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書籍メモ「中国神話の構造」

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中国神話の構造 3,990円

 図書館で借りた本ですが、少数民族も含めた中国の神話・伝説を読み解く本です。かなり興味深い伝説が紹介されてます。でも全部読み切れなかったのでメモ代わりにboopleの広告貼っておきます。リンク先は本の通販サイトです。1500円以上のお買いあげで送料が無料になります。

第一章 桑(扶桑と鶏雷神の話です)
第二章 竹(竹の中から赤ん坊が生まれる)
第三章 瓜(瓜から子供が生まれる)
第四章 射日神話と洪水神話
第五章 鍛冶曼荼羅
第六章 「竹取物語」と「斑竹姑娘」

 特に興味深い(というか、まともに読んだの一章だけ…笑)第一章の内容から。

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 馬桑樹=扶桑は、あと少しで天に届く大きな桑の木で、そのおかげで地上からカエルやムカデが上ってきて太陽をかじるという事件が何度も起こります。

 また、ある時の話。太古の昔には太陽は十二個(または十個、あるいは二十四個)あって、鶏が一個ずつ背中に乗せて運んでいましたが、何かのまちがいで十二個の太陽が一度に出てしまうことがありました。世の中のありとあらゆる草木は日照りのために枯れてしまったのに、馬桑樹だけは天にむかって伸びていました。ある猟師が馬桑樹にのぼって太陽を射落としました。

 すべて馬桑樹のせいだと思った鶏雷神=太陽神は、桑の木が高くならないように雷を落としましたが馬桑樹はちっともへこたれません。そこで虫(クワシロカイガラムシ?)を下ろしたところ、馬桑樹は育たなくなりました。

 こうして桑の木は昔ほどの大木ではなくなりましたが、今でも「雷神ごときが自分を焼くことはできない」という誇りをもっているのです。
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 中国の伝説には雷神と桑の木の対決がたくさんあるんだそうです。

 日本の昔話にも「くわばらくわばら」っていうのがありまして、ひょんなことから雷神の娘婿になった人間の男が、雨を降らせる作業を手伝っているうちに雲の隙間から落ちてしまうんです。下にあったのは桑畑。男は桑の枝にひっかかって一命を取りとめます。喜んだ雷神は娘婿の命を救ってくれた桑の木には雷を落とさないことにしました。それ以来、人々は雷が近づくと「くわばらくわばら」と唱えるようになりました。

 なんで桑じゃなきゃいけないのかって思ってたんですけど、中国神話の影響もあるんでしょうかね?

 第六章は、日本の「竹取物語」の類話がチベットにあるというお話。
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 子供のない老夫婦が竹を大事にしていると、妻が急に身ごもって女の子が生まれます。ちょうどその時、大事にしていた竹が枯れてしまったので、これも何かの縁と娘に竹姫という名前をつけました。老夫婦は早くに死んでしまい、残された竹姫は少年に助けられて細々と暮らしていましたが、地元の有力者が竹姫の美しさに心を奪われて、イヤだというのを無理矢理言い寄って来ます。竹姫は無理難題をふっかけて追い払おうとしますが…???
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 この先の物語は竹取物語とはだいぶ違います。興味のあるかたは上記の本でどうぞ。