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食用菊
 
食用菊(花)

 このまま花瓶に活けたいような美しい大輪の菊であるが食用である。観賞用の菊は花びらが固く苦みが強いが食用に改良されたものは苦みがほとんどない。山形で盛んに栽培されており、紫色のものはおそらく延命楽という品種で、黄色いものは岩風だと思う。延命楽は別名を「もってのほか」と言う。もってのほか美味しいという意味だとか。

 食べ方は花心から花びらをはずして、軽く水洗いして、さっと熱湯にくぐらせる。そのままお浸しで。あるいは白和えに。ちらし寿司に使う。天麩羅にしてみたところ、色はきれいだが香りが薄く、いまひとつだった。
 

 
 
菊(花)

 このような小菊が刺身のツマについてくることがある。食用ではなく飾りだという人もいるが、苦くて美味しくないというだけで、毒があるわけではないと思う。菊の香りが強く、これを天麩羅にしたら、それなりに美味しいんじゃないかと思うのだが。
 

 
 
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