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蟹退治>検査食のはじまりはじまり

 さて、次は恐怖の大腸内視鏡検査です。胃カメラと違ってこっちは大変なのです。前日から、検査のために特別な食事をしなくてはなりません。レシピどおりに自作する方法もありますが、めんどくさいのでグリコのエニマクリンとかいう検査食を買いました。朝粥からはじまって夜はスープのみで終わるという、だんだんさびしくなる食事です。そんでもって寝る前にラキソベロン(下剤)一気飲み。当日はナントカいう液体下剤を二リットル飲まされるそうです。こんな検査を病人にさせていいのかというくらいキビシイ検査らしいです。うげえ、もういやだー。

グリコのエニマクリン(大腸検査食)

エニマクリン
 こんな感じの箱に一日分の食事が入ってる。税込み1554円ナリ。

エニマクリン
 中はこんな感じで、朝・昼&間食・夜と別の箱に入ってます。妙に過剰包装です。

エニマクリン
 箱の中はレトルトの粥とフリーズドライのスープ類。

 いっちょまえに間食がついてたりするんだけど、内容はビスケットとキャンディー、エネルギー補給ドリンクの粉。スポーツドリンクみたいなのだったらいいんだけど、シャンピニオンエキス入りって書いてあるからスープかもしれない。

朝食

エニマクリン
 明日は肛門から内視鏡を入れて大腸を見る、大腸内視鏡検査というグロ系検査を受けるので今朝から食事は検査食です。昨日の日記の最後にチラッと書いたグリコのエニマクリンという検査食を買いました。朝と昼はお粥+汁物で、夜はポタージュスープです。お粥はレトルトパックなのでお湯で温めるか皿にあけてレンジでチンすれば食べられます。

 寝ぼけながら適当にやってたら、うっかり昼用の粥と澄まし汁をあけてしまいました(上の写真)。朝も粥なので大した違いはないと思われます。味はー、うーん、まあお粥さんだし、こんなもんじゃないですかね。味が薄いような気がするけど、醤油をかけるくらいなら問題ないはずなので適当に味付けしちゃえばよいし。

昼食と間食

エニマクリン
 昼です。間違えて朝食に昼のお粥を食べちゃったので写真のものは朝用の白粥です。軽く塩味がついてます。鰹節のふりかけがついてましたが朝ものたりなくてかけて食べてしまいました。汁は豆腐とお麩の味噌汁です。貝汁を思わせる出汁がきいてます。

 さすがに味もそっけもないお粥が二食つづくと嫌になってきます。これが中華粥だったりすれば苦痛じゃないのですが。お粥ならなんでもいいというわけではなくて、種とか皮とか、腸に残りやすいものを使わずに作らなくてはならないようです。そうすると病人食みたいなものになってしまいます。お味噌汁をすすりながら食べましたが二割くらい残しました。

 下の写真は間食用のビスケットとキャンディー。ビスケットは口の中で溶けてしまうようなウエットなタイプでバターのいい香りがしてとても美味しいです。さすがはお菓子メーカー。グリコの面目躍如といったところでしょうか。お茶やジュースなどは夜まで自由に飲んでいいようです。ただし、果肉などが含まれていないもののみ。

 このほかに間食用としてエネルギー補助ドリンクなるものがついているのですが、得体の知れない不気味さがあって封を切れません。お湯か水で溶かしてのめって書いてあるんですけど、水でもいいってことはスポーツドリンク系なんでしょうか。でもシャンピニオンエキスが入ってるって書いてあるのよねー。

間食(飲み物)

 昼食を八分目でやめているので空腹感があります。ビスケットとキャンディーで紛らわしていましたが、ネタなのでエネルギー補助用ドリンクに手を出してみました。

 封を切ってみると、中身は白い顆粒で、いわゆるスープのようなものではなさそうでした。水で溶かしてみたところ、面白くもなんともないアイソトニック飲料のようなものが出来上がってしまい、なんのネタにもなりませんでした。この世のものとは思えないような不味いものを期待していたのに。

 お湯で溶かせと書いてあるのは水だと溶けにくいからでした。溶かしてから冷やして飲めということみたいです。味はポカリかアクエリアスかといったところ。それなりに美味しいです。キノコの味はしませんでした。

夕食

エニマクリン
 そしてこれが夕食のポタージュスープ。クルトンらしきものがちょっぴり入ってます。味はフツーです。こんなものが不味くなりようがありません。

 夕食もとったので、次は八時過ぎごろにラキソベロン一気飲みに挑戦したいと思います。

下剤(ラキソベロン)

ラキソベロン

これがラキソベロン(下剤)。中身は無色透明の液体です。小さいし、こんな程度のものなら簡単に一気飲みできるって思うでしょ。

 たしかに飲むのは簡単。でもさ、これって普通はコップ一杯の水に二、三滴落として飲むものなんだよ。それでちゃんと下る薬なのー!

# 二、三滴はさすがに少ないです。大人だと適量が10滴くらい。

一緒についてきた説明

 一緒に入ってた注意書き。全部飲めって書いてある。マジで?

 飲んでみた。コップ一杯の水に混ぜて。匂いはなく、味は甘いので簡単に飲めました明日も下剤を二リットルも飲まされるってことなんだけど、せめてこのくらい飲みやすいといいのに。

 でも、便秘症でもなんでもないのに、こんなの丸ごと一本飲んじゃって明日の朝どうなっちゃうんだろう。トイレから離れられなくなったら検査にも行けないんじゃない?

 今日は大事をとって早く寝ることにします。下痢で睡眠不足なんて嫌だしねー。

明日を待つまでもなく

 ラキソベロンは思ったよりいい薬でしたよ。たしかに一本丸呑みは強烈で、朝どころか二時間後にはもう効いちゃって二度もトイレで水便を出しましたが。お腹がごろごろ言うくらいで腹痛は伴わないし、自然に出ちゃう感じです。乳幼児にも使うと聞いたことがあるので体にやさしいのかも。

 ふと思い出したけれど「ラキソ」という言葉はナントカ語で下痢を意味する単語だったと思います。少なくともエスペラントではラクソ=下痢なので。ヨーロッパ言語の何かが元ネタのはず。たぶんラテン語かな。

 外国語が堪能でも病気の名前まで知らんって人は多いと思うんだけど、ラキソ=下痢を覚えておいたら、お腹をおさえて「ラキソラキソ」と繰り返したら、医者には通じるんじゃないかなぁと妄想してます。まだ試したことはないけど。

# ちなみに、ラキソベロンに似た液体で小瓶に入った下剤は他にも何種類かあったような気がするんです。だから病院によっては違うのくれるかもしれません。他のは飲んだことないので味はわかりません。

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珍獣ららむ~ 2007年10月24日(水)17時09分 編集・削除

 さすがに長いから今日はこの辺で。転載ネタが続くから明日もやろうかなあ。

ひろこ 2007年10月24日(水)23時49分 編集・削除

この記録をリアルタイムで読んでたおかげで、
昨年末からの、姑の肺ガン発見から手術、その後まで、
いろいろちゃんと対応できましたよ。

病気の本人の方も、何をされるのか分からないより、
治療とか副作用とか病院生活とかの、
大まかな流れが把握できるのは心強いよね。

ほんと、これはとっても役に立つ記録だと思うの。