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矢立木と秋葉古道

 今回は道に迷ったりして、あまり合理的なまわりかたができませんでした。もう開き直って旅行記も時系列でなく思いついた順番に書いてます。一通り書いたら地図にまとめて、どういう回り方をすればいいか改めて整理しようと思ってます(たまに車での旅行の参考にしてくださる方がいらっしゃるみたいなので)。

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▲看板:矢立て木

 ゼロ磁場から国道152号を南下していくと、右手にこんな看板があります。去年は雨がふってたので止まらなかったのですが、今回は降りてみることにしました。駐車場はないんですが、道端に車を一台くらいなら置けそうです。はてさて「矢立て木」ってなんでしょうね。


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▲看板:矢立木・秋葉古道

 小さな橋で沢をわたると、またこんな看板がありました。写真左奥に続いているいい感じの道は、秋葉古道といって昔の街道だそうです。昔の人はここを徒歩で旅したんですね。ほとんど当時のままで残っているのはすごいことだと思います。

 で、矢立木はどこなの、と辺りをきょろきょろ……

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▲矢立木

 あった! 看板に向かって左手の上の方にありました。けっこうな大木ですが、こうやって写真にしちゃうと大きさが出ませんねー。

 矢立木(やたてぎ)はサワラの木だそうです。樹齢は約500年くらい。樹高は29m、周囲6.1mの大木で、戦国時代にこのあたりをおさめた遠山一族が、武田参勤のおりに、この木に弓箭(きゅうせん、弓と矢)を立てて弓術の練習をしたのが名前の由来だそうです。

 武田参勤というのが聞きなれない言葉ですね。具体的になんのことを言っているのでしょうか。

 明治時代に「村有林の立木処分」というのをしたそうです。そのとき、矢立木は由緒ある古木ということで保存することになったそうです。大鹿村指定の天然記念物ということになってます。

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▲見上げるとこんな感じです。

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▲根元に箭立木大明神(やたてぎだいみょうじん)と刻まれた石がありました。

タグ:2011年7月長野旅行

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