カステラ系伝説
カミツレ(投稿者:珍獣ららむ〜)
 カモミールという薬草は江戸時代にオランダ医学とともに日本に入ってきた。オランダではこの花を kamille と呼び、当時の蘭学者はカミッレと音を表したが、江戸時代の表記法では ツ と ッ を明確にかき分けなかったため、いつしかカミツレという言葉が日本語に定着した。
【用語解説】
蘭学者
 江戸時代中期以降に、オランダ語の文献をとおして西洋の学問を修めた学者のことを蘭学者という。蘭学者宇田川玄真が1822年に書いた『遠西医方名物考』にカミッレの名が見られるらしい。
 書き間違い、読み間違いが定着する例も他にありそうな気がするし、それだけならカステラ系とは言いにくいのだが、江戸時代の蘭学と関係しており、異文化との接触によるアクシデントを感じさせるので疑としてみた。


 
掲示板のログ

Re: カステラ系伝説サイト 投稿者:ちんじゅう - 2002/03/25(Mon) 23:57:18

ハーブの本などを読むと、
カモミールの和名をカミツレとしてるものが多いのですが、
これは和名でもなんでもなくて、
本来イタリア語でカミッレと呼ばれるべきものが、
カミツレと読み間違えられたものらしいんです。

それゆえあの花をカミツレと呼ぶのは
間違いだと言う人もいるのですが、
すでに日本語に定着しているので
単純に間違いと呼ぶのは間違いだと思うのです。

正統カステラ系としては、いまいちスッキリしないので、
疑かなぁと思っているところです。
いかがなものでしょう。


Re: カステラ系伝説サイト 投稿者:アヤコ - 2002/03/26(Tue) 00:17:41

カミツレ、私にもすっかり定着していました(笑)
純カステラって探すとなかなか無いですけど、かすっているものにも、結構面白いエピソードがあるものですね。
Re: カステラ系伝説サイト 投稿者:ちんじゅう - 2002/03/26(Tue) 10:05:20
カミツレについて調べたら、
カミッレというのはイタリアじゃなくて、
どうやらオランダ語がもとのようです。
宇田川玄真が1822年に書いた『遠西医方名物考』に
「カミツレ」という記述で出てくるそうで、
かなり古い時代から少なくとも名前だけは日本に入ってきてたみたい。
最近更新してないので、ついでに疑につっこんでおきましょう。
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