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和名 オカチョウジガイの一種
別名  
中国名  
科名 オカチョウジガイ科
学名  
出現期  
食草  
採集地 東京都江戸川区


 
腐りかけた木の切れ端
2003年7月25日撮影

 どこにでもありそうな木の切れっ端。誰がなんのために持ってきたかは知らないけれど、片隅に放置されて腐りかけている。

裏返してみよう
2003年7月25日撮影

 ひっくりかえしてみよう。ダンゴムシ、アリんこ、ヤスデ…こういうところにはいろんなものがいるんだよね。

巻き貝?
2003年7月25日撮影

 あれ、なんだろう、巻き貝みたいだけど…?

巻き貝だ!
2003年7月25日撮影

 やっぱり巻き貝だった。でもここは、川でもなければ海でもない。近くに水辺もない。どうしてこんなところに貝がいるのかな。遠い川から歩いてきたのか、誰か川でつかまえたのを捨てたのか??

 いえいえ、そうではありません。これはオカチョウジガイといって、陸で暮らす貝の仲間なのです。カタツムリのことは誰でも知っているでしょう。カタツムリも貝ですが、海や川から遠い陸地で暮らしています。それと同じでオカチョウジガイも陸にすむ貝なのです。

 よく似たものにキセルガイというのもいるそうですが、オカチョウジガイと違って貝が左巻なので見分けがつくということです。

オカチョウジガイ
2003年7月25日撮影

 手にとってみる。ほんとうに小さな巻き貝。
 

 オカチョウジガイは一種類ではなくて、ホソオカチョウジガイ、トクサオカチョウジガイなどがいるけれど、写真のものがどれなのか、ちょっと見分けがつきません。


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