珍獣の館TOP珍獣様の博物誌珍獣の食卓目次現在地


[直前に見たページへ]
 
コイモ(子芋)
 
子芋
 

 一般にサトイモと言うばあい、親芋(芋頭)のまわりにできる子芋を食べる品種のことを言う。土垂(どだれ)、石川早生(わせ)など、子芋のみを食べる品種、セレベスなど親芋も子芋も食用にする品種など。

 イモを皮ごと茹でて皮を剥きながら塩をつけて食べるのを衣被(きぬかずき)という。
 また、皮をむいて煮物に入れたりする。
 粳米(うるちまい、普通のお米)と一緒に炊いて潰し、黄粉や餡子をまぶしておはぎのようにしたのを芋がい餅とか、芋がえ餅とかいう。
 サトイモを皮ごと蒸すか茹でるかして、皮を剥いて串刺しにしたのに味噌を塗ってあぶったのを芋田楽という。

# しっかし写りの悪い写真じゃのう。 
 

 
セレベスの親芋
セレベスの親芋  この爆弾のような丸いものはセレベスという品種の里芋の親芋である(なんかややこしい)。

 里芋には、親芋を食べる種類と、子芋を食べる種類と、親芋も子芋も食べられる種類があって、セレベスは親子ともども食用になる品種である。

 この写真ではわかりにくいが、丸いだけでなくかなりの大きさである。直径 10cm くらいだろうか(写真クリックで手との比較)。

 このように、親芋のまわりに子芋ができる。セレベスは茎が赤いのも特徴である。残念ながらお店に出回るのは芋ばかりで、真っ赤な茎を見るチャンスはほとんどないが。 図解:セレベス
揚げ煮にしました  調理法は通常の子芋と同じ。煮るもよし、蒸かすもよし、揚げるもよしといったところ。左の写真は粉をはたいて揚げたものを、砂糖、醤油、中華スープの素、水で煮たもの。付け合わせは自作の凍豆腐。>制作過程はこのへん
 
 
珍獣様が食した里芋2