わたくしです


 絵を描くアタマと文章を書くアタマは別なのかもね。文章ばっかり書いていると、絵がへたになり、絵で説明することに慣れると文章がおろそかになるのよ。漫画家で小説も書いちゃう人のアタマってどうなってるのかしらね、うふっ。

 
3月7日(水)
 春になると土いじり欲求が高まるわけですが、なぜかエアプランツを買ってしまいました。園芸をよくやる人はチランドシア(英語風にチランジアって言ってる人も多いかも)というパイナップル科の植物を知ってるかもなのですが、エアプランツはそいつの仲間。南米の植物で、ほとんど根っこを持たず、空気中の水分だけで生きているという謎の植物なのです。
 あれ? それじゃ土いらないじゃないのよ、土いじり欲求を満たすためだったのにダメじゃん、もう。
 それはともかく、エアプランツは根っこがないから机の上にでもころがしておけるので、オシャレなオブジェとして最近ちょっと注目されてるのでしょうか。
 実はわたくし、3年くらい前に、すでにエアプランツにやられぎみだった事がありまして、カプットメドゥーサとかいうアヤシゲな名前のやつを飼育しておりました。
 ところが、
「冬だし、乾燥気味になるから、水あげたほうがいいのかなぁ」
などと、つまらない慈愛を発揮して、霧吹きで水をやりすぎて枯らしたという前科の持ち主なのでございます。それ以来、手を出さずに今日に至るのでございます。
 その当時は 1株 500円とかしてたけど、最近は安いのもけっこうあるみたいなのです。珍獣が買ったのは 1株 198円でした。

 ひと口にエアプランツといっても、それはもういろんな種類がありまして、かなり目移りしながら

・アルゲンテア(Tillandsia argentea)
・バイレイー(Tillandsia baileyi)
・イオナンタ(Tillandsia ionantha)

の 3種類をチョイスしてみました。
 イオナンタには、さらに亜種がたくさんあるらしいのですが、珍獣が買ってきたのは、残念ながら何という亜種かはわかりません。あっちこっちのサイトで写真を見ると、イオナンタ・イオナンタ(T. ionantha ionantha)ってやつに似ているような気がいたします。
 忘れなかったら清書するとき写真も貼っときましょう。

[追記]
 あれからアルゲンテアが花を咲かせました。
 花の写真は>ここをクリック
 全体の写真は撮りそびれました。機会があればまたそのうち。

 さらに、育て方を調べてみたら、チランジアには水をたくさんやったほうがいいのだとかかれたサイトを発見。

◎園芸情報サイト・インフォグリーン「チランジア」
http://www.infogreen.com/ig/plants/succulent/tillan/index.html
 ここによれば、エアプランツはスコールの降るような土地の植物なので、水は大量にあげていいらしい。え〜、てっきり砂漠みたいなところに生えるものだとばかり! ただし、きちんと水をやったあとは、すっかり乾かして日にあてたほうがいいのだとか。ふぅむ、なるほど。そういえば、むかし枯らしたカプットメドゥーサは日当たりの悪いところに置いてありましたわ。

 ちなみに、去年大さわぎした招財進寶樹(ジャックと豆の樹)は、冬のあいだ台所においといたら、葉っぱが少し油っぽくなりましたが、とりあえず元気です。暖かくなってきたので外に出しました。

[参考記事] 2001年1月の珍獣日記
 この頃はお絵かきしまくりだったわねえ(しみじみ)。


 
3月16日
 日記もろくに更新しないうちに3月も半ばになってしまったのです。
 ネタになるようなことが何もなかったかというと、けっこうあったような気がいたします。たとえば、しばらく前に修理に出したばかりの家来の車(フィアット・ウーノ・ターボ.IE しかもアバルト仕様)が、ある日とつぜん道のど真ん中で動かなくなったり(ちっが〜うっ、わたくしの毒電波のせいでわないのですう)、そういう外車を修理してくれる謎の人物に会いに狭山湖の近くまで行ってみたり(ホントに謎の人物でした)、さまざまなことがあったのです。それも忘れなかったら清書の時に書こうと思うのですが、もしかすると忘れてしまうかもしれません。

