復刊ドットコムで『全釈漢文大系33 山海経・列仙伝』の復刊リクエストをはじめました。興味のある人は下記までお越し下さいませ。
全釈漢文大系33『山海経・列仙伝』復刊リクエスト
 特に『山海経・列仙伝』のみのリクエストです。上のリンクから入って、投票したい人は「投票する」というアイコンを、意見を書き込みたい人は、「掲示板」というアイコンをクリックしてください。

全釈漢文体系(全33巻)復刊リクエスト
 全釈漢文体系 全33巻すべてのリクエストです。こちらにも投票をおねがいします。


 
 
 
珍獣日記トンパ文字版

珍獣日記トンパ文字版
(5月3日風邪をひいた)

珍獣は病気になった。
苦いもの(薬)を飲んで寝た。
朝になると健康になった。うれしい。

 
 
参考文献
王超鷹・著 マール社
「トンパ文字〜生きているもう1つの象形文字」

 


 
 
4月2日(火)
 せっかくソニーの縦型を買ったのに、なかなか本腰を入れてあそべません。今日は1日さぼって『ラクガキ王国』をやってみたのですが、これけっこう面白いわ!
 この世界では、心に力のある人が書いたラクガキは生きて動き出すのです。つまり、プレステのアナログコントローラーでぐりぐり書いた絵が3Dキャラになってうごくのですよ。作ったラクガキは、街の人たちのラクガキと戦わせることができます。戦って勝つと、カラー石(絵の具のようなものですわ)が手に入るので、これでまたラクガキを強化したり、新しいのを書いたりするんですの。ただそれだけなのですが、なぜだかやめられなくて、ストーリーそっちのけでバトルさせて遊んでしまいました。
 でも、何かにつけて読み込みが長くて、待ち時間に気をぬくと眠くなるのよね〜。何度か意識うしなったわ。
 

4月4日(木)
 レンタルショップで『AI』を借りてきました。 
 う〜ん。すごくキレイにできてるんだけど、なぜだか主人公のガキに感情移入できません。
 彼は人間になりたかったんですわよねえ? ならば体はムリでも、心は人間になれなきゃいかんと思うのですよ、彼は「AI」なのだから! ところが、ろくに人間らしい成長もみせないうちに、ママをひとりじめして終わっちゃうのよね。

 どうも、この映画では、主人公の悲劇性を「ママに愛されなかったこと」で説明しようとしてるみたいなんだけど、本当に不幸なのは、彼がロボットでありながら人間とそっくりな感情を持っていて、それでもやっぱり人間ではありえない……という部分にあるような気がするのですよ。そこらへんが、いまいち伝わってこなくて、捨てられたクソガキがワガママを通して終わっちゃうような感じにわたくしには見えるのよね〜、うーん。わたくしってひねくれすぎ? 
 とりあえず、テディ(クマの縫いぐるみ型のロボット)がかわいいのです。自分の体を縫ってなおしてるところが、なんだかいじらしくて、うふふ。 

[追記]
 人間の感情を持っているのに人間ではありえない悲劇ってことで言うと、映画の前半でいじめられる恐怖心から弟をおぼれさせちゃうシーンがあって面白いんだけど、サラッと前へ進んじゃうからいまいち記憶にのこらないのよねえ。


4月6日(土)
 タイミングベルトの切れた家来のフィアット・ウーノをナゾの迷車修理屋さんにあずけたのは 先月の日記 に書いたとおりですが、修理ができたというので取りに行ったのですよ。わたくしがくっついてゆく義理はもうないんじゃないかな〜と思ったけど、ナゾのオヤジが見たかったので、くっついて行くことにしました。ううむ、ほんとに動くようになってるのかな。
 帰りは車に乗ってくる「予定」なので、八高線の箱根ヶ崎まで電車で行きました。現地はいちおう都内なのですが、いや〜、さすがに遠い。うちからだとたっぷり2時間以上かかるわね。駅から電話すると、見たような車が迎えに来ました。おおっ、家来のフィアット・ウーノだ。まあやだ、ほんとに動いてるわよ(実はなおると思っていなかった)。
「ほかの車にしようとおもったんだけど、自分のが動いてるほうが安心すると思ってね」
そう言いながら笑うナゾのオヤジは、どこか誇らしげだった。

