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漢字で書くと萱草(カンゾウ)。ニッコウキスゲの仲間である。沖縄では、カンソーとか、クァンソーと呼ばれている。中国の金針菜は、この植物の花を乾燥させたもの。
写真ではニラのように見えるが、カンソーにはニラのような強い香りはない。またニラよりも葉が固くて、見た目はあまり美味しそうではない。 |
葉の上のほうは捨てて、半分より下の白っぽい部分を食べるらしい。 一般的な料理法がわからなかったので、ザクザクと切ったものをサッと茹でて、牛肉、椎茸などとともに炒めてみた。 ちょっと筋っぽいが、シャキっとした歯ごたえで悪くない。見た目よりずっと美味しい。 |
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金針菜といってユリ科のホンカンゾウ(本萱草)の花のつぼみを湯通しして乾燥させたもの。中国の食材である。中国雑貨を売っている店でよく見かける。「ユリのつぼみ」という名前で売られていることもある。
日本に輸入されているものは写真のように茶色くなっているが、加工して間もないとオレンジ色で名前のとおり金の針のようだと言う。 |
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水で戻して花の付け根の部分(上の写真だと指でつまんでるあたり)を切り落として使う。ここだけは固くて、似ても焼いてもやわらかくならない。水で戻す前に料理用のはさみでちょんぎったほうが楽かもしれない。 |
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炒めたり、煮たり、どうにでも使える。上の写真はごま油で炒めて金平風に醤油とみりんで味付け
したもの。赤く見えるのは金時ニンジンの皮。 サハリンアイヌはエゾカンゾウ(H.dumortieri var.)の花を塩水でゆでたものをチタタップという料理に加える。チタタップは魚のヒレ・白子・氷頭などを包丁で叩いたもの。また、ヤマブドウの実を叩いて作った汁であえて酢の物のようにすることがあるそうだ。 |
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見つけ次第、食す予定。 |
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ヤブカンゾウの苗をみつけたので買ってきました。ひと株 480円。うまく育てば葉や花を食べることもできる。 |
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