 ところで、去年の秋に手に入れたハヤトウリの実を、1週間くらい前に植えてみたのですが、せっかく出かかっていた芽がしおしおっとなってきて、ひょっとしたら枯れてしまうかもしれません。ある程度まで育ってから枯れるのなら、土が悪いとか日当たりがどうのとか考えられるのですが、まだ根っこすら生えてないような状態なので、何が悪かったのやら首をひねるばかりなのです。たしかに瓜を売ってくれたオバチャンは5月ごろ植えろとは言っていたけれど、もう霜のおりる季節でもないし、かなり暖かくなってきたので気温のせいでもなさそうな……うーん、でもまだハヤトウリには寒いのかなぁ。ハヤトウリなんて、滅多に手に入らないので、やり直しがきかないから、ちょっと残念なのですわ、うるうる。

[関連記事]珍獣様の博物誌・ハヤトウリ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7948/n_histri/a-o/kukurb70.htm
 

[追記]
 家来のフィアット・ウーノが動かなくなった経緯が、これまた激しく波乱に富んでいるのです。
 わたくしは東大で開催されたデジタルミュージアム関係の展示を見に行こうとしておりました。ええ、例によって「お昼をおごるから車をお出し!」と家来をよびつけて、フィアット・ウーノでおでかけしたのですわ。
 葛西の駅前でうどんを食べようということになって、初めてのお店に入ったところまでは良かったのですが、出てきたものをひとくち食べて、その微妙なあじわいに箸がとまりました。
「う〜ん、不味くはないけど、なにかしら、これは。ここは一応うどん専門店だったはずですわ。でも、なか卯のハイカラ(素うどん)のほうが美味しいような気がする。あ、いや、でも気のせいかもしれない。でも、気のせいでもあっちのほうが美味しく感じるなら、なか卯で食べるべきかもしれませんわ。その方が安上がりだし」
 料理の味なんて、その日の気分で感じ方もちがうからいいのですが、思えばここらへんがケチのつきはじめでございました。

 うどん屋を出てからしばらく、問題のウーノは快調に走っておりました。ところが、秋葉原の消防署の前で信号待ちしていたら、突然エンストして、それっきりどうやっても動きません。
 道のど真ん中でございます。すぐ後で信号待ちしていた車はものすごい剣幕でクラクションを鳴らされて、あわてて路肩によせました。古い車なので後から押せば簡単にうごきます。

 前からよくオーバーヒートして動かなくなる車でしたが、今度のは様子がおかしいみたい。仕方なくいつも修理を頼んでいる店に電話をかけて積載車を持ってきてもらいました。さすがの珍獣も「じゃあ、わたくしは電車で行くから」とも言えず、修理屋さんまでついていって、家に帰りましたことよ。
 どうやらタイミングベルトとかいうものが劣化して、ボロボロになっていたらしいのでございます。それを知らずに、何度かエンジンをかけようとしているので、もしかすると別の部分も壊れているかもしれなくて、そうなると、修理のためのパーツが手に入らないのだそうですわ。
 そんなこんなで、いつも修理に頼んでいるところで見放され、さすがにダメだろうと思っていた矢先に、家来から電話がかかってきたのでございます。
「修理してくれそうなところがみつかったので、来週は狭山湖のむこうまで行きましょう」
 ぐへっ、それはまた激しく遠いところだわね。ゆきががり上しかたがないのでついて行くことにしました。ウーノは動かないので、いつもの修理工場で借りた代車で出かけました。

