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営繭中も死にまくるんですー (T-T)

 昨日は、徘徊する蚕たちを個室に突っ込んで上蔟を終わらせました。まだ寝てる蚕が何頭かいますが、ほとんどが繭を作り始めたようです。

 相変わらず死んでしまう蚕もいます。今朝見ると紙製のテトラ蔟の中で二頭死んでました。昼ごろもう一頭死んで黒くなってました。区画蔟で繭を作ってる蚕も、いくつか中身が黒くなってるのがあります。こんなに早く蛹になるわけがないので、死んで腐りかけてるんだと思います。うわーん!!

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▲これは中で蚕が死んでます。吐いたもので紙が染みになってます。

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▲こっちは正常な糞尿です。生きた蚕がする水っぽい糞は、遠くへ飛ばされるので紙の端っこが染みになってることが多いです。

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▲夜中に抜け出した蚕が外で繭になってしまいました。もうどうしょもないので放置。死ななきゃそれでいいですー。

ファイル 404-4.jpg
▲区画蔟で繭になったもの。この繭は中身が生きてると思います。

 中身が死んで黒くなってる感じのやつは、ほっとくと腐るだけなので明日捨てる前に写真を撮ります。

ファイル 404-5.jpg

 とはいえ、ひとまずは上蔟が済んだので、梅の世話なんかしながら桑の実酒でお祝い。

タグ: カイコ

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Goudeau 2008年07月25日(金)20時58分 編集・削除

昔、テトラパックはピラミッドパワーで牛乳がながもちするといふまことしやかな俗説があつたけど、「テトラまぶし」にもそんなパワーがあると有難いんですけどネ。

Sari 2008年07月25日(金)22時41分 編集・削除

いつも写真を楽しみに覗いている人が、やはりお蚕さまを飼っていたらしいです。
http://nezumineko.exblog.jp/9131254/#9131254_1
小規模団地みたいですね^^

ひろこ 2008年07月25日(金)22時51分 編集・削除

頑張れ蚕!

繭の茹で汁は化粧水になると言うがどうなんだろうねぇ?

新生姜
家は梅酢に砂糖を入れ甘酢にして、
スライスした新生姜をひたひたで漬ける。
色は紫蘇なしでもピンクになる。
すぐ食べられるし、日持ちもする。
(室温、ビン保存で去年のも大丈夫)

梅酢たっぷり、紫蘇増量で紅生姜になる。
紅生姜は塩で下漬けして、
ちょっと干してから梅酢に入れたと思う。

珍獣ららむ~ 2008年07月25日(金)23時43分 編集・削除

ピラミッドは四角錐だけどテトラ蔟は三角錐なのでパワーはないのですー(T-T)


>小規模団地みたい

それがすなわち区画蔟。
成功するとそのように団地住まいになるのです~。

禁止の理由を養蚕家保護かもと書いてあるけれど、
漁業権の保護みたいな観点で書いてるなら
あんまり関係ないのです。
伝染病が広がらないように管理してただけです、たぶん。

>ゆで汁化粧水
セリシンが本当に肌にいいなら多分効くはず。
繭糸を包んでるセリシンとかいう物質が
茹でると溶け出すはずなので。
でも、作り方調べるとグリセリンを入れてるので、
どっちが効いてるかよくわからない(笑)

新生姜は甘酢にして漬ける……メモメモ。

Sari 2008年07月31日(木)12時57分 編集・削除

さっきNHKで、神奈川県で養蚕をやっているお宅を紹介していました。
他のことをしながらチラ見していたんですが、外国人でした。
蚕・蛾・繭・籐のようなアケビのようなもので編んだ蔟・茹でるところ・糸にするところ・染・機織までざっと。

珍獣ららむ~ 2008年07月31日(木)13時32分 編集・削除

 籐かアケビのようなもので編んだ蔟っていうのは見たことないですねー。自分で編むとしても、たいていは藁なんですよ。どんな形をしてたんでしょう。

 その番組の人は日本に憧れて日本の養蚕をしにきたのかもしれないけど、実はヨーロッパでも養蚕をしてる地域があるんだそうです。

 一度だけスペインに行った時、セビリアの町で、お婆さんが通りに小さなテーブルを持ち出して、箱の中で白い芋虫を扱っているのを見ました。遠目だったけど、蚕に見えました。

 同じ道をもう一度通ったら何に使うのか聞いてみようと思ったのですが、帰りは別の道を通ってしまったので聞けずじまい。

 長いこと食用(しかも幼虫のうちに食べる)と信じていましたが、スペインでは900年も前から養蚕をしてるってことに数年前に気づいて、かなり驚きました。

Sari 2008年07月31日(木)16時20分 編集・削除

検索してみたけど、ららさんのおっしゃるように、同じような形のものがありませんでした。
ここなんか、あるかなと思ったんだけど・・・
http://meta.affrc.go.jp/afftool/daibunrui/yousankankeikigu.htm

ららさん手作りの「区画蔟」のふちだけを編んだような・・・
中にポコポコと繭が作られていました。
生放送だったから再放送はないし、うまく説明できなくてごめんなさい。

検索中に、ペルシア語辞典が出てきて、上蔟の綴り字が^^

珍獣ららむ~ 2008年07月31日(木)18時27分 編集・削除

 そういえば外国ではどんな道具を使ってるんでしょう。その人のは外国式だったのかもしれないですね。

 公園に蝉の幼虫を見に行ってから、元気があったらスペイン語で検索をかけてみます。

珍獣ららむ~ 2008年07月31日(木)20時55分 編集・削除

帰ってきました。
丁度ニイニイとアブラが入れ替わる時期で
どっちの幼虫もほとんどいませんね。
あと何日かすると
いきなりアブラゼミだらけになると思います。

スペイン語で養蚕のことを
セリシクルトゥラ sericicultura
とか言うらしいんですが、
わたしゃ重要なことを忘れていましたよ。
スペイン語で検索すると南米がヒットしてしまうのです。
日本と寸分たがわぬ養蚕風景ですよ。
やってるのは日系人なんだもの……orz
次は植民地がほとんどないイタリア語か
ドイツ語あたりで挑戦しよう。

ペルシア語の辞典、わたしも見つけましたぞ!!
おもしろいからペルシア語でも検索したら
読めたら面白そうなページがけっこうヒットしますね。
ペルシア語だからイランかな。
あのへんってインターネットの普及率が高いんでしょうか。

珍獣ららむ~ 2008年07月31日(木)21時19分 編集・削除

ドイツ語は中国と日本の紹介ばかりがヒットしてしまう。
富岡製糸にスイスから技師を招いたと学校で習ったから
ドイツ語圏でも養蚕をしてると思ったんだけどなー。
養蚕と製糸業は別かもしれないけど。

でもイタリア語で検索したら
養蚕道具のミニチュアをみつけましたよ。
http://www.friulicontadino.it/lavorii.htm
ここの20と21がそのようです。
21の手前のやつは毛ば取り器ですかね。
20が蔟みたいなんですが、
このかさばりそうなものを
どう並べて使ってるんでしょう??

Sari 2008年08月01日(金)00時13分 編集・削除

イランは、なかなか普及しているらしいですよ。
トルコには及ばないかも知れませんが・・・
(ご主人がイランの方のブログから推察するだけですが)

イタリアのミニチュア、可愛いですね。
作った人って用途や並べ方を知ってるのかしら・・・・