっことも説明がないので塩で薄く味付けしてみました。が、ずばり言って味はただの豆腐です。がんばって刷り混ぜたわりに食感も豆腐以外のなにものでもありません(笑)

 見た目は綺麗ですが、これだったら「よくすり鶏卵のしろみをつなぎぎに入れ」なんて手のこんだことしなくたって、豆腐を薄く切って水を切り、上に黄身の裏ごしをかけたらいいような気がします。

 もしかすると、このまま食べるのではなくて別の料理に使うのかもしれませんね。たとえばお吸い物の具にするとか。当時の人は説明がなくても「ああ、どこそこの○○に入ってるのはこれか」みたいに納得してたのかもしれないです。

タグ:豆腐百珍

パン種に気をつけろ(笑)-自分の中の小麦粉料理の変遷

 ツイートにもよく書いているのですが、地震とかなんとかで炊飯器がぶっ壊れてしまい、新しいのを買うまで仕方ないので小麦粉をこねたり焼いたり蒸かしたりして暮らしてます。

 最初はでチヂミかお好み焼きのようなものを作ってました。小麦粉を水でといて野菜や肉を刻んだのを混ぜて、フライパンで焼いただけ。好みで卵を入れても可。食べる時は酢醤油を添えて。酢醤油にごま油や豆板醤を混ぜてもいい感じ。

 チヂミのバリエーションで焼きそば焼きというのもあります。先に焼きそばを作っておいて、水で溶いた小麦粉をざーっとかけまわして焼きます。これもかなりイケました。
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▲焼きそば焼き

 しかし、お焼きにも飽きる日がやってきます。そこで、次にやりはじめたのがパン作り。パンといってもベーキングパウダーで作って蒸して作るパンですけどね。

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▲ベーキングパウダーの焼きパンと花巻(中国蒸しパン)

 作り方は簡単で、強力粉100g(約200cc)、ベーキングパウダー小さじ1、砂糖大さじ1くらい、塩少々、ごま油をべべーっとまわしかけて、60〜70ccくらいの水を加えて混ぜて、こねてひっぱってこねて、まるめて焼くか蒸かすかして作ります。水の代わりに牛乳か豆乳を入れてもオッケーです。

 このやり方は時間のない朝でもできて良いのですが、残念ながら少し固いものが出来上がります。それでも蒸したて、焼きたてはいいのですが、あっという間に冷えてがちがちに。

 ううむ、こうなったらイースト菌を投入するか。ドライイーストかもーん!!

 というわけで、最終的にはパン種(イースト菌)入りのパンに落ち着きます。作り方は書くと複雑ですが菌の発酵時間が加わるだけです。

 60ccのぬるま湯に砂糖を小さじ1杯くらい溶かし、ドライイースト3gを混ぜてしばらくおきます。ここで使うのは水でも熱湯でもだめです。水だとイースト菌さんが目覚めないし、熱湯だと死んでしまいます。

 強力粉100gに砂糖を大さじ1くらい、塩少々を混ぜて、先に発酵させたイースト菌をぬるま湯ごと入れて、ごま油をべべーっとかけまわして、混ぜて、こねて、ひっぱってこねて、乾燥しないように布巾かラップをかぶせて発酵させます。寒いと発酵しないかもしれないけれど、まあこの時期だったら室温で大丈夫です。

 生地が倍くらいにふくれあがったら、軽くこねてガスを抜いて、二等分か三等分にして、まるめて蒸かすか焼くかしたら完成です。蒸かし時間は鍋の大きさとかにもよるだろうけど7分〜10分くらいじゃないですかね。
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▲イースト菌を使った中国蒸しパン。写真のものはネジって丸めたりしてかっこつけてありますが、丸めただけでもたぶん大丈夫。

 最初は「発酵めんどくさーい」とか言ってたんですが、やりはじめるとやめられない。パン生地がおもしろいように膨らむし、冷めてもガチガチにならない。すごいよ、イースト菌。もう君なしでは生きていけないっていうくらいすごい!!

 聖書にパリサイ人のパン種に気をつけろととか、天国はパン種のようなもので少量で膨らむんだとか書いてある意味がやっとわかった。心をパン生地にたとえたら、一度イースト菌(パン種)を投入すれば、良くも悪くもふくれあがって、もう二度と純粋な練り粉の時代になんかもどれない。ああ、イースト菌、イースト菌、わたしはもう、オマエにメロメロだよ…(かなりヤバい)。

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▲イースト菌入りの生地で具を包んで蒸したり焼いたりしたパン。パンというより肉まんみたいな感じです。焼いてみると遠くに餃子も見えてくる。

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▲蒸したのを割ってみました。焼いたやつは写真撮ってるあいだにつまみ食いして消えました。

ラーメンバーガー

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 これも、ひとつ前の記事に書いたアンテナショップふくしま市場(江戸川区のイトーヨーカドー葛西店一階)で買いました。ラーメンバーガーって一体なんなんですかね?

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 中身はこんな感じです。袋のままレンジでチンして温めます。太めの麺を固めたものがパンの代わりで、間に入ってるのは、チャーシュー・なると・メンマ・刻んだ葱などです。ようするにラーメンの具!

 肝心の味ですが、えーとこれは、ズバリ言って焼きそばパンの味ですね。コッペパンに焼きそば挟んだやつ、あれとよく似た味です。具のチャーシューは、単独で食べたら美味しいんですが、麺に挟まれてしまうと主張がなくて、麺の味ばっかりしてしまう。

 でも、まあ、美味しい、のかな(笑) 賛否両論ありそうな感じ。食事だと思うと物足りないけど駄菓子感覚ならアリですね。

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 お店のひとが言うには、全国各地にご当地ラーメンバーガーがあるそうです。福島では道の駅喜多の郷で販売中とのこと。


◎道の駅喜多の郷(福島県喜多方市)
http://www.furusatosinkou.co.jp/

◎アンテナショップふくしま市場(東京都江戸川区)
http://www.tif.ne.jp/bussan/fukushima/index.html