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全釈漢文大系33『山海経・列仙伝』復刊リクエスト
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全釈漢文体系(全33巻)復刊リクエスト
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珍獣に真珠

 冠婚葬祭用に真珠のアクセサリーくらいないと恥ずかしいと知人に言われた。
 どこが恥ずかしいのかちーーーーーーーっともわからん、と言いはなったらお前は人間じゃないと言われた。わたくし、珍獣でございますけれど、なにか?
 とにかく見るだけ見てみろと言われ、最初はフォーマルウェア専門店などに連れて行かれたが、ニセモノと見分けのつかんようなネックレス(ほんとうに偽かもしんない)に 1万円も払えるか、こんなもんアメ横で 2千円で充分じゃんかもー、わたくしこんなのイヤだわ、とかいいながら店を出る。
 宝石屋さんへ行くと、たしかに素敵な輝きを放つ真珠がたくさんあったが、ネックレスひとつで 10万円とか 20万円とかするので挫折する。
 何件か店をまわっているうちに、どうせ買うなら変わったものにしようと前向きな気分になり、通販をやってる宝石屋さんなどのサイトをいくつかまわり、繭型の淡水真珠ばかり集めたネックレスをみつけて買った。消費税込みで 10290円だった。
 変形真珠とはいえ上品な感じの楕球形なのでフォーマルにも充分いけると思う。いや、いけなくても珍獣的にはぜんぜん恥ずかしくないからべつにいいや。
 よく見ると細かい傷や真珠層の薄いとことかもあったりするけれど、変形真珠だからこういうのも味かな。だいたい、遠目に見たら細かい部分なんかわかりゃしないもの。
繭型の淡水真珠


9月1日(日)
 区営プールの最終日だったので行ってみたが、芋洗い状態で泳げなかった。年に1〜2度しか行かないけれど、毎年すこしずつ泳げるようになっているから不思議だ。3年くらい前には、どうせ泳げないから芋洗い状態でいいやって思っていたのに、今はせめて 5メートルは直線で泳げるスペースがほしいとか言ってるし…って、たった 5メートルかい。 1時間くらい水遊びをしてあがった。

 プール帰りに普段行かないスーパーに行ったら、熊本産の巨大ナスがあったので買ってきた。少し皮が固かったけれど、和辛子であえて食べたらすごく美味しかった。これはメルマガのネタかな(巨大ナスは前にもやったけど)。
 

9月3日(火)
 月曜に「これはメルマガのネタかな」などと書いたあと、内心ではメルマガなんかやめちゃおうかなあと思ってました。それというのも、メルマガで発行するメリットというのがどうも感じられないから。

 メールなので、画像をお見せしたいときは別に WEBページを作らなきゃいけません。今どきだから HTMLメールで送れば、という人もいるかも知れないけど、ウィルス感染を防止するためにメーラーの HTML 機能をオフにしている人もたくさんいるはずだし(うちも切ってる)、ポストペットのようにHTMLメールを表示する機能のないメーラーを使ってる人もたくさんいるはず。

 そうなると、本文をメルマガで発行して、画像用にページを作るという、二重の手間がかかってしまうんです。これは口で言う以上にうっとうしい作業です。うちは文章も写真も挿絵もWEB作成も、ぜーんぶ珍獣様ひとりでやってるので、しまいには切れそうになります「こんな些末な作業をする暇に、もっと有意義なことがした〜い」って感じ。

 読んでる人にとっては、わざわざサイトの更新状況をチェックしに行かなくてもメールで届くとうれしいって人も多いのかもしれないけれど、それだけでいいなら事項の挨拶+更新されたページの URL だけのメールで用が足りちゃうと思いません? 内容のあるものをわざわざメルマガで配信する意味がどこにあるのよ〜って思うわけ(メルマガ配信屋さんの「まぐまぐ」は、更新情報だけのメルマガを禁止してたような気はしますが)。

 そもそも、なんでメルマガなんか始めてしまったかというと、これまた悪いおともだちにそそのかされたからなんです。まぐまぐで広告入りのメルマガを発行すると、広告料がいくらかもらえるっていうんですよ。
 そりゃ面白い、試しに何号か出してみようか…と、軽い気持ちで新規メルマガの登録をしたとたん、まぐまぐのサーバが大々的にダウンして、ずいぶん長いことまともに読者登録できない期間があったような気がします。そのせいか(いや、そのせいだけじゃないとは思うけど)、読者数もろくにのびませんでした。

 それでもおかげさまで、最初のうちはいくらか広告料も入ってたんですよ。当時は広告入りのメルマガを発行するだけでお金になったし。
 ところがそのうち、広告が入らなくなってしまったんです。まぐまぐのメールマガジンに広告を出してくれる企業が減ったせいらしいです。そのうち、広告料の決まりも改正されて、ただ広告入りのメールマガジンを出すだけではお金にならず、誰かが広告バナーをクリックしてくれなきゃいけない決まりになってしまいました。
 …クリックって、広告入らないのに、どうやってするの?
 こうして、メールマガジン【珍獣の食卓】はお荷物企画と化して今日に至るのです、どんより。