 道中の話を書いていると終わらなくなりそうなので強引に先に進むのですが、たどり着いたのは八高線の箱根ヶ崎駅のちかくにある「ガレージジ・オキナワ」という修理工場。そこでわたくしたちはナゾの職人に出会ったのでございます。
 どうナゾかと言われると説明しにくいのですが、何やら愛想のなさそうなオジサンで、ぼそぼそした口調で、唐突に話をはじめるものだから、デリケートなわたくしなど、一瞬ひいてしまいそうなのです。
 ところが、聞き取りにくい話をよく聞いてみると、なんだかやたら面白いのですよ。
「パーツが必要なときに、どこに注文かけるとおもいますか?」
「さあ、やっぱりイタリア本国(フィアットはイタリアの会社)の修理工場とか?」
「イギリスです」
「は?」
「イギリスでは古い車は修理して乗り続けるのが基本ですから、パーツをストックしているのです」
「ううむ、なるほど」
「初めての国際電話はイギリスでした。通じるかどうか、ドキドキしながらかけたのですが、やはりクイーンズ・イングリッシュは聞きやすいですね。ちっとも問題ありませんでした」
「は、はあ、なるほど」
 通じるかどうかっていうより、このオヤジが英語しゃべれるなんて激しく意外なのです。でも、ちょっとまてよ、たしか社名が「ガレージ・オキナワ」だったはず。そうなのです。彼は沖縄出身で、どうやら英語はかなりしゃべれるらしいのです。
「ベルトが切れる直前まで動いていたのですね?」
「え、ええ。むしろ快調に走ってました。信号待ちで止まったら、それっきり動かなくなったのです」
「……だったら動きますよ。たぶんベルトが切れてるだけでしょう」
「そ、そうなのでしょうか」
「そうですとも。仮にエンジンがダメでも、変えられますよ。△△△(車種名)のものが同じはずです」
「えっ、ほんとに?」
「ストックがあるのでお見せしましょう。ちょうど別のお客さんのウーノが修理にきているので、見くらべれば同じだとわかりますよ」
 そう言われて作業場になっているバラックへ行き、△△△のエンジンとウーノのエンジンを見比べる。ふうむ、確かにぱっと見ると同じように見えるぞ。
「ウーノの場合、○○○の部分の長さがちがうと聞きましたが」
「サイズを測ったことがないのでわかりませんが、たぶん同じです。考えてみてください。メーカーは少しでもコストを下げようとしているのですから、そういう部分の仕様を細かく変えるはずがありません。変えるとすれば、その部分ではなく、こっちを削るでしょう。ここなら問題ありません」
「そ、そうなのかな」
「ええ。それに、エンジンは無事ですよ。大丈夫、うごくようになりますよ」
 キツネにつままれたような顔をしているわたくしたちに、彼は雑誌に掲載されたという紹介記事をコピーして手渡しました。
「目立ちたがり屋なので、お客さんに配ってるんですよ。帰りにでも読んでください」
 ほかにあてもないので、ナゾのオヤジに修理をたのむことにして、帰ることにしました。

 帰りの車中で、もらったコピーを読んでみると、彼は若い頃コーンズでエンジニアをしており、社員の技術力を競うコンクールで優勝してヨーロッパに勉強しに行ったことがあるのだそうです。あのオヤジ、ひょっとして、すごい大物だったりして?
 ちなみに、コーンズがどんなにすごいところかは、珍獣はよくしりません。わたくしは車に詳しいわけでも特別好きってわけでもないのです。とにかくウーノが動かなくなると、家来を足にできないのが困るのです。


 
3月17日(日)
 『モンズターズインク』を見に行った。
 この映画、制作スタッフは絶対に認めないと思うけど、おそらく『ドラえもん』のどこでもドア を題材にして作ったんじゃないかと思う。いや、ストーリーはまったくドラえもんとはちがうし、盗作だと言いたいのではないのです。どこでもドア"というアイテムを題材にして、こんな話が作れちゃうんだなぁと、素直に感心しちゃうのです。
 あらすじを書いてしまうとネタバレになるのでやめておきます。大してひねりのある話ではありません。設定にいくつか意味不明な点があったりして、そこらへんに気がつくと唸ってしまいますが、細かいことに目をつぶれば、見たあとの爽快感は『千と千尋の神隠し』なんかよりイケてるんじゃないかしら。
 

3月23日(土)
 日記の更新もろくにしてないから、今日こそは……と思いつつうっかり仕事をしてしまった。しまった、休日なのに。しか〜も、今月のしめ切り(毎月末に作業に区切りをつけて進めている)は過ぎちゃったので、今いそいでやっても仕方ないとゆうのに。珍獣ハタラキモノになるつもりはないのですが(そんな不吉なことしてたまるか)、ここを直せば確実によくなるというのが見えたので、ついオタク心でやってしまったのです。
 珍獣の館をほっぽり出すつもりではないのですが、今やってるお仕事は、ここを読んでる人の目にもふれる可能性が高いので(ペケ箱用だしそうでもないかなぁ)、広い心で考えれば読者サービスといえるかもなのです。でも、なんの仕事かは最後まで書かきませんわ。ここってばゲームサイトじゃないし、そういうことで検索にひっかかってて、うっかり迷い込んじゃった人がお気の毒ですもの(笑)
 どうせ、わたくしの名前なんぞ出やしないんです。仮に出してもらっても、人間のフリをするときの名前(本名ともいう)じゃ誰にもわからんであろうし、出してもらっても1ミリたりともうれしくないのよねぇ。いいもん。そのうち「著者 珍獣様」で本でも書いて有名になってやるわ(根がナマケモノだから100年後くらいにね)。
 


