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空芯菜
 これが空芯菜。日本に入ってきたのはつい最近のこと。主に東南アジアや中国で食用にされる。タイ料理の店には必ずある野菜である。
 ヒルガオ科だというが、蔓性には見えない。アサガオのような白っぽい花を咲かせるという。水辺の植物で、土に植えても育つが、沼に筏をうかべて種をまいて水上栽培されることもある。空芯菜の筏栽培は江戸時代の本にも記録されているほど古くからある栽培法である。南の植物なので日本では路地での冬越しはできない。冬に出荷できるようハウス栽培している地方もある。
  
茎は穴あき
 茎が中空なので空芯菜と呼ばれている。ぱっと見るとこの茎がやたらと固そうで、筋っぽいんじゃないのかと思えるが、料理してみるとそうでもなく、意外にもやわらかくて美味しい。
  
葉はヒルガオに似ている
 葉は鏃型(やじりがた)。ヒルガオの葉に似て大きい。表は鮮やかな緑で裏は白っぽい。
  
空芯菜と鶏肉の炒め物
 空芯菜は下茹でしてから使う。ザクザクと適当な大きさに切ったら、たっぷりのお湯で 2 分くらい茹でてお湯をきる。あとは炒めるなり煮るなりお好きなように。
 上の写真は少々水っぽいが炒め物のつもりで作ったもの。フライパンに油を熱してニンニクを炒め、鶏肉を炒めて茹でた空芯菜を加える。醤油・みりん・胡椒・中華スープの素(粉末)で味付けして完成。
 
 
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