 広告入らないし 9月だっていうのに暑くて死にそうだし、あー、かったるい、やってらんないわよ〜などとブツブツ言っていたら、まぐまぐの事務局から発行者へのお知らせが届きました
「広告が入りやすくなりました!」
 もしかして、珍獣様のひとりごとが聞こえたのでしょうか。でも、ホントかなあ。今時メルマガに広告出してくれる企業がそんなにいるかしら。
 どうも眉唾な気がするけど、試しにまた何号か出してみます。様子を見て、ホントにやめるかどうか考えるわ〜(笑)

◎メールマガジン・珍獣の食卓
 登録と解除はこちらから
 http://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/kuirejo.htm

 ちなみに、広告料なんていうと「儲けやがって」って反感買いそうなんですけど、いつだったか、1カ月くらい毎日発行してた時でさえ、珍獣様のふところに入ったのはたった 7000円でした。1カ月毎日でこの金額ですよ。今は広告料の決まりが変わったのでもっと儲からないと思う。
 これで儲けだというのなら、是非あなたもメルマガ発行者に。メルマガの発行に資格はありません。誰でもできる作業です。がんばってくださいね。
 

9月5日(木)
 で、メルマガ発行してみました。
 メールアドレスを 4つほど持っているので、かたっぱしから読者登録して自分のメルマガを受け取ってみたのですが、1通は広告入りで、残り 3通は広告ナシでした。
 するとつまり、昔はメルマガごとに広告を入れたり入れなかったりランダムで決めていたみたいだけど、最近は読者全体をランダムで選んで広告を入れたり入れなかったりしてるってことなのかしら。…意味ねー。やっぱやめようかなあ。
 とりあえず来週の月曜日に、もう 1号出ます(すでに配信予約済み)。

9月7日(土)
 プリンターを買い換えた。前のは4色インク式なので絵を打とうとすると小汚いからだ。にゅ〜プリンターはエプソンの PM-890C というやつ。定価は4万円以上するらしいが、新宿のヨドバシカメラで 2万円くらいだった。たぶん型落ちというやつ。もうすぐ同じ系列の新しいやつが出るんじゃないかしら。板のように固くて曲げられないものにも印刷できる作りなので、CD-R に直打ちできちゃったりもする。値段のわりにいい感じだ。

 荷物持ちに、いつものごとく家来のTを呼び出したところ、またもや愛車のフィアット UNO ターボ(アバルト仕様)の調子が悪いというので修理工場まで一緒に行って、代車を借りた。古い REX だった。
「古い車ですが、壊れてないですから」
と、天才修理工のオーニシ君が太鼓判をおしてくれた。本当だろうな?
 というわけで新宿へ。行きは何度かエンストしたくらいで特に事件もなく新宿に着いた。買い物を済ませて帰る途中、エアコンの吹き出し口からほのかに焦げくさい匂いがするので不吉な予感がする。信号待ちで停止したら、パタリとエンジンまで止まり、ま〜たエンストなのぉ、などと横で白い目でにらんでいたら、どうもただのエンストじゃないみたい。どうやってもエンジンがかからない。ガス欠、それともバッテリー切れなのか。燃料のメーターは低めだったけれど、まるっきりカラというわけでもないらしい。

 通りがかりのトラックの運ちゃんが、近くのガソリンスタンドまで牽引してくれた。わーい、牽引初体験。
 初めての牽引は想像以上にヘビーなものだった。牽引用のロープがなくてトラックにあったあり合わせのロープで引っ張ってもらった。ロープが短くて車間があまり取れず、油断していると追突してしまいそうなのだ。走り出す時はどんなにゆっくりでもガクンとすごい衝撃。
「ひゃ〜、スリルある〜。ナウシカだと、こういうの飛行機でやってたよね〜」
などと、運転してるのは自分じゃないので気楽なものである。
 ガソリンスタンドでいろいろやってみるが、やっぱり単なるガス欠やバッテリー切れではなさそうだった。修理工場に電話をして陸走車を持ってきてもらう。陸送体験は初めてではない。なんせ家来の車はしょっちゅー止まるのだ。でも、今度のはしょっちゅー止まる車の代わりに修理工場で借りた車だぞ〜。

 修理工場まで陸送用のトラックで運ばれ、他にあいてる代車がなかったので、今朝あずけた家来の車で家に帰った。プリンターを新調したことよりも、「代車」の故障で牽引されたり陸送されたほうが衝撃的な日だった。
 

