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産卵を終えるとしぼんでしまう

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 あんなにグラマラスだったお蚕さんは、産卵を終えるとキュッと引き締まって、オスと見分けがつかないような体型になってしまう(この写真は両方とも産卵後のメス。オスは全員交尾中で並べられなかった)。

カイコのメス(産卵前)
▲これが産卵前のメス。一枚目の左と同じ個体です。


 産卵後のメスも再度交尾に使えるようなことを聞いたので、昨日の朝に産卵を終えたメスをもう一度交尾させてみました。今朝見ると、たしかに産卵はしているものの、残りをやっと絞り出したような状態で、大した数は生まれませんでした。

 産卵は、交尾後(割愛後)すぐには始まらず、数時間から半日くらいたって産み始めるようです。昼頃交尾させると、暗くなるころ生み始め、朝には産み終えています。

 なお、割愛(人の手でオスとメスをひきはなすこと)せずに放置してみたところ、翌朝になってもくっついたままでした。

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 これはクワゴ、だと思います。翅がすけてるのは、何度もつかまえているうちに鱗粉がとれてしまったからです。先日の記事にも書いたとおり、窓をあけはなって掃除をしていたら部屋の中に飛び込んできました。捕まえて追い出すのに戻ってきてしまうのです。お蚕さんの匂いにさそわれてきたんじゃないでしょうか。

 せっかく夜ばいに(昼だけど)来てくれたので、脱ぎたてのほやほや、今朝羽化したばかりのお嬢さんと個室に入っていただきました。

 しかし、クワゴ氏はお嬢さんにさっぱり興味をしめしません。お嬢さんのほうは匂いたつおしりをふりあげて誘っているようなのに。手で近づけても反応なし。残念ながらハーフの誕生は望めないようです。

ファイル 487-3.jpg
 これはメスのおしりにある誘引腺というものです。いつも出ているわけじゃなく、ひっこめることができます。ここから匂いが出てオスを誘います。


ファイル 487-4.jpg
▲両方ともメスです。 

タグ:カイコ

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  • 2008年11月05日(水)14時41分
  • 日記

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