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和名 ワサビ(山葵)
別名  以下はすべてセイヨウワサビ(西洋山葵)のことで、日本のワサビとはまったくの別種である。
 ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)
 ワサビダイコン(セイヨウワサビ)
 レホール(セイヨウワサビ)
学名 Eutrema japonica または Wasabia japonica(ワサビ)
Wasabi japonica とするサイトも 
Armoracia rusticana(セイヨウワサビ)
科名 アブラナ科
沖縄口  
アイヌ語  
中国名 山葵(葉がアオイに似ていることから)
英名 horseradish(馬大根の意。セイヨウワサビを指す)
エスペラント vasabio(日本語のワサビに由来)
kreno(ドイツ語に由来。セイヨウワサビを指す)
その他 Kren, Meerrettich(独)
Raifort, Cranson de Bretagne, Cran(仏)
Barbaforte, Cren, Rafano(伊)
Taramago, Rabano picante(西)
 …以上、すべてセイヨウワサビを指す
原産地 ワサビは日本原産
セイヨウワサビはヨーロッパ原産
 
 
ワサビにまつわるいろいろ
 ワサビとセイヨウワサビはまったくの別種なので、同じ項目にまとめるのはどうかと思うが、日本ではチューブ入りのワサビの中にはセイヨウワサビを使うことがあり、食材としては同じように使われている。セイヨウワサビを中心に取り上げるチャンスがあるまでは、両者を「ワサビ」として括り、日本のワサビは本ワサビとしておこう。

 本ワサビは今から 1000 年ほど前、平安時代には日本人の食卓に上っていたという。ただし、この時代はまだ一部の偉い人たちのもので、庶民が利用していたかどうかはわからない。本格的にワサビが使われるようになったのは、江戸時代後期のことで、江戸前のにぎり寿司が評判になってからのことだという。

 戦後になると、セイヨウワサビを粉にして、カラシを加えたものが開発された。刺身を買うとついてくるペースト状のワサビはこれである。この当時の粉ワサビには本ワサビは使われていなかったらしい。

 昭和 47 年になると、粉ワサビを水で練ってチューブに詰めた練りワサビが登場する。このことで、ワサビがぐんと身近になるが、この頃もまだセイヨウワサビが主原料だった。
 最近では本ワサビを加えて風味を出したり、粉を練っただけでなくすり下ろした感じを出す工夫などもされ、各社でさまざまなタイプの練りワサビが作られている。

 なお、生の本ワサビはサメ皮でおろすと言うが、これは今から 40 年ほど前にはじまったことで、それほど大昔から行われていたわけではない。考案者は伊豆にあるワサビ専門店の店主で、宮大工が柱を磨くのに鮫川を使うことにヒントを得たと言われている(参考>S&Bスパイス&ハーブ総合研究所)。

ワサビにまつわる言葉
Eutrema japonica
Wasabia japonica
Wasabi japonica
 どちらもワサビの学名。小種名の japonica は「日本の」という意味。属名の wasabia は日本語の「ワサビ」に由来している。eutrema は種がでこぼこしている様子を指している。属名を「wasabia」とする資料と「wasabi」とする資料があり、どちらが正しいかよくわからない。

Armoracia rusticana
 セイヨウワサビの学名。rusticana は「農夫の」という意味。armoracia の意味はわからなかった。

ワサビが利く
 料理にワサビを添えるとツンとした刺激があることから、気の利いた表現などで人の心を鋭くつくこと。ワサビの利いた言葉、などと使う。

  
 
珍獣様が食したワサビたち
 
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