9月8日(日)
 プリンターを新しくしたので、古い方をどうにかせねばならんのです。キャノンの BJC430J Lite という機種で、ちょっぴり古いけど文字を打つだけならあんまり困らない品。身近にほしがりそうな人がいないので、ソフマップに売りに行くことにした。今回も荷物運びに家来をよびつけてみた。
 代車は返してしまったので、いまいち調子のよくないフィアット UNO で有楽町に向かう。ソフマップなら秋葉原じゃないのか、と思う人も多いでしょうが、最近は有楽町にもソフマップがあるのですよ。今回みたいに中古品を売るだけで用が足りるときは、人の多い秋葉原より有楽町のほうが便利ですの。メモしといてくださいね。
 せっかく出かけてみたものの、キャノンの BJC430J は買い取り不可だと言われてしまう。ありゃ、さすがに 4年も前の機種はきついか。4色インクだし、シリアルでしか繋がらないものねえ。

 仕方なく、プリンターを持ち帰る。
 途中で、コンビニの袋を首に下げた鳩をみつけた。餌をさがして首をつっこんだら取れなくなったらしい。つかまえて外してやろうと思ったが、近づくと逃げてしまう。餌でつろうと近くのコンビニでパンを買ってもどったが、問題の鳩はもういなかった。え〜、あんな状態でどうやって飛んだのかしら。まあ、飛んで逃げられるんなら大丈夫かな。

 気をとりなおして家に帰ろうとしたら、信号待ちで隣にとまった車に子猫がちょろちょろっと走り寄って、タイヤの陰にピタッと止まってしまった。あわてて窓をあけて、隣の車の人に「猫がいるよ!」と教える。「えっ、どこどこ?」となりの車の人はあたりをキョロキョロしているが、車の下にいるんだから見回しても無理。
 仕方がないので降りて車の下に手をつっこんで子猫をひっぱり出した。信号が変わってしまうので、子猫は歩道に放り出して車にのりこみ、パタンと扉を閉めたら、なんだか手応えが変だった。ゴトンって何か落ちたような気がする。
 アレっと思ったけれど、後ろに車がつかえているので走り出す。全開になっている窓をしめようとしたら、なぜかガラスがあがってこない。
「あ…ガラスが落ちた」
 イタ車の窓ガラスは想像を絶するような軟弱な仕組みで止めつけられているので、窓をあけたままドアを強く閉めると、ガラスを固定しているプラスチックの留め具が割れてしまうらしい…さすがだ、イタリア車。
 自力でドアを分解して、とりあえず窓を閉められるようにはできたみたいだが、きちんと直すためには部品を交換しなきゃダメらしい。あちゃ〜、わたくしとしたことが猫を救ったかわりに家来をどん底に突き落としてしまった。

 そんなこんなで、古いプリンターが売れなかったことよりも、首吊り鳩に逃げられたことと、猫を救ったことと、家来を地獄に突き落としたことのほうが衝撃的な一日だった。もしかして、車ごと厄払いでもしてもらったほうがいいんじゃないだろうか。

9月9日(月)
 今朝とどいた【珍獣の食卓】の広告バナーは、やっぱり1/4の勝率でした。うーん、どうしたものかしら。
 食べ物関係のことを書くのがイヤとかいうんじゃなくて、あくまでメルマガ&画像閲覧ページという発表方法が微妙に面倒な上に、始めた頃に予想してたようなメリットがなくなってしまったとゆうだけのことなのですけどね。
 やめるのはいつでも出来るので、今すぐどうこうするつもりはないですが、これからは今まで以上に発行頻度が落ちるかもしれません。
[追記]
 もうやめようって言うたびに、ネタはたまってゆくのですよねえ。最近は野菜の変わった品種が店に並ぶようになってきているので、特に探さなくても目新しいものがけっこうあります。普段食べている野菜だからこそ、新品種が面白く見えるんです。ナスづくし、トマトづくし、キノコづくし…などとテーマを決めていろんな品種を集めて食べてみるのも楽しそう。
 でも、それぞれの特徴が見えるように写真とって、ページにのせられるように加工して、メルマガ用に文章書いて、画像用にHTMLファイルを作って…などと考えると、タダでやるには手間がかかりすぎるんですぅぅ(号泣)
 土曜日にプリンターを買いに行ったついでに、新宿高島屋で中国茶を買ってきました。こないだ大ハズレだった阿里山金萱に再び挑戦です。新宿高島屋には「茶語(ちゃゆー)」という店が 2箇所でお店出してるんですが、こないだは地下で失敗したので、6Fで新茶であることを確認して買ってきました。30g で 750円。
 今朝いれてみたら、茶葉の開き方からしてまるで違うのです。ハズレだったやつはお湯を注いでも茶色くヒネたような感じでしたが、新しく買ったのはほのかに緑色が残っていて、葉脈まではっきりわかるように、伸びやかに葉が開いてるんです。香りもぜんぜん違います。そうそう、これが飲みたかったの。
 たぶん、地下で売ってたのは新茶じゃなかったのでしょうね。同じ店だと思って油断しちゃダメなのです。自分の鼻と舌を信じて気に入った味のものを選ばないといけません。わたくし肝に銘じました。
 珍獣を虜にした阿里山金萱茶というのは、「阿里山というお茶の産地でとれた金萱という品種のお茶」という意味なので、別のところでとれたものは名前が変わります(たとえば鹿谷でとれたものなら、鹿谷金萱茶)。同じ品種でも、とれた年や場所で味が変わるはずなので、いろいろ飲んでみたいものなのです。