◎ガレージ・オキナワ
http://www.garage-okinawa.com/
 主にイタリア車の修理をしてるふうです。沖縄の民族舞踊までたしなむナゾのオジサマですわよ。


4月7日(日)
 新木場にある夢の島熱帯植物園に行った。釈迦がその下で悟りをひらいたという菩提樹(インドボダイジュ)の実について調べに行ったのですが、園の人に質問したところ
「あの〜、インドボダイジュの実や花は何月ごろでしょうか」
「うちではまだ、花がついたことがないですねえ」
「実はやっぱりイチジクに似てるんですか?」
「え、ええ、多分そうだとは思うんですが」
「実が見たくて写真をさがしたのですが、なかなかみつからないんですよ。実が成るのはめずらしいことなんですか?」
「すみません、そこまではよくわかりません」
 う……ううむ。図書館でかたっぱしから図鑑をめくったほうが早いかもしれなひ。


 
 
4月8日(水)灌仏会(花祭り)
 今日はお釈迦様の誕生日。ふふふ、こんな時こそ五反田ライフを満喫せねばなりません。ええ、駅前に本屋もろくにない土地ですが、五反田近辺にはお寺がたくさんあるのです。甘茶を飲みに、じゃなくて、お釈迦様の誕生日を祝いに駆けつけなくては!
 とはいえ、灌仏会ってどこのお寺でもやってるとはかぎらないのよね。せっかく行くんだから、確実にやってるところを調べて行かなきゃなりません。そこで、朝出がけに検索をかけたら、目黒駅のそばにある大円寺というお寺でやってるらしいので、行ってみました。たぶん他にもあるはずですが、ここが目に付いちゃったのは、なんらかの縁なのかもしれません。
◎大円寺 生身の釈迦像
http://www.taisei.co.jp/cmtime/column/tower/2001/0322.html
 それほど大きくはないけれど、歴史の古さを感じさせるお寺でした。朝だったので、参拝している人も少なくて、いただいた甘茶をすすりながら五百羅漢像をながめたりして、しずかな時間をたのしめました。

 何より甘茶の美味しかったこと。去年は柴又の帝釈天で出がらしみたいな甘茶を飲んで信仰心が10ポイントくらい落ちた記憶があるのですが、大円寺のおかげで15ポイントもどして差し引き5ポイントアップという感じでございます。
 

4月16日(火)
 おしごとでも、それ以外でも、朝から晩まで文章を書いてる気がしますわ。
 でもきっと、本当のプロはこんなもんじゃなくて、もっとすっさまじい活動をしているにちがいないのですぅぅ。ちょっとゲッソリ。ああ、ゆっくり本よみたい。せっかく買ったソニーの縦型であそびたい〜。

 ところで、珍獣の館のトップページでもアナウンスいたしましたが刊ドットコムで 全釈漢文大系33『山海経・列仙伝』復刊リクエスト をやってます。この本、日本語で読める山海経のテキストとしては一番くわしい本なのですが、絶版状態でふつうの本屋さんでは手に入らないのですよ。
 入門用としては平凡社ライブラリーから出ている文庫版がお手軽ですが、もうちょっとつっこんで研究してみたい人にとっては、文庫版ではすぐに物足りなくなってしまいます(そこいらへんの事情については「山海経〜原典にふれたくなった人へ」を読んでみてください)。

 ただいま復刊ドットコムの掲示板では、山海経や列仙伝の話題ですごいもりあがりです。復刊ドットコムの会員にならなくても、掲示板には書き込めますので、お気軽にどうぞ。珍獣のアレとはひと味ちがう楽しみがあると思います。できれば投票してもらえるとうれしいのですが、まあそれは気が向いてからで充分ですわ。

 さて、もうすこしお仕事しますぅぅ。
 ぜえぜえ。


 
 
4月20日(土)
 自宅のベランダで草花を作ってる知人から、ステビアの葉っぱをもらいました。ダイエット甘味料にするアレなのです。もともとはパラグアイ原産のキク科植物で、最近だと園芸店で苗を売ってるらしいのです。葉っぱを1枚とって噛むと、口の中で甘さがボワッとひろがります。おおっ、これは面白い!
 ものの本には挿し木で増やせるようなことが書いてあったので、新芽を何本か水にさしておきました。運がよければ発根するかもしれません。
 

