記事一覧

東京のカワセミはもはや珍しい鳥ではない?

 先日カワセミに関する捏造のニュースがありました。ある番組で四万十川のカワセミを紹介したらしいのですが、その影像の中に水元公園(東京都葛飾区)のカワセミがまざってたらしいんです。
http://www.asahi.com/articles/TKY201311060171.html

 BSフジの5分番組「風の見た自然たち」(毎週水曜夜9時55分)で、10月23日に高知県の四万十川のカワセミとして放送された映像の一部が、実際は東京都葛飾区で撮影されていたことがわかった。同局は同30日の放送で謝罪し、番組を打ち切った。

 同局によると、問題の映像は4分中約40秒。番組の制作会社が依頼したカメラマンが、四万十川でカワセミが魚を取る映像をうまく撮れず、同区の都立水元公園で撮り直した映像を挟んだという。

 うーん、なんていうかバレないと思ったんでしょうね。きっと放送日時とか教えてなければ今でもバレてなかったと思うし、これまで放映されてきたさまざまな自然系の番組で、足りない影像をそこいらで撮影して補ってたのかもしれないですね(笑)

 鳥についてはよくわからないですけど、昆虫だと地域差で模様や形が少し違ってることがあるらしいので、あまり露骨にこういうことをすると「あれ、あの特徴の虫はこの地方にはいないはず。捏造でないなら大発見なのでは?」みたいになりかねないので、ほどほどにしたほうがよろしいのではないでしょうか。


 まあ、それはともかく。このニュースについて「水元公園のカワセミだってそれなりにレアなのに」とツイートしたところ、mixi で都市部のカワセミはもう珍しいとは言えない、というコメントをいただきました。

 そういえば最近カワセミをよく見ます。見に行くという感じでなく、散歩中に偶然見たりするわけです。
ファイル 1721-1.jpg
▲これは11月19日に水元公園で写しました。みごとに後ろむいちゃってますが、間違いなくカワセミです。30倍望遠でトリミングなし。

 場所は公園内にある「かわせみの里」という施設の池なんですが、餌付けしているとかではなく、自然にカワセミが飛んでくる場所なんだそうです。最初に書いたニュースで使った影像もここで撮影したらしいですよ。

ファイル 1721-2.jpg
▲こっちはトリミングしてウソ望遠にしてあります。こっち向かないかなーと思ったんですけど、このまま飛んで行ってしまいました。

 顔が見える位置に移動すればいいじゃんて話もあるんですが、そういうところには、ものすごい望遠レンズを装備したバードウォッチャーのみなさんが勢ぞろいしているので邪魔しないようにしています。っていうかそこまで必死になるほどカメラ小僧でもなければ鳥好きでもないですしー。


 とにかく、こんなのを「天気がいいなあ、お散歩にでもいこうかしら」ってなノリで見られるってことは、やっぱり珍しくなくなっているのかもしれないです。

タグ:

トラックバック一覧

コメント一覧