…ピーターラビットの本を読んでないんじゃなかろうか。
ちょっと前に、ネットで話題になった、ピーターラビットのプロフィール。お父さんが肉のパイにされたって書いてあって悲しいというやつ。
あれを聞いてものすごく違和感を覚えたわけよ。というのは、自分のあやふやな記憶では、ピーターのお父さんの話はすっごく最初の方に書いてあって、そんなの今さら驚くようなことじゃなかったような気がしてならないんだもの。
で、確認しに図書館まで行ってきた(いや、思い出したのでついでに借りただけだけど)。
これが問題の部分。小さくて見づらいかもしれないけど、ピーターの父がおひゃくしょうのマグレガーさんのおくさんに肉のパイにされてしまったと書いてあります。だから「マグレガーさんとこの はたけにだけは いっちゃいけませんよ」とお母さんが話してます。
これがどこに出てくるかっていうと、ピーターラビットの最初の絵本の2ページ目(挿し絵を入れると3ページ目)に出てきます。最初のページでピーターの兄弟の説明があって、次にいきなりパパが肉のパイになったって書いてある。
で、おりこうな兄弟はママのいいつけを守るんだけど、ピーターだけは畑で盗み食いをしてマグレガーさんにみつかってしまい、あっちへ逃げこっちへ逃げ、どうにか肉パイにならずにすみましたっていうお話なわけ。
つまりあれだ、ピーターの父が肉パイになったのを今さら悲しいとか言っちゃってる人たちは、ピーターラビットがどういうお話なのかまるで知っちゃいないってことなんだな。うん。