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隅田川七福神めぐりに挑戦したんだけどね

 隅田川七福神は、各ポイントで七福神の分身像(御分体)をいただいて、船に乗せ、最終的には宝船を完成させるコレクター心をそそる開運イベントなわけです。柴又の初庚申を見たのでついでに回ってしまうことに。

 ところがー、7日に多聞寺を見に行った時、20日くらいまで御分体を買えるようなことが貼り紙に書いてあったと思ったんだけど、行ってみたら「今年はもう終わりました」ですって。うわーん。やっぱり無理しても7日に回っておけばよかったー。

 一気に信仰心が下がって、とっとと帰ろうかという気になったけど、来年のために順路をチェックしておくことにしました。


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▲超道順:隅田川七福神巡り。関屋の駅から南へ下るルートです。赤いポイントがお寺と神社で、青いのは順路の説明なんだけど、やりすぎて見事にお参りポイントが埋もれてしまった(笑)

 今回は、京成電車で関屋の駅まで行き、そこから徒歩でまわりました。最初の参拝ポイントである多聞寺がちょっぴり分かりにくい場所にありますが、それ以外はほとんど墨堤通り(都道461号)沿いにあります。

関屋駅〜多聞寺 1kmくらい

 墨堤通りを南下、水色のアーチがある綾瀬橋を渡り、カネボウの工場手前で川の方へ曲がる。あとは、常に工場を右手に見る感じで行けば迷わない。案内が不親切なのでこのあたりで途方に暮れてる観光客がけっこういるみたい。

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▲毘沙門天の多聞寺
 狸塚(たぬきづか)がある。いたずら者の狸をご本尊様にお願いしてこらしめたら、驚いて死んでしまった。その狸を供養する塚がある。狸のお札も。>詳しくはこちら

多聞寺〜寿老人の白髭神社 1.5kmくらい

 墨堤通りに出てもいいけれど、地図に示したような裏道を通ったほうが楽しい(案内の看板もそうなっているし)。墨堤通りまで出ると、ナンジャコリャーと叫びたくなるような大きな団地がある。高い壁のような建物が、横に何棟もつらなっていて、建物同士が渡り廊下でしっかり繋がっている。震災等で火の手があがったら防火壁の役目をさせるために建てたとも言われている。都市伝説だと思うけど本当だったらどうしよう。

 墨堤通りをどこまでも南下、白髭神社上という交差点まで来ると神社が見える。白髭神社は社務所に御守りがいろいろあるので必見。
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▲白髭神社のまが玉鈴:御神宝をかたどったものだそうです。一応、土鈴になってますが、形だけでほとんど音がしません。800円也

白髭神社〜福禄寿の百花園 300mくらい

 墨堤通りにもどって南下すると、子育て地蔵の赤い幟が見えてくるので、その手前を左へ入って数百メートル。百花園は和風庭園で入場料は150円。福禄寿のお堂は園内にある。御分体は売店で買う。売店はちょっとした休憩所になっている。甘酒300円がおすすめ。暖まる。

 ここの売店で「福かえる」という小指の先より小さな陶器の御守りをみつけた。多聞寺の豆狸の姉妹品だと思う。かわいいけど今回はやめといた。来年また来られたら買おうかな。

百花園〜弁財天の長命寺・布袋尊の弘福寺 1kmくらい

 墨堤通りに戻って飽きるほど南下。右手は倉庫街。墨田区の温水プールがあるところ(隅田公園)まで来ると、墨堤通りは川の方へ曲がるけれど、無視して細い道をまっすぐ。次の信号で右を見ると長命寺と弘福寺が見える。

 弁財天の長命寺は寺の中に幼稚園がある。ちょうど園児が帰る時間では入りにくかったけれど、参拝ですって顔してずんずん入ってしまった。お寺の人も慣れてるので何も言われない。恐いのはお迎えのお母さんたち。細い歩道を自転車で突進してくる。ひ〜。

 寺の奥に六助塚がある。明治21年の日付が刻まれていた。六助は犬の名前。鼠とりが上手い犬だったらしい。それが何かの理由で不慮の死を遂げたので(野犬狩りにでもやられた?)、有志が塚をたてた、ということらしい。由来が漢文なのでぶっちゃけよくわからんかったです。ウソだったらごめん。
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▲六助塚(足下に犬)

 布袋尊の弘福寺はやけに立派なお寺だった。境内に咳の爺婆尊と呼ばれる石仏が祀られている。風外禅師というお坊さんが相州真鶴で修行中に、両親に孝行できないことを悔やんで石像を作り、父母に対するように供養したもの。縁あってこの寺に祀られるようになり、口の中に病のある者は爺に、咳の出る者は婆に祈願し、全快したら煎り豆と番茶を供えてお礼をする習わしとのこと。

 咳止め祈願に老婆の石にお参りするというのは埼玉県川越市の広済寺にもあったと思う。やはり、煎り豆とお茶を供える。何か意味があるんだろうか。
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▲弘福寺

〜恵比寿・大国の三囲神社 300mくらい

 三囲と書いて、みめぐり。三圍と書くのが正しい(「くにがまえ」に「韋」)。もとは弘法大師が創建した祠で、荒れ果てていたのを再建した時に、地面から神像が出てきた。すると、どこからか白狐が現れて像のまわりを三度めぐり消えてしまった。神社の名前はこの故事に由来する。


 ここまで、関屋の駅から 4kmほど。徒歩でまわるなら1時間半くらいかと思います。帰りは、同じ道を歩いてもいいけれど、少し歩くと京成&東武曳舟駅が近いので、電車に乗るとよいでしょう。

 わたしは隅田公園まで戻って亀有駅行きの京成タウンバス[有01]に乗りました。
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▲平日は6往復しかないんだよ……orz

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タグ:地元(葛飾周辺) おまもり 伝説

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コメント一覧

ひろこ 2009年01月15日(木)23時41分 編集・削除

まが玉鈴、エッチ系のありがたい形に見えた…。

珍獣ららむ〜 2009年01月16日(金)10時53分 編集・削除

そういう目で見始めたら、
もうソレにしか見えなくなった……orz
たぶん、鈴にするための切れ目がいかんのでしょうね。
もとの曲玉はどんな材質なんでしょうね。
普通の石だとしたら、色はどんなかしら。


http://kyoudogangu.xii.jp/aichinagoya.htm
ここの五色鈴が似てるね。