4月23日(火)
 ステビアをどう使おうか考えたけど、噛むと甘いというだけで香りがあるわけでなし、画期的な使い道を思いつきませんでした。とりあえず生のステビアに熱湯を注いでハーブティーにしてみたけれど、甘みは葉っぱに残ってしまい、これはダメそうです。
 じゃあ、包丁で切り刻んでお湯を刺したらどうか?
 う〜ん、多少は流れ出ている気はするけど、やっぱり葉っぱのほうに甘みが残ってるわねえ。
 というわけで、今のところ珍獣としては「生葉をそのままかじるのがよい」という結論に到達しておりますの。


 
 
4月27日(土)
 不覚にもウィルスにやられました。KLEZというやつですの。ええ、わたくしがマヌケだったのです。寝ぼけてあやしい添付ファイルを実行してしまったのですぅぅ(T-T)
 幸いというか、なんというか、Outlook には アドレス帳どころか SMTP の設定すらしていないので、外に送信されることはないと思う(思いたい)のですが、万が一ばらまいてたら、ほんとにごめんなさいませなのです。
 あわてて駆除したので(ゴッソリやられてました、ひぃぃぃ)、今はもう大丈夫なはずです。
 でも、心配なのでハードディスクをフォーマットして OS を入れなおしますぅぅ。
 
◎インプレス・インターネットウォッチ
 悪質ウィルス「Klez.E」が6日に発症 
 〜ファイル削除・メールのヘッダを偽造
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0306/klez.htm


 ちょっと古い記事ですが、KLEZ情報のページへのリンクもあるので。
 この記事にもあるとおり、KLEZ にやられると「奇数月の6日」にとてつもないことが起こるかもしれません。みなさま、くれぐれも気を付けてくださいませ。あやしい添付ファイルは決して開いてはなりません!
 

4月28日(日)
 まだハードディスクのフォーマットは済んでません。でも、何かするたびにウィルスのチェックをしているので、もう生きてる虫はいないと思うのです。
 そうこうしている間にも、あっちこっちから虫がとどきはじめました。全部 KLEZ ですぅぅぅ(T-T)
 うちに来たメールの中には、from が 個人じゃなく、まともな団体のアドレスだったこともあります。KLEZ はメールのヘッダにウソ書いて送るそうです。一見まともなところから来たものでもあやしいと思ったら開いてはなりません!

 早いとこフォーマットして入れなおしたいのですが、今日は前からの約束で潮干狩りに行かねばなりません。
 こんな時ですが千葉の江川海岸というところでアサリをザクザクとらしていただきました。ついでにヤドカリだの、なんとかいう巻き貝の一種だのをつかまえて帰りました。

 画像をクリックすると、もっと大きな画像がひらきます。


 
タマガイ? 貝殻
 タマガイの一種だと思うのですが、何タマガイかはよくわからないのでございます。 右の貝殻はツメタガイ
左はタマガイの一種(?)

 
 
死にヤドカリ
 ヤドカリは翌日に、貝は 3日後にみんな死んでしまいました。

 
 
4月29日(月)みどりの日
 休日ですが、わたくしは朝からハードディスクのフォーマットをして、OS をインストールしなおしました。
 OS だけでなく、フリーウェアのアプリケーションも、ほとんど全部削除して、新しいものをダウンロードしなおしました。作者がサポートをやめちゃったもので、ひとつだけ手に入らないものがあって、それだけは残すことにしましたが、3回くらいウィルスをチェックしたので、たぶん大丈夫だと思いますぅぅ(号泣)
 KLEZ ってやつにやられると、レジストリという場所に、ある一定の法則でなんらかの情報を書き込むらしいので、そこらへんも頻繁にチェックしてますが、どうやら大丈夫のようです。これで一安心できそう。