 ところで、お茶といえば日本茶用の品種も本当はたくさんあるはずなのですよね。でも、普通に売ってるのは藪北ばっかりでつまらないと思いませんか。そもそも藪北がお茶の品種名だって知ってる人はどのくらいいるのでしょう。
 藪北種のお茶は明治の中頃に杉山彦三郎という人が発見して、改良を加えて作った品種だそうです。今では日本茶の 8割くらいが藪北茶なので、どのお茶にもお約束のように「藪北」って書いてあるのだそうです。8割ですよ、もう日本茶といえば藪北しかないような勢いでしょう。
 日本中のお茶の産地で藪北を作っていて、どこで取れても藪北、何年にとれても藪北。藪北ならば不味くはない。これじゃ藪北にこだわってる意味がどこにあるのかって思う。お茶にかぎらず、日本では「これが最高」というものが出るとそればっかりになって、かつては最高だったものがやがて「当たり前」になってしまう。当たり前じゃない少数派は廃れてしまうので、別なのがほしいなと思っても他のものは手に入らない。そんなのつまらないと思うのですけど。

9月12日(木)
 ここ数ヶ月のあいだに、生協の勧誘が 3社来た。
「ごめんください、生協のご案内を…」
などと来るので
「あら、つい先日もお聞きしましたよ〜」
などと返事をしながら出てみると、前とは別の会社だったりする。どの人も都内に生協が数社あると説明してくれる。
 その、数社ある生協が、どうやら一斉に勧誘大作戦を発動しているようで、入れかわりたちかわり、ぜひ一度ご利用くださいとやってくるのだ。この場所に住んで 3年くらいたつけれど、短期間で生協ばっかり 3社も勧誘に来たことはない。
「何かあったのですか?」
とたずねると、
「いえ、わたしはいつものとおり外回りをしているだけです」
と、皆さん苦笑しているけれど、どう考えても狂牛病だの表示偽装問題に関係してそう。
 それより、今日来た生協の人が変なこと言ってた。
「お肉やお魚も、着色料が心配でしょう?」
「着色って、普通の豚や牛にですか? どういったものが着色されているのでしょう」
「発泡スチロールのトレイに、色のついた水が出てるのをごらんになったことはありませんか?」
 えっ、ソーセージやハムじゃなく、普通の肉にわざわざ色をつけるもの? 
 たしかにお肉を買うと、薄いピンクの汁が出てることがあるけれど、壊れた細胞から出てくる普通の色だと思ってた。汁が出てると鮮度は悪そうに見える。でも、着色料だなんて考えてもみなかった。本当だとしたら聞き捨てならない話である。
「あれは着色された色なんですか?」
「そうだと思うんですけど…」
 なんだ、思うだけなのか。

 とりあえず、もらったカタログを見ると、豆乳が成分無調整じゃないのでどーでもよくなりお引き取りいただいた。
 わたくし、調整してない豆乳が飲みたいんですぅ〜。普通のお店で手に入りそうなものだと、めいらくの「豆腐もできる豆乳」という無調整豆乳が好きなのですが、うちの近所では置いてる店がほとんどないの。メーカーから通販できることも知ってるけど、買い物ついでに普通に買いたいのよ。
 遠いのでたまにしか行けない店には昔あったけど、今は置いてなくて、「また入れてください」って頼んだら、500ml の小さいパックを入れてくれた。ちが〜う、それじゃなくて 900ml のやつを入れて〜(T-T)

◎めいらく
http://www.sujahta.co.jp/
 このサイトの「通信販売」ってところに行くと、豆腐もできる豆乳のページがあります。おねがい、めいらくさん、通販もしていいから普通の店にも置いて。
 紀文の調整豆乳(黄緑のパックのやつ)ならどこの店にもあるけど、あれはもういいです。豆乳の味がしないんだもの(牛乳の代用品として飲みたい人には紀文の豆乳でいいのかもしれないけど)。
 

9月13日(金)
 豚や牛の加工品じゃない肉がほんとうに着色されているのか妙に気になって、おともだちにも聞いてみたところ
「そういえば豚は着色されてたことがあるって昔ちょっと聞いたかも」
というお返事。
「着色って、鶏の卵みたいに、色つきの餌をあたえると肉に色がつくとか? それとも締めて肉にしたものに色をつけるの?」
「さあ、どうだったかな。昔ちらっと聞いただけで、最近はそういう話もあまり聞かないし」
 ふ〜ん、すると着色されてたこともあったかもしれないのね。

