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座繰りはどうも分解不能っぽい

 いや、ぶちこわすつもりでならたぶんバラバラになるんだけれど、構造上、どうしても三枚の縦板をはずさないとならず、そうなるとかなり大がかりなので断念しました。

 丸洗い……というのもアリかなあとは思うんですが、前橋の仲買人や牛久村の所有者の名前が書き込んであったりして、丸洗いして損ねてももったいないです。

ファイル 434-1.jpg
▲「元(仲)祖、前橋榎町、細野千代吉」と書いてある。

ファイル 434-2.jpg
▲こっちは所有者の名前なんだけど「牛久村牛久拾七番地 久保田氏所有」と、"氏"をつけて書いてあるところを見ると、所有者が署名したんじゃなさそう。こういう器具を仲買人が売るか貸すかする仕組みだったのかな。

 というわけで、現在部屋に飾ってます。急に古民家喫茶みたいになってきました。とりあえず、謎の針金の役目を解明したいですねー。ひろこさんに教えてもらった、糸を振る仕掛けか、縒りをかける仕掛け、もしくはカウンターという線で、気長にあちこちの博物館を見て回って似たようなものを探したらわかるかなあ。


 と、思って検索かけてたら、前に教えてもらった座繰りの動画を置いてるサイトに富岡式座繰りという名前でほぼ同じ構造のものがありました。
http://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/sangyo/seisan-gyo/05zaguri/zaguri.htm

 たしかに糸を振る仕組みのようです。が、なぜこれで振れるのかわからない……(汗)

タグ:カイコ

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ひろこ 2008年08月31日(日)22時45分 編集・削除

多分「往復スライダクランク機構」みたいな物じゃないかと思うんですが、
歯車の幅の分、針金が左右して…
http://www.katch.ne.jp/~n-yotaka/4090S.JPG
こんな感じ。

巻き取る糸は手前でちょっと振れば先で大きく左右するのです。
むしろ、調子に乗って巻いていると、
どんどん弾みがついて行くので、
行き過ぎに気をつけないと軸に巻き付きます。

珍獣ららむ~ 2008年09月01日(月)07時13分 編集・削除

あーーーーーっ!
わかった、なるほど、それかー。
針金は歯車に固定されてるものと思っていたけど、
ネジを中心に動くのか!
針金が錆びで歯車にくっついてるから
まったく思いつかなかったよー。
ありがとう!!!

ひろこ 2008年09月01日(月)11時54分 編集・削除

http://image.blog.livedoor.jp/urabeni/imgs/d/d/dd5ac0d0.jpg

この写真が少し大きい。
歯車の位置は違うけどこんな感じだろうね。

ランママ URL 2008年09月04日(木)08時34分 編集・削除

座繰り機の実演の動画がありました。ご覧になったことあるかな?例の針金は、糸を左右に振る棒につけるもののようです。部品が足りないみたいですね。
http://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/sangyo/seisan-gyo/05zaguri/zaguri.htm
座繰り機のほかに、糸を誘導するものも必要らしい・・・。

珍獣ららむ~ 2008年09月04日(木)15時50分 編集・削除

ランママさん、それ本文に書いてあるのと同じURLですよ。

ランママ URL 2008年09月04日(木)21時55分 編集・削除

あははは・・・どうもすみませ~ん!

細野 三希穂 Eメール 2009年04月18日(土)10時14分 編集・削除

細野千代吉私の先祖、ひおじいさんくらいです。前橋から水海道に移っています。

珍獣ららむ〜 2009年04月19日(日)01時19分 編集・削除

 うわ、千代吉さんの御子孫に出会えるなんて、書いてみるもんですねー。座繰りは今でも大事に飾ってありますよ!

細野 三希穂 Eメール 2009年06月15日(月)07時50分 編集・削除

以前投稿したものですが、千代吉私の祖父でした。知らなかった。ところで、写真の座繰り機まだ残っているでしょうか。この焼印のもの当方にありません。資料的に当方にとって意味があります。父の実家、水海道(現在常総市)の座繰り屋(屋号です)から座繰り機100台ほど出てきました。もしよろしければの話ですが、写真の座繰り機に特別の執着がなければ、2対1の交換お願いできないでしようか。なるべく、お手数、ご面倒はおかけしないようにします。メールいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

珍獣ららむ〜 2009年06月15日(月)19時50分 編集・削除

 お孫さんからの依頼なら断るわけにもいきませんね。手があいたらメールします。少々お待ちください!