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ジュンサイは、瓶詰めや袋詰めで売られている。珍獣が手に入れたのはこのような袋詰めのもの。
中身は下の写真のように丸まった若い葉っぱである。葉のひとつひとつがゼラチン質の透明なぬるぬるにつつまれている。 |
さっと水洗いして、そのまま醤油か酢醤油をかければ食べられる。
水洗いしたものに、だし汁をそそいでお吸い物にするのもいい。 ちゅるんとした喉ごしがさわやかで、噛むとなんともいえないみずみずしい香りが口の中にひろがる。初夏に似合う食材だ。 |
下の写真は千葉県市川市にある万葉植物園で栽培されているジュンサイである。ジュンサイは万葉の昔から日本人に親しまれており、万葉集にもうたわれているという。 |
植物園では直径 1m くらいの瓶に水を張って植えられていた。産地では池で栽培しているので収穫は船にのってするという。
ぱっと見るとガガブタ(ミツガシワ科)という水棲植物に似てる。しかし、ジュンサイのほうが小さくて葉が楕円だ。 |
食用にするのはこのような若い葉っぱ。そっとさわってみたところ、ゆるいゼリーのようなものに覆われており、ぷるぷるといい手触りだった。 |
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