なんの変哲もないパンダの親子ですが


 日本パンダ業界の総本山的存在である上野動物園。そこは、きわいパンダたちの宝庫でもあった。
 上の写真は動物園に入ってすぐのところにあるパンダ像。かなり古いものなので、トントン誕生のときにでも作ったのだろうか。正面から見るとなんでもないパンダだが、後ろにまわると…

げっ、尻尾が黒い!
 

 なんとビックリ、母親パンダの尾が黒い!
 一般的なジャイアントパンダは尾が白い。上野動物園では園内販売用のぬいぐるみにまでこだわって、尾の黒いものを置かないようにしているという。だのに、このパンダはどういうことだ。尾が黒いではないか!

 …って、ちが〜う。きわいパンダを集めているんだから、尾が黒いくらいで驚いちゃだめ。本当にすごいのは、動物園入り口前にある謎の物体である。

パンダ…?
 これは動物園の正門前にある謎の植え込み。黒い石で目鼻をつけてあるところを見るとなんらかの動物のつもりなのだが、よく見ると目にあたる石の形がパンダの隈(くま)の形をしているではないか。チャレンジ精神は感じるが、かなり無理がある。

 なお、普通のパンダは尾が白いが、上野動物園で生まれた和製パンダ第一号のトントンは、尾の先がわずかに黒かったという。ごくまれにそういうパンダも生まれるらしい。

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