 おもしろいからスーパーでお肉の表示をしつこく見てしまう。イトーヨーカドーなどでは、添加物表示をかなりきちんとしているふうだけど、未加工の肉については、特に何も書かれてないみたい。味をつけて加工したものを見ると、みそ漬けの肉にクチナシ色素が入ってると書いてある。たぶん味噌を黄色くみせるためで肉に色つけてるわけじゃなさそう。

 肉はこれといって面白い表示もなかったので、魚もしつこくチェックしてみる。肉と同じでいわゆる生魚には添加物表示はついてないみたい。ところが干物になると、全てのものに添加物表示がついてる。
 ほとんどは酸化防止剤としてビタミンC、ビタミンE、お茶抽出成分などで、ホッケの干物にだけナントカ色素が添加されてた。メモしなかったので名前は忘れたけど。
 なんでホッケにだけ色つけてんのかしら。色つけないとよっぽど不味そうに見えるのかしらね?

 添加物添加物と大騒ぎするけれど、添加物と言われてるものの、どこまでが危険で、どこまでが安全なのか、どーもよくわからないのよ。たとえば、ビタミンCなんか、ペットボトルのお茶にも酸化防止剤として入ってるけど、これは危険?(ものすごーーーく大量接種すると下痢するって聞いたことあるけど、そんなに飲めないしさあ、お茶なんて)
 豚肉のみそ漬けに入ってたクチナシ色素。天然のクチナシだったら栗金団の色を鮮やかにするためにも使うので毒じゃないと思うんだけど、「クチナシ色素」という加工品になったものも安全かって言われると、どーも自信ないし( ここ によると、クチナシ黄色色素には毒性は認められていないと書いてあるわね。これだって今は「認められない」だけで、今後認められるかもわかんないんだけど)。

 実は、昨日の生協の人に「品質表示とかごらんにならないんですか? 添加物とか入ってると不安じゃないですか?」って聞かれたので、「そういうものは宗教の一種だと思ってます。表示でウソをつかれたらもうわかりませんし、どの店の表示を信じて買うかは信仰とおんなじです」と言って追い返したのです。だって、危険だって言うわりに、どう危険なのか答えてくんなかったから…ほほほ。

 たぶん、添加物と呼ばれるものにも、ちょっとヤバイんじゃないのってやつと、これは平気だよってのがあるんだと思うんだけど、境目がわからないので「添加物って恐いですよね。うちの商品なら無添加で安全ですよ!」なんていわれると、心がぐらぐらと揺れ動いたりしちゃうんですけど、「危険だと思います、たぶん」とかいうレベルで勧誘にこられても、なんかこう、ヤバイ宗教の一種みたいでイヤなのよね…ぼそっ。

[追記]
 ねんのために書いておきますが、別に宗教自体をヤバイとゆうつもりはないんですよ。「ヤバイ宗教」みたいなのがイヤだって言ってるだけで、ヤバくないのはいいんです。ヤバイのがどういうのかっていうと、ほっといたらあなたは癌で死ぬとか脅してお祓いに大金とるようなところです。たいした根拠もなく危険だと主張して会員を集めるとゆう手口は、シュウキョウであろうとセイキョウであろうとウザイもんはウザイの。
 生協はうまくつかうと便利だと思うのよ。店から遠いところに住んでると買い物行くのいやんなっちゃうけどさあ、それなりに良いものを家まで配達してるれるし、値段もそんなに高くはないわけでしょ。食べ物の安全性に気をつかっているのもよくわかるし、生協自体をダメっていうつもりもないんだけどね〜。

 その後、亜硝酸テスターという面白いものを手に入れたので実験君になってみました。そのときの結果は↓ここ。

珍獣様は亜硝酸テスターをゲットした!

 かなりいい加減な実験なので、あくまでお遊びです。

9月17日(火)
 マツモトキヨシがセールスに来た。薬屋さんがセールスに来るなんて、一体全体何がおこっているのよ、と出てみたら、「昔ながらの置き薬を始めたのでご案内を…」ということだった。
 前に読んだわらべ歌を集めた本に、群馬と富山には共通したわらべ歌が多いと書いてあった。富山の薬売りが置き薬の精算に来るとき、子供たちに教えて帰るからだという。それが本当だとすれば、富山の薬屋さんが出入りしていた地方には、共通したわらべ歌があるのかしら。
 そういえばうちに来ていた富山の薬屋さんは、ポケットに風船をたくさん持っていて、薬の精算に来るとふくらましてくれた。蛇のように長い風船をギュルギュルっとねじってチョウチョや花を作ってくれたものだ。さすがにわらべ歌を習った経験はないけれど、富山の薬屋さんは近代になってもあちこちで子供と遊んでいたのかもしれない。本に書いてあるわらべ歌伝来の歴史と同じだと思うと、みょうに素敵な思い出のような気がした。
「お部屋の片隅にでも置いてくださいませんかねえ」
 マツモトキヨシの置き薬屋さんは、必死の形相で置き薬の便利さを訴えた。本当に必死だった。なんせ口から泡をとばしていたくらいだから。
 置き薬なので、使った分しか料金はかからない。熊の胆や赤玉など、懐かしい名前の薬が入っているのも気に入った。セールスのおじさんは必死だし、一瞬だけ、置いてもいいかなと思ったけれど、理性をふりしぼって、薬箱を置く場所がないのでことわった。
 本当に置く場所がないのよ。窓があけられないくらい物があるんだもの。平たく言うと部屋が狭いってことなのー。

