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一口に大豆と言ってもさまざまな品種がある。皮が黒いのを黒大豆、黒豆または烏豆(からすまめ)などと言う。名前のとおり完全に真っ黒に見えるが、煮てみるときわめて濃い紫なのがわかる。丹波産が有名だが、北海道の黒光大豆なども多く出回っている。 甘く煮たのを正月のおせち料理に加えたりする。マメ(健康・誠実・勤勉)に暮らせるようにという縁起かつぎである。アントシアニンというポリフェノールが多く含まれているということで、最近では健康茶として飲む人も多い。上の写真は黒大豆を水煮したときの煮汁。砂糖などの甘味をまったく加えずに煮てもほのかな甘味を感じるから不思議。豆自体は炊き込みご飯や煮物に使い、煮汁はお茶として楽しめる。 |
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