 
3月24日(日)
 HONE ori ZONE の骨月氏と 魔法の卵 のERI様と、わたくしと、わたくしの家来のTが新宿のメキシコ料理屋で密会。メキシコの虫入りテキーラをなめながら、デバハダカネズミの人形や、駿河湾のハリセンボン死体などが取引された。

戦利品

デバハダカネズミの人形(上)
ハリセンボンの乾燥死体(下)

 

 
3月25日(月)
 会社に行ってみたら、先月キ病でたおれたお兄さんが「体調不良」でお休みだった。……ゲッ、またなの?!
「たぶんバ○オ○○ード休暇じゃないかと……」
なんだ、それならよし(良くないけど、まあよし)。
 ところが今日は、キ病からたちなおったお兄さんだけでなく、某雑誌でビショップをなりわいにしていたことがあるオジサマもお休みなのです。しかも「すごく遅くなるか、休みになるかもしれない。遅れた仕事は徹夜をしても終わらせる予定」だなどと、わけのわからん勤怠報告が来ているし……ビショップよ、お前もか?

 それはともかく、昼休みに会社のまわりをうろちょろしていたら、白金台の住宅地でクサイチゴの花をみつけました。五弁の白い花で、葉の形などからバラ科のなんとかイチゴの花だろうと想像がついたのですが、初めて見るので名前がわからず、仕事の合間に野草のサイトをあちこちまわってしまいました。葉っぱに白い毛がたくさん生えていたので、まちがいなくクサイチゴだと思うのです。
 クサイチゴはキイチゴの仲間ですが、いわゆるキイチゴというのはモミジイチゴのことを言うことが多いみたいです。もちろんクサイチゴにも食べられる実が成るそうですが、クサイチゴはモミジイチゴよりも人里に近いところに生えてることが多くて、食べずにほってあるところも多いのだとか。場所的に見て誰かが植えたわけじゃなさそうだし(どこかの花壇から種が飛んだという可能性もあるけど)、おそらくは雑草あつかいだと思います。するとこの場所を忘れずにおけば、6月ごろに……ニヤリ。あ〜、でも住宅地だから、誰かに草と一緒にむしられちゃうかなぁ。ひぃぃ、クサイチゴだけ残しといてぇぇ(ついでに言うなら除草剤もやめてぇぇぇ)。

 なんてことを考えつつ仕事をしていたのですが、わたくし何やら風邪をひいたらしく、せきがとまらないのですよ。せきだけで熱などはないのですが、ゲホゲホと騒音の発生源になりつつあったので、土曜日にやりかけた部分が片づいたところで帰ってきました。
 そんでもって、こうして日記の更新をしてるというわけなの。
 


 
3月28日(木)
 こないだみつけたクサイチゴの花を写してきました。写真が大きいのでYahoo!フォトにつっこんでみました。
◎Yahoo!フォト・珍獣様のアルバム
http://photos.yahoo.co.jp/sciureto/
 ここの「クサイチゴ」をクリックしてください。つぼみと花の写真があります。初夏に実がなるはずなので、運良く写真がとれたら珍獣様の博物誌にでもまとめなおそうかと思うのです。
 ちなみに、この写真をとったあたりにはフキノトウもたくさんあったのですが、どれもひょろっと伸びて花が終わってました。今年は春が早すぎるのです。東京では桜がだいぶ散ってまいりました。

 
3月30日(土)
 珍獣様ついにソニーの縦型に転ぶ。一緒に買ったソフトは『ガラクタ名作劇場ラクガキ王国』と『BUSIN』である。根がゲーマーなので、決意すると早い。任天堂の四角いのも買いそうになったが今日はやめておいた。たぶん間もなく買ってしまうであろう。