 と、思ったのもつかの間、メールのチェックをしてみると、わたくしのアドレスから KLEZ付きメールが届きやがるのですわ。
 ヘッダを見るとFrom が「sciureto@hamal.freemail.ne.jp」になってますが Message-Id が「KCOM.ne.jp」でした。普通に送ったら、そんな風にはならないので、よそから送られてくるもののようです。
 KLEZ は感染してる機械にインストールされてる Outlook のアドレス帳を使って自分のコピーを送るらしいのですが、その際に送信者のアドレス(ヘッダの From の部分)にも、アドレス帳から適当に選んだアドレスを書き込むらしいのですわ。でも、freemail のアドレスは、広告対策用の捨てアドレスなので、普通の人がアドレス帳に記録してる可能性はほとんどないと思うので、たぶん広告を送っている業者の誰かが感染して、あっちこっちにばらまいてる可能性が大きいのです。となると、わたくしの捨てアドレスは、日本中の(っていうか、世界中の)人々にウィルスをばらまいている可能性すらあるってことなの?
 ああ、げっそり。
 というわけで、みなさん「sciureto@hamal.freemail.ne.jp」からのメールはすべて削除してください。わたくし、たった今メーラーの SMTP の設定を消してしまったので、もうこのアドレスから誰かにメールを送ることはありません。万が一このアドレスからメールが届いたら、それは間違いなくウィルスですぅ(ToT)

 あとね、絶対いないと思うけど、もしこれを読んでる人の中に「sciureto@hamal.freemail.ne.jp」を Outlook のアドレス帳に登録してる人がいたら、ひょっとするとウィルスにやられてる可能性があるのでどうにかしたほうがいいと思うのです。どうすればいいかは自分で考えてくださいなのです。だって、ウィルスチェック用のツールって、どういう働きをするものなのかよくわからないからそのツールのせいで何かおこらないともかぎらないし、安易に人にすすめにくいんですもの。


 
 
4月30日(火)
 今日は会社でおしごと。家でできることがほとんどなくなったので、これからはお出かけが増えることでしょう。
 ウィルス騒ぎの後の出社なのでちょっとばかりドキドキいたしました。ウィルスのほとんどが Outlook と IE を使ってばらまかれているとはいえ、別のメーラーが 100% 安全かどうかってのもよくわからないので、やば〜いことになっていたらどぉしようって感じですの。でも騒ぎにはなってませんでした。よかったです。

 帰宅してからメールのちぇっくをすると、ひゃ〜、w32.KLEZ.h@mm ばっかり9通もきているぅぅぅ。
 今までいろんなウィルスを見たけど、KLEZ はちょっと手が込んでいるのですよ。メールのタイトルが何種類もあるのは基本ですが、本文も何種類かあって、中には「これは駆除ツールです」という英文の説明がついたものまでありますの。

 まあ、冷静にみればどれも一目でアヤシイとわかるので、普通は開かないと思うんですけど、わたくしのように寝ぼけてメールのチェックなんかしてると何をしでかすかわからないので、みなさん気をつけませう。「奇数月の6日」はもうすぐです。やられたら二度と立ち上がれなくなるかもですわよ。
 

 それはともかく、日曜日にとってきたアサリ。
 昨日はボンゴレにして食べ、今日はみそ汁につっこっました。でもまだ残ってます。1000円の入場料で 2Kg まで採れる潮干狩り場だったので、わたくし重量制限ぎりぎりまでとってきたのです。
 でも、ナマモノ、いえまだ生きているのでイキモノと書くべきかもですが、そろそろ鮮度も落ちてまいります。このままじゃシニモノになってしまいかねないので、思い切って冷凍することにいたしました。どうやらアサリは殻ごと冷凍できるらしいのです。
 死んだ貝は火を通しても開かなといいますが、生きてるうちに殻のまま冷凍すると、加熱したときにちゃんと開くらしいですの。ほんとかしらねえ。

[追記]
 砂を吐かせて殻ごと冷凍したアサリですが、加熱するとほんとに殻が開いて食べられます。たまに開かないやつもあるけれど、たぶん冷凍する前に死んでた貝だと思います。料理するときは凍った状態のまま普通に使ってくださいませ。

 
 
今月の壁紙
菖蒲(ショウブ)
菖蒲(ショウブ)
(JPG 8KB)

 花ショウブではなくて、サトイモ科のショウブをデザインしたつもり。ショウブ湯にするのはサトイモ科のショウブです。


 
 
2002年 3月日記の目次2002年 5月

珍獣の館正面玄関山海経動物記