記事一覧

ムクドリの就塒

 塒(ねぐら)に就く(つく)と書いて、「しゅうじ」と読みます。先週くらいから、椋鳥の就塒前集合が目立つようになりました。平たく言うとねぐらへ帰る前に電線やら街路樹やらに大集合することです。

 東京あたりだと、ムクドリは年がら年中います。でも、常に群れをなしてるかっていうとそうでもなさそうです。ひとたび集まり始めるとヒッチコックの映画みたいにものすごいことになり、「ムクドリ大量発生、山が開発されて住み家を追われたのか」なんて話題にもなるんですが、人間が慣れて忘れかけた頃には群れを見なくなったりします。でも、ムクドリそのものは年中いたりするので謎の現象です。

$FILE1
▲夕暮れ時に電線に集まってくる。

$FILE2
▲ジュルルル……とエコーがかかったみたいな変な声で騒がしく鳴き交わす。

 そういえば、ムクドリは、国内を季節ごとに渡っている鳥で、寒くなると山から平地に下りてきたりするはずです。秋に群れをなすのは、山から飛んできたグループと合流するからかなあ、なんてことを思うのですが、野鳥のことはさっぱりわからないのであくまで想像ですけどね。

タグ:地元(葛飾周辺)

トラックバック一覧

コメント一覧