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シジの休みが終わったかもしれない

 孵化してから五日目です。たぶん昨夜のうちにシジの休みが終わったのではないかと思うのですが、この時期は脱皮をしても目立たないのでよくわかりません。

カイコガ二齢幼虫
 体長が8mm程度になりました。まだまだ小さいので接写が難しいです。上の写真は 2cmまで寄って写したのをトリミングしました。トリミングなしでこのくらいの大きさに写るカメラがほしいんですけど存在するんでしょうか。

 それはともかく蚕の眠の話を少し。

 カイコに限らず、昆虫は脱皮前に餌をたべなくなります。カイコの場合はその状態が眠ったように見えることから眠(みん)と呼び、幼虫時代に四回の眠を経験します。

 眠を早いほうから順に、シジの休み(または獅子の休み)、タケの休み(または鷹の休み)、フナの休み(または舟の休み)、庭のやすみ、と呼んだりもします。語源はよくわかりません。この呼び名を織り込んだ伝説もあります。

◎今昔かたりぐさ:養蚕のはじまり
http://www.chinjuh.mydns.jp/ohanasi/365j/0306.htm
 昔作ったものですが、蚕にまつわる伝説を集めたものです。このページにあるものだと「金色姫」「衣笠姫」がわかりやすい例です。お姫様が四回の受難にあい、最後には本当に死んでしまい、蚕になるというお話です。

 養蚕伝説だと有名なのは「おしらさま」ですが、あれも恋仲の馬が"高い"木に吊されたり、その皮をはいで"舟"に張ったりする話があるので、眠の呼び名と関係があるのかもしれないですけど、最近難しいことを言おうとすると頭がいたくなるのでやめておきます。老眼用のメガネができたら多少ましになるかもしれないのでご期待ください(変わらないかもしれない!!)。

 シジとかタケとかの由来をみんなで考えた時の記事はこちら。ここにない説を思いついちゃった人はご遠慮なくコメントを。

◎眠の呼び名とずーの由来(まとめ)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=410

タグ:カイコ

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