 おともだちとお昼に待ち合わせて、葛西駅前に新しくできたジョナサンで腹ごしらえをすることにしたが、チキンハンバーグ和風てりやきソースを頼んだのに、出てきたのはハンバーグ&かきフライだった。よく見たら伝票もまちがってるので、どうやらオーダーミスらしい。そういえばオーダーの確認をされなかった気がするわ。
 かきフライも嫌いじゃないし、そのまま食べちゃおうかなぁとも思ったけど、とりあえず店員に言ってみると
「速攻で作り直しますから、10分ほどお時間をいただけますか?」
なんて言われ、おあずけを食らってしまった。10分といえば大した時間じゃなさそうに思えるが、おともだちが頼んだ料理はすでに来ているので、それからさらに10分というのは長い。ええ、もちろん、おともだちには先に食べてもらちゃったので、正しくチキンハンバーグ和風てりやきソースが到着したときには、おともだちはほとんど食べ終わっていた。ぬぅぅ。
 これがマクドナルドなら、おわびにポテトがジュースの1杯くらい出てきたりするけど、そういうことは全然ないし、だいいち和風てりやきソースは、見た目より味はたいしたことなくて、これなら間違って出てきたやつを黙って食べといたほうが普通においしかったかも……なんて、ブチブチ言いながら電車にのった。
 

 そうしてたどり着いたのは、有楽町のビックカメラ。
 ゲーム機は、探さなくてもあることはわかっていたので、とりあえずパソコンコーナーをのぞきに行ってみると、新しい iMAC が旧価格のまま置いてあったので、思わず箱の前で凍り付く。
「これが売り切れると2万円くらい高くなるのよね……」
メモリーだの液晶だのの値段が上がっているので、にゅ〜 iMAC の定価が上がるらしい。個人的に、そろそろMAC使いにでもなってやるか〜と思っていたところなので、今なら2万円も安いのだと言われると、増設用のメモリーとセットで買っちゃおうかなぁ……などと、心ははげしく揺れうごくのですが、冷静に考えると、いかににゅ〜 iMAC が液晶ディスプレーになってコンパクトだとはいっても、今あるウィンドウズ機を片づけないことには置く場所がないことに気づき、断念する。今やってる仕事でエクセルをよく使うので、すぐに Windows をやめちゃうわけにもいかんのですわ。
 そりゃ、まあ、エクセルなら MAC 版もあるけども、そいつが曲者なのですよ、ったくも〜、聞いてくださいなのよ、MAC版のエクセルってユニコードに対応してないらしいのよ。こないだのマック・ワールド・エキスポで、ゲイツ屋さんの開発の人が、未対応なんですよっていってたも〜ん。だのに、Windows 版だと、たいして意識せずにJISの第一第二水準に入ってない文字も入力できちゃうわけよ。まあ、仕事ではそういうのは作らないけど、わたくしの手元には、趣味で作った中国語のエクセルデータなんかがあるので、そういうのがみんな使えないんですわ。き〜、やっぱゲイツって役にたたねー(ジョブズなら役にたつかっていわれると、オシャレなだけで役たたね〜って気もちょっぴりするけど……うふふ)。
 ええ、エミュレーターで Windows を動かすことも考えたわけですが、エミュレーターに期待してまでムリに iMAC なんか買わなくてもいいか、という気分になってきたのでやめました。

 というわけで、iMAC には転ばなかったので、予定通りソニーの縦型を買いに行く。一緒に買ったソフトは『ガラクタ名作劇場ラクガキ王国』と『BUSIN』である。ふだん我慢してる分、決意すると早い。任天堂の四角いのも買いそうになったが今日はやめておいた。たぶん間もなく買ってしまうであろう。
 おともだちに借りてるソフトもあったりするので、しばらくはゲーム漬けの予定。
 


 
3月31日(日)
 『ロード・オブ・リング』を見に行きました。うーん、ひと言でいえば3時間つづく長い予告編を見たような気分でした。長い長い話の魅力的な部分だけを選りすぐって、チラッチラッチラッと紹介して先に進んじゃうの。これ、ふだんゲームやったりファンタジー系の児童文学とか読んだりしない人にはチンプンカンプンかもねえ。
 でも、さすがに作り込んであって、3時間ちっとも退屈しないのよ。出てくる役者さんも、ほんとにファンタジーから抜け出してきたような人ばっかりで、キャ〜なのです。

 
おしらせ

 復刊ドットコムで『全釈漢文大系33 山海経・列仙伝』の復刊リクエストをはじめました。その件に関して語りあえる場所もありますので、興味のある人はとにかく下記 URL までお越し下さいませ。

◎復刊ドットコム・『山海経・列仙伝』投票ページ
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=8849
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