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その後のウシなんとかさん


ウシなんとかさんがハバチの幼虫を食べるところ
 舌をのばすんじゃなく体ごと突撃する感じで餌をとる。カエルってみんなこんなだっけ?


 ウシなんとかさんはすっかりカエルになってしまった。でもまだ鳴いてない。ウシガエルならモーとかボーとか鳴くはずだ。いつごろから鳴き始めるんだろう。

 カエルの姿になってからも、しばらくは動きがぎこちない状態だったらしい。らしいというのは、どういうのが自由な状態なのかわからないから。初期の頃は水面から顔を出すのに後ろ足で水槽の底に立ってた。最近はプカプカ浮くようになった。自然な状態なら足のつかないような深いところでカエルになるので、ぎこちないのは水槽が狭いのが原因かもしれないけれど。

 今は活発に泳ぐし、時おり跳ねてる。体当たりで蓋があかないように煉瓦で重しをしてる。陸地も増やしてみた。でも水の中にいることが多い。最近はちゃんと潜るようになった。オタマジャクシ時代には水中にいたんだから、カエルになっても普通に潜りそうなものだけど、肺呼吸をはじめてからしばらくは水に潜ろうとしなかった。肺呼吸に慣れるまで長時間潜れなかったのかもしれない。

 最近の餌はこんな具合。

・バッタ類の子 ◎
・芋虫(主にハバチの幼虫) ○
・スジエビ ○
・赤虫(ユスリカの幼虫) △
・サシ(なんとかバエの幼虫) △

 バッタ類が大好物で、入れてやると目の色を変えて食いついてくる。口からはみ出すような大きさのものでも、とりあえず食いついて飲み込もうとしてる。バッタは水に落ちても泳ぐので扱いやすい。そういう意味ではアメンボもよさそうだけど、捕まえるのめんどくさいのでバッタ。

 バッタがいない時は芋虫も食べるけれど、バッタほど好きじゃないようだ。石の上にのっけてやると、ツーっと泳いできてぱくっと食べる。ただ、芋虫はうっかりすると水に沈んでしまう。ウシなんとかさんは水中のものより水面で動いてるものが好きみたい。

 動きがぎこちなかった頃はエビを食べようとしなかった。自由に潜れるようになってからはエビも食べているようだ。ウシなんとかさんが食べなかった頃はエビが死ぬとそのままの形で白くなって沈んでいたが、今はそもそも死体が見あたらないし、あっても千切れてる。

 バッタ・芋虫・スジエビが常に手に入ればいいんだけれど、雨が降って取りに行けない時もあるので非常食として赤虫とサシを用意してみた。

 赤虫とサシは釣具屋さんで買ってきたもの。赤虫は水に入れておいても食べないみたいなので、石の上において与えている。ウシなんとかさんは警戒心丸出しなのでピンセットからは食べない。サシも同じ方法で。

 検索すると、アマガエルなどはサシをそのまま与えると消化不良を起こすとあるので、ひょっとするとあまりよろしくないかもしれない。サシはハエの幼虫なので、常温でほったらかせばハエになる。ハエにしてから与えればいいんだろうけど、飛ぶものは扱いがめんどくさい。餌用に飼うならコオロギがいいと思うんだけど、まだ口に入らないかもしれない。

 このまましばらく太らせる(食料的表現)なら、水槽も大きめのを買わなきゃいけないかな。

タグ:カエル

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