 ここ数日、曇ったり雨がふったりを繰り返している。気温は低いけれど湿度が高く、部屋の中は不快指数が上昇気味。気温が低いのでいつもの設定温度でエアコンをかけてもうまく働かない。設定を下げると寒くなる。
 このごろになって、やっとヘチマに雌花がつきはじめた。花が終わり、実になる部分が大きくなってきたものもある。運が良ければ 1個くらいは食べられるだろうか。

◎珍獣様の博物誌・へちま
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7948/n_histri/a-o/kukurbo1.htm#hetima
 ↑写真を撮ったのでこのへんにつっこんでおきました。写真有りって書いてあるところとかクリックすると見られます。

 今年の夏は、セミは早めに鳴き始めたけれど、芋虫にはあまり出会えなかった。それらしい木の下に糞がないので、本当にいないんだと思う。
 

9月23日(月)
 近所のイトーヨーカドーで、何気なくパソコンソフト売り場を見たら、どっかで見たようなキャラの学習ソフトが勢揃いしているコーナーができていた。 おえかきエキスポ をやってる「がくげい」が出してるソフトばっかりだった。関東ではあまり見かけないので忘れてたけど、がくげいって学習ソフト屋さんだったのよね。
 一年生から六年生までのランドセル(という学習ソフト)や、もっちゃんが出てくるスマイルタウン(英語入門ソフト)など、今これが一番売れてますって感じでずら〜っと並んでいた。おおっ、やったね、がくげいさん。
 でも、コーナーの一角に、微妙に雰囲気のちがうソフトが並んでる。よく見ると、がくげい製品の中にふたつだけ「がっけん」の学習ソフトがまじっているのよ。がくげいの快進撃にかこつけて がっけん も売ってしまおうというイトーヨーカドーの策略なのか、はたまたナチュラルボケなのか。とにかく、うちの近所のイトーヨーカドーでは、がくげいの学習ソフトはかなり目立ってました。

9月25日(水)
 朝起きたら鈍い腹痛とともに軽く下痢ぎみだったりしたものだから、昨日食べた何かにあたったかしらと冷や汗をかいた。

 小さい頃は便秘がちだったような気がするけれど、いつの頃からか、どちらかといえば下痢しやすいタイプになった。こんなことには慣れたくはないが、下痢には慣れているので普段ならあまり気にしない。けれど、今日の下痢はいつもと違う。我慢できないほどではないけれど、下腹の鈍い痛みが異常を告げていた。医者に行くべきなのか?

 半日様子をみたら下痢はひどくならずにおさまってしまった。お腹はいつもより重たいような気はするけれど、もう腹痛もない。一体なんだったのかと首をひねりつつ、テーブルの上にあった健康茶のティーバッグを見て、これだったかと納得した。昨日もらった試供品のお茶で、成分に決明子(けつめいし)が入っている。

 決明子は、最近だとアーティストの名前で有名だが、ハブ茶のもとになるマメ科の植物だ。瀉下作用があるので飲み過ぎると下痢をする。
 そういえば、昨日は量を考えずティーバッグ 1個でマグカップ 1杯分のお茶を作って飲んでしまったけれど、改めて説明書を読んでみると、体調によっては下痢をするのでお腹が痛くなったら濃さを変えるようにと書いてあった。つまり正しく効き目があったということだ。
 理由がわかればどうということはない。食中毒じゃなくてよかったこと。

9月26日(木)
 今年もキンモクセイの季節がやってきた。
 道を歩いていると、そこかしこから甘い香りがただよってくる。香りの強いところであたりを見回せば、濃い緑のかたい葉をつけた枝々に、小さな小さな十字型の花が、まるで星くずを散らしたように咲いているのが見つかる。

