記事一覧

ふたつの『元三大師御鬮繪抄』の如意輪真言を読み説いてみる

 前の記事の続きです。ここ見てるほとんどのみなさんは興味ないしもういいって感じじゃないかと思うんですが、気づいちゃったんだもの仕方ないんです。

 ウィキペディアに『天明改正 元三大師御鬮繪抄』の一部があります。これ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Ryogen1.JPG

 早稲田大学の古典籍総合データベースに、↑の別バージョンとおぼしき『増補 元三大師御籤繪鈔』があります。これ>http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko06/bunko06_00249/index.html

 如意輪真言の部分をつきあわせてみると、こうなりました。

 左:『天明改正 元三大師御鬮繪抄』1785年 仙鶴堂発行
↓右:『増補 元三大師御籤繪鈔』発行年不明 北林堂
ファイル 1755-1.jpg


・『増補 元三大師御籤繪鈔』には「をん」で始まる真言が、梵字とふりがなで2件掲載されている。真言A、真言Bとする。

・『増補 元三大師御籤繪鈔』の真言Aは綴りがまとも。/真言Bもほとんど正確だけど、チンターマニのニだけなんかアヤシイ。

・真言Aの意味は「オーン、与願者蓮華尊よフム」

・真言Bの意味は「オーン、蓮華、如意宝珠、焔光、フム」

・『天明改正 元三大師御鬮繪抄』は、真言Aを梵字とふりがなで書いたつもりでおかしくなっている(半端に梵字を読めてる人がうろ覚えで書いたみたいになってる)。/また、真言Bは、なぜか梵字が省略されており、発音だけを漢字とふりがなで写している。


 だから何って言われても困る。気づいたから書いただけ!

 以上です。

タグ:古文書解読

トラックバック一覧

コメント一覧