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お蚕の糸:利用案・悪くない例(ボビンレース)

 クロッシェレース(かぎ針編み)やタティングレースがだめならボビンレースはどうよと思いつきました。

 ボビンレースというのは、日本ではあんまり一般的でないものですが、ヨーロッパでは子供から大人まで愛好されていると聞いています(ホントかどうかは知らないけどね)。

 日本のアニメで名作劇場の『フランダースの犬』でアロアがやってるシーンがあったと思います。『牧場の少女カトリ』でクセラ屋敷の奥様からカトリが習ってたのもこれだったはず。

 ところがですね、こいつは道具に金がかかるのであります。最低でもボビンを10個は用意しなきゃいけない。あと、形をととのえるためのピンと、クッサンと呼ばれる針を刺す台も必要。

 それらを普通に購入すると、ピンは100円で嫌ってほど買えるけど、ボビンは10個セットのやつが2〜3000円してしまう。クッサンに至っては数万とか……誰がそんなものを買えるかっつーの。

 で、仕方ないので自作。クッサンは、以前アジアンノットにハマったときに作ったコルクの台があるので、それを利用。

 ピンも何かの時に買ったのが沢山あるので大丈夫。

 問題はボビン。専用品はこんなヤツ。画像のはちょっとお買い得かもしれない。でもわたしゃ今、これしき買うのも躊躇するほど金欠なのよね。



 要するに棒状のものに糸を巻ければいいんじゃないかと、下のようなものを作りました。
ファイル 1631-1.jpg
 パールビーズに竹串を刺しただけ。ビーズの穴が小さかったので竹串は少し削ってあります。材料はダイソーで調達。なんせやったことのないものなので、これが使えるかどうかもよくわかんない。

ファイル 1631-2.jpg
 で、織ってみた。案外いける。

 でも竹串のボビンは軽すぎて跳ねちゃう。もっと重さがないときびしい。だから市販のやつは太めなんでしょうね。持ったことないから竹串とどのくらい重さが違うかわかんないけど。

ファイル 1631-3.jpg
 何に使うか考えずに作ったのでリボン状の何かができました。

ファイル 1631-4.jpg
 最初の方は、どこを引っぱっていいかわからず、こんなぐちゃぐちゃにしかできませんでした。やってるうちに、縦糸も緯糸も、もっと引っぱっていいんだということに気づき、

ファイル 1631-5.jpg
 慣れてきたらこのとおり、ずいぶんいい感じに織れるようになりました。

 試作品なので太い糸で作りましたが、これだったら自作の絹糸のような細いものでもいけそう。というか、細い糸を使ったほうが繊細なものができるかもね?


 これはいいんじゃないの? と一瞬にやけそうになりましたが、ここにも落とし穴が!

 図書館から入門書を借りてみたところ、ちょっとしたドイリーなど作るのにもボビンを 11ペア(つまり22本よ)とか使うみたいなんですよ? 多いのだと何十ペアとか書いてあるじゃないの。

 そんな沢山あやつらなきゃいけないのに、自作の竹串ボビンは厳しいんですけど。作るのもめんどくさい。しかし、いちいち買ってたらいくらかかるのよ。

 というわけで、案としては悪くないけど頓挫。



 ホントいろいろ厳しいですわ。もうね、糸を作るのだって道具を自作したり、別の用途のものを利用したり、いろいろアレな状態で、ここまで到達するのに数年かかってまして、かなり疲れました。

 弘法筆を選ばすとかいいますけどね、物事ってほとんど道具の良し悪しだと思うんですよ。ダメなもの使ってうまくやれるのって、弘法大師レベルだからできることなんじゃないの。

タグ:手芸

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