 香りを「温かい、冷たい/乾いている、湿っている」で言い表すとしたら、キンモクセイの香りは乾いて温かい。奥のほうに、湿った冷たい香りもあるような気がするけれど、乾いた芳香を先に感じる。
 昔はキンモクセイの香りを、素直に良いと感じられたような気がする。けれど、今はあまり好きになれない。どうやってもトイレを連想してしまうからだ。一時期、トイレの芳香剤といえばキンモクセイの香りを模したものが多かった。
 柑橘系やラベンダーの香りの芳香剤も多いけれど、こちらは実際の香りとだいぶ違うので、レモンを切ったときに「あ、トイレの芳香剤」とは思わない。ラベンダーもそう。ところが、キンモクセイの芳香剤は、ほんもののキンモクセイとかなり似ているのが不幸のはじまりなのだと思う。

 トイレの芳香剤というのも、時代とともに好みが変わる。
 谷崎潤一郎が『厠のいろいろ』という随筆の中で、便所の匂い消しに丁字(クローブのこと)など焚いてほしくないと言っている。丁字の芳香は、なまめかしい連想をともなう素敵なものなのに、便所の匂いとして結びついてしまうのがイヤだというのだ。つまり、この頃は、しゃれた家ではトイレの芳香剤として、クローブの香りをただよわせていたのだろう。
 香りこそ丁字からキンモクセイに変わったけれど、臭いものに別の匂いで蓋をするという発想は今も変わらない。キンモクセイとトイレは現代人の脳内でかたく結びつき、切っても切れない存在になっている。

 丁字の香りと便所が結びつくことを嘆いた文豪は、便所には昔ながらの樟脳やナフタリンで上品な匂いにするのが良いと言っている。たしかにそんなのもいい。下手に「芳香」を漂わせるより、風通しを良くしたトイレにほのかに香る樟脳は気持ちがよさそうだ。

 などと偉そうに書いてはみたが、わたくしが谷崎潤一郎を愛読しているかとういとそうでもなくて、エッセイストでポプリの研究でも有名な熊井明子さんの『香りの百花譜』という本に、『厠のいろいろ』の一説が引用されていたのを読んだだけ。

 便所の香りという印象をぬぐいきれないキンモクセイだけれど、花を乾燥させたのを中国茶に混ぜて飲むと、ほのかに芳しい香りがする。花盛りのキンモクセイの、むせかえるような乾いた匂いも、乾燥させるとやわらいで、ちょうどいい匂いだけが残る。

キンモクセイ

9月27日(金)
 10月1日から、普通切手の一部が廃止になるというので郵便局めぐりをして集めてみようと思い立った。
 コレクションというのはやり始めると切りがないし、ものによっては場所を食うのであまり熱中しないようにしている。やるとしてもテーマを決めて、その範囲内だけしつこく集めるとか、限定付きでやることが多い。
 今回は10月に廃止になるものだけ短期集中コレクションという感じでやってみた。なんせ廃止になることに気づいたのが 5日前なので、気長に続けられるような余裕もなかったのである。仮に気長に続けられそうだったら、案外どうでもよくなって途中でやめてしまったかもしれない。遊びというのは、自由なら面白いかというとそうでもなくて、適度に制約があったほうが燃えるのだ。

 郵政省のサイトを見ると「廃止になるのは売れなくなったから(意訳)」ということだったので、売れ残りの在庫が沢山あるんじゃないかと思い、まずは家のまわりに 2軒ある郵便局に行ってみた。
 廃止になる切手のリストを見せて「このリストにあるものを 1枚ずつほしいんですけど…」と言うと、「奥にしまってあるのでお時間を下さい」とのこと。どうやら本当に売れなかったらしく普段は倉庫にしまってあるということだった。2軒まわってみたけれど、廃止リストにあるものの半分くらいしか集まらなかった。
 

9月28日(土)
 最近は大きい郵便局なら土日でも窓口を開けていたりする。図書館へ行くついでもあったので、普段は行かない郵便局に、買えなかった切手を探しに行った。廃止リストにある切手はやはり倉庫に保管されているそうで、土日は総務部が休みで倉庫を開けられないから売れないと言われてしまった。事情はよくわかるし無理もないことだけど、廃止になる直前の週末だし、出しておいてくれてもいいじゃないの〜。まあ、そんなに必死で集めてるわけじゃないからいいか。

9月29日(日)
 江戸東京博物館へ行った。
 行ってみようと思ったきっかけは、人から見ると些細なことなのですが、珍獣的にはかなり重要だった。昔話に『柿売りと唐辛子売り』というのがあって、その話に出てくる行商人がどんな姿をしているのか知りたかったのだ。

・季節は冬
・唐辛子売りも柿売りも、だいぶ遠くから売りに来ているらしい。それというのも商売がうまくいかずに日が暮れて、その日は宿もとれずに町はずれのお堂で夜明かししているから。

