新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

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連休はあっちこっちでいろんなものを食べた

 土曜日(7日)、午前中は病院。血を抜かれました。毎週抜かれるんです。あっちこっち針の跡だらけです。

 夜は水元の牛屋という焼肉屋さん(葛飾区水元二丁目20-24-101)で夕食。値段は牛角みたいなチェーン店を想定しちゃうと高いですが、通常の焼肉屋さんとしては普通のお値段だし、その分お肉は美味しいです。

 この店は食堂とは別の場所で弁当屋を経営していて、お店で出してるのと同じお肉でお弁当作ってたりするんですけど、食べるとあきらかに「この肉は高級だ!」という味がするのに弁当なので焼きすぎなんです。お店で食べたらさぞ美味しいだろうと踏んで食べに行ったら、思ったとおりかなりイケてました。

 旧暦八月十六日、つまり十五夜の翌日です。空にはほぼ"望"のお月様。水元神社は秋祭り。秋なのになぜか盆踊り大会が開催されておりまして、きよしのずんどこ節と炭坑節と水元音頭が夜遅くまで鳴り響いてました。


 日曜日(8日)は水元公園の涼亭で昼食。ここの穴子天丼はすごいのよ。巨大な穴子てんぷらが二本も乗ってて、丼から大胆にはみ出してます。丼自体かなり大きいです。このボリュームで900円。食べてる途中で飽きるくらい多いです。そういう人は海老穴子天丼にするといいです。穴子と海老が一本ずつ乗ってて900円です。

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 虫とかおっかけながら帰宅。水元公園はちょっとのつもりで歩いているのに、なんだかんだと二時間くらいかかる恐怖のスポット。


 月曜日(9日)はお友達の車で群馬へ。関越自動車道の上里サービスエリアで焼き饅頭を食べました。中に餡子の入ってない白い饅頭を三、四個串にさして、甘辛いたれを塗ってあぶったものです。わりとスッカスカの饅頭で大して高級な食べ物じゃありませんが軽食にはぴったり。

 車を運転しているお友達に、
「伊勢崎には街中に焼き饅頭屋があって、鰻みたいに店先で焼いて売ってたのよ」
と言ったら、
「えっ、焼き饅頭専門店があるの?!」
と、驚かれてしまいました。高速に乗ると、埼玉や群馬のサービスエリアで焼き饅頭を売っているので名物であることは知ってたらしいのですが、専門店があるほどポピュラーなものだと思ってなかったらしいです。和菓子屋かなにかの店先でちょこっと売ってるものだと思い込んでいたみたい。

 少なくともうちの近所で焼き饅頭を食べようとしたら、和菓子屋ではなく焼き饅頭屋だったわ。たしか本妙寺というお寺の近くに古い焼き饅頭屋さんがあって、学校の帰りに通るといい匂いがしてた。今もあるのかなあ。ここの一覧には載ってないから(あるとしたら住所は山王町のