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ギシギシ
 春先のギシギシ。夏になると薹(とう)が立って、わさわさ種がなる。そうなると不味くて食べられない。
 ギシギシの新芽。食べるのはこの部分。
 葉も開いたばかりの頃なら食べられるが、やはり美味しいのは芽の部分。
ギシギシの芽
ギシギシの芽を摘んできた
 こんなふうに、新芽だけ摘んでくる。爪でちぎって摘むこともできるが、ぬめりがあって取りにくいので、採集にはハサミをもってゆくとよい。
茹でる 茹で中

 ざっと水洗いして、沸騰したお湯で1分くらい茹でる。
水にさらす  茹でたら、冷たい水にさらす。
 ギシギシには蓚酸(しゅうさん)が多いので必ず水にさらすこと。

 蓚酸はほうれん草などにも含まれる物質で、あまり多く取りすぎれば結石の原因になるともいわれる。野草には、蓚酸を含むものが多いので、石のできやすい体質の人は気をつけたほうがいいかもしれない。

皮をむく ぬめりがあります
 ギシギシの新芽は薄い皮をかぶっている。皮を剥くと、中はぬめぬめしている。このぬめりがジュンサイに似ているとも言うが、どちらかといえば、オクラやモロヘイヤのぬめりに似ている。
 皮を剥いたら下ごしらえは完了。 むきました
包丁できざむ 鰹節をそえて、完成
 包丁で刻み、とんとんと細かくなるまで叩くと粘りが出る。醤油をたらしてよく混ぜ、鰹節をそえて出来上がり。好みで梅肉を混ぜても可。
 
 
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