 天秤棒に野菜のたくさん入ったカゴを引っかけて売りに来る人の絵だったら見たことがあるような気がするけれど、家に帰れず野宿しなきゃならないような遠くから来ているようには見えない。
 想像では、唐辛子売りなどは、薬の行商人なんかと同じようなかっこしてるんじゃないかと思うけれど、そういう人が具体的にどんなかっこしてるか思い出そうとすると、これがちっともわからない。
 きっと売り物をつめた箱を背中に背負ってると思う。じゃあ、その箱の形は?
 冬だから防寒具を着てると思う(柿売りは凍えて死んでしまうので、かなり寒い日だったはず)。お侍さんだと羽織を着たりするだろうけど、町人の旅支度だとどうなの?
 だいたい、唐辛子売りとゆうのは、七味唐辛子売りなのか、それとも鷹の爪を売り歩いているのか、そこらへんもよくわからない。柿売りにしても、売ってるのは生の柿なのか、それとも干し柿なのか…などと気にしはじめると何ひとつ具体的な形がみえてこない。 文章で書くだけなら、そんなことわからなくてもどうにかなるかもしれない。でも、絵を描こうとするとそういうわけにもいかないのよ。世の中の漫画家の人はホントにすごいと思う。

 どこで調べたらいいのかもわからなかったから、思いついて両国にある江戸東京博物館に行ってみたというわけだ。でも、結局はなにもわからなかった。資料室などもあったので、行ければよかったけれど、展示物を片っ端から見て回ってるうちに閉館時間になってしまった。
 調べものはちっとも進まなかったけれど、江戸時代の町人の家を実物大で再現した展示が沢山あって博物館というよりテーマパークみたいで面白かった。浮世絵などを参考にして作られたジオラマもすごい。杉浦日向子の漫画で予習してから遊びに行くと最高に楽しいだろうな。

江戸東京博物館のジオラマ
 ちなみに、江戸東京博物館で写した写真は下記 URL にたくさんアップしておきました。でも、人に見せることをあまり考えずにただ置いてあるだけなので、すごくすごくすごーーーく重い写真ばっかりなんです。それでもよければどうぞ。
http://isweb12.infoseek.co.jp/animal/sciureto/edo/edo01.htm
9月30日(月)
 慶事用の 50円と 80円の切手(どちらも折鶴の絵)が手に入らなかったけれど、ほかは全部みつかった。ちなみに、明日廃止になってしまう切手のリストはこれ。
2円普通切手  秋田犬
4円普通切手  ベニオキナエビス
9円普通切手  シオカラトンボ
15円普通切手  ミカドアゲハ
18円普通切手  テントウムシ
40円普通切手  菜の花ともんしろちょう
40円普通切手  バイ貝 
60円普通切手  平等院梵鐘
60円普通切手  リンボウガイ
190円普通切手  サギソウ
210円普通切手  埴輪
250円普通切手  古瀬戸黄釉狛犬
260円普通切手  一字金輪像
300円普通切手  金剛峯寺恵喜童子像
310円普通切手  東大寺戒壇院広目天像
360円普通切手  薬師寺観音菩薩立像
390円普通切手  ツユクサ
400円普通切手  天灯鬼
410円普通切手  色絵藤花文茶壺
430円普通切手  タチツボスミレ
600円普通切手  広隆寺弥勒菩薩半跏像
700円普通切手  四季花鳥図
1000円普通切手  吉祥天立像
慶事用50円切手  折鶴
慶事用50円切手  宝雲に霞模様
慶事用80円切手  折鶴
慶事用80円切手  瑞雲に霞模様と松皮菱
慶事用90円切手  松竹梅
慶事用90円切手  ユズリハに霞模様と松皮菱
弔事用50円切手  花輪
 慶事用切手・弔事用切手があったなんてぜんぜん知らなかった。存在を知っていたら使ったかというと、うーん…
 改まった冠婚葬祭用には似合うデザインかもしれないけれど、親しいおともだちの誕生祝いだったりすると、もっと華やかだったり可愛らしいのがいいと思うし、そもそも切手にそこまでこだわらない気がする。これはたしかに売れないかも。
 電報には楽しいのが増えているし、お祝い用もいろいろあるから、役割が限定されている切手も面白いけれど、こういう風に使うと素敵だという例をしめしてもらわないと一般人のわたくしたちにはわかりにくい気がする。
 10月に廃止になる慶弔用の切手のデザインは、わりと改まった場面に似合いそうなので、そういう時に頭に浮かぶのは手紙より電報のような気がする。でも、結婚式の当日なら祝電というのもアリだけれど、そうでないタイミングにお祝いを伝えたい場合もあるかもしれないので、作法の先生などを巻き込んで、こんな場合にこんなお祝いやお悔やみの手紙を出すといいですよと、提案したらどうなのかしら、っていうか提案されてみたい。
 作法やらマナーやらというと、「こういう場合にこうしなければならない」という言い方になってしまってウザイけれど、義理で出すのではない素敵な使い方ってのはないのかしら。そういう風に考えると、慶事用の切手などは、もっとデザインに多様性があってもよさそう。
 もしかすると期間限定ではいろいろ出てるのかもしれないわね。知らずに終わってるだけだったりして。
戦利品(切手)
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