記事一覧

山の塩は岩塩とは限らない

ファイル 1582-1.jpg
 写真は左が長野県の鹿塩温泉というところの山塩。右は福島県の大塩裏磐梯温泉というところの山塩です。どちらも温泉水を煮つめて作ったものだそうです。

 海外だと岩塩が主流ですが、日本にはなぜか岩塩の鉱脈がないらしいです。でも、海水のまま地層に残っていて、それが温泉としてわき出すらしいんですよ。

 海から遠く離れた山奥にわき出す太古の海、その水から作る塩を食べる……意外にたかまるシチュエーションじゃありません?

 鹿塩温泉の塩と、大塩温泉の塩、食べ比べてみると、すこーし味が違います。料理に使ってしまうと分からない程度の違いですが、トマトやゆで卵にかけて食べると違いがわかるかもしれません。それぞれの土地で長いあいだ眠っていた太古の海水ですから、ミネラルのバランスがすこしずつ違うんじゃないのかと想像しています。

 これらの塩は、楽天で通販って言いたいところですが、探してみたところありませんでした(笑)福島県のは沢山作られているようで、お土産屋さんなどで普通に売られてました。わたしは郡山の駅で買いましたよ。

 長野県・鹿塩温泉のものは、地元の旅館で宿泊客に売るために作っており、あまり数が出ないそうです。お祭りの時なんかには多めに作るようなので、うまくすると地元の道の駅なんかで売られてます。

タグ:食材

トラックバック一覧

コメント一覧

珍獣ららむ〜 2013年05月21日(火)10時14分 編集・削除

 ちなみにわたしは大塩温泉のほうには入ったことがないんですよ。いつか行ってみたいですね、裏磐梯の大塩温泉。

 鹿塩温泉は秘境の温泉郷で、旅館が四軒くらいしかありません。村営の公衆浴場とかもなさそうでした。でもお客さんがいない時だったら宿泊しなくてもいれてくれる旅館が多いです。一度だけ入ったことがありますが、無色透明でなめるとほんとに塩辛いです。温泉から出てもしばらく手が塩辛かった!