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たわいもない日記・北読書

たまごの背比べ

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 大きいのは普通のスーパーで買った L玉で、小さいのは SHOP99 で買った S玉です。写真で見ると驚きがないんだけれど、実際に手にとって眺めると、想像以上に大きさが違うのでけっこう驚きました。

謎のスナック

 うちの近所にはスナック虫という店があるんですが(地名でいうと東金町か?)
スナック虫


 JR小岩駅の近くには、スナック蟻もあります。
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 スナック虫といえば、何年か前に検索した時に、余所様のおもしろい日記だかブログだかを読んだんですが、今探そうとしたらみつかりませんでした。

 なんかの理由で停電になり電車が派手に止まってしまったので、松戸にある大学(?)まで自転車をかっとばそうとしたら、水戸街道をまっすぐ来たはずなのに、なぜか道に迷ってしまう。

 夜であたりは真っ暗なので、とにかく明るいところを目指したら、目の前に見えたのがスナック虫で、さらに迷走して気がつくとバス停は地蔵前(たぶん今の「しばられ地蔵入口」)で、とにかく恐かったという話でした。

 停電の原因をテロだと書いてあったような気がしますが、具体的にどの事件を言ってるんだろうと首をひねったのを覚えてます。面白かったのでもう一回読みたいですー。

ドン・チャックは健在

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 昨日、後楽園ゆうえんちに「マジクエスト」っていうのをやりにいって、もちろんそれは面白かったんですが、何よりドン・チャックがマスコットキャラとして健在であることに感動しました。とりあえずこの感動を記録。

北読書

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私は金正日の「踊り子」だった(上)(下)
1997年初版

 著者の申英姫(シンヨンヒ)は1961年北朝鮮地方都市の一般家庭の生まれで、党に舞踏の才能を見込まれてピパダ歌劇団に入り、後に万寿台(マンスンデ)芸術団に所属した。キップムジョ、いわゆる喜び組に選ばれ、金正日の宴会でもたびたび踊った。党幹部の息子でロンドンで外資ディーラーをやっている崔世雄(チェセウン)と結婚、ふたりの子供たちとともに、1995年、韓国へ亡命する。

 上巻は子供時代をふりかえり、舞踏家となり、金正日の宴会で踊るようになり、夫となる青年と出会うところまで。下巻はその青年と結婚し、子供をもうけ、長期出張中の夫とともにロンドンで暮らすことを許されるが、些細なことで党に睨まれそうになって韓国に亡命する。


 一般人が入り込めないような芸術団に所属したり、党幹部の息子と結婚して海外で生活するなど、エリートコースを歩んだ人ではありますが、いちおう恋愛結婚で、子供を儲けたりしているので、平壌の奥さんたちがどんな暮らしをしているのかかいま見える手記に……なってる……のか?

 なんでも、普通は主婦でもナントカいう婦人会みたいなのに所属して、変な反省会とかに出席しなきゃならないらしいんですが、夫とその姉だか妹だかの口利きで、働かず、婦人会にも所属せずに暮らせる身分だったようです。出版社でなぐりがきの原稿を丁寧に清書するという作業だそうですが、それも途中からは(上司に贈り物などをすることで)籍だけおいて、実際には何もしていないとのこと。

 そう書くとかなり特殊な環境にも思えますが、そういうことが可能なので、党幹部の奥さんに人気のある仕事だったとも書かれており、平壌の日常なのかもしれないです。北では賄賂がなければ何もできず、賄賂さえあればなんでもできるとのこと。夫とロンドンで暮らすようになってからは、なかば人質として北に残してきた子供を出国させるためにも、党に多額の献金をしたそうです。

 この本の著者は、夫になった人がかなり変わっていて、金融関係の才能を発揮してロンドンでそうとう儲けたらしいです。もちろん党のお金も増やし、北朝鮮にはかなり貢献したとのこと。自由主義社会への脱出願望は常に持っていたでしょうが、生活に不自由してたわけじゃないし、北朝鮮で不都合さえなければ亡命なんかしなかったんじゃないのかな。

 その不都合というのも表だって党に反逆したとかではなく、韓国の新聞を読んだり、韓国の歌謡曲を聴いたり、高級外車に乗ったりしたと、その程度のことらしいです。党の偉い人より高級なベンツに乗っていることを指摘され、BMWに乗り換えたというエピソードがでてきます。北ではベンツが好まれているので、BMWが同等に高いことを誰もしらないとか。北で指摘されたんならわかるけど、ロンドンでのコミュニティでそんなことほんとにあるかしら。

 書名にある「踊り子」は、いわゆる喜び組のことです。

 金正日の料理人こと藤本健二氏によれば、喜び組の女の子たちは、意外と大事にされていて、金正日の性の相手をさせられてるなんてことはありえない、と言ってます。

 が、この本の著者によると、党の幹部が女の子をこっそり自室に呼び込んで、力ずくで自分の相手をさせるようなことが度々あったとのこと。それも、金正日に非常に近い立場の幹部がすることなので、おそらく将軍の許しを得てしていることではないかと。

 金正日は宴会に妻の高英姫(コヨンヒ)夫人を連れて現れたりするので、自分で喜び組に手を出したりはしないのかもしれないですが、部下にあてがってるんだったら大差ないんじゃないの、という気もします。

 ただ、著者はナントカいう幹部のオッサンに押し倒されそうになるものの、激しく抵抗して難を逃れているのですよね。もし、そういう目的のために組織された集団ならば、この時点でペナルティがあってもよさそうですが、なんのおとがめもなくその後も舞踏を続けています。

 最後のほうに、韓国に亡命してからの話がごく手短に掲載されています。大金を持っている夫が厳しい取り調べを受け、北朝鮮のお金を着服したのではないことを証明するのが大変だったとか、普通の人として暮らせると思いこんでいたのに、記者会見をするように言われ、亡命者として暮らさなければならないことに気づいたりしています。

 しかし、顔が知られたおかげで、ごく普通の人から声をかけられるようになり、南には北の地を故郷として語る人が多いことを知ったとも。

タグ:地元(葛飾周辺) 北朝鮮 変な写真

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