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天城山隧道(旧天城トンネル)

暗いトンネルに入ると、冷たい雫がぽたぽた落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さく明るんでいた。

川端康成『伊豆の踊り子』より

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▲天城山隧道。伊豆の踊り子に出てくるトンネルだそうです。 国道414号の旧道にあります。

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▲苔むして読めないプレート。

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▲トンネルの構造を説明する案内板。総長446m 幅員3.5m 有効高3.5m 標高708.74m 総工費10万3018円 完成明治38年。「石巻」という工法で作られており、馬蹄形の断面。大仁町吉田地区から切り出された吉田石が使われている。

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▲道は舗装されておらず、道幅は普通車がやっと一台通れるくらい。通りがかった人に聞いたところ、以前はトンネルの中に灯はなく、提灯を借りて徒歩で見学したとのこと(いつごろの話かはききもらしました)。

 今は車が通ってもいいみたいですが、すれ違うほどの幅がないので鉢合わせたらどちらかがバックするしかありません。ここまで来る道も狭くてまがりくねった道でした。どのくらい人が来るのかわかりませんが、渋滞するとそうとうイヤンな感じだと思います。

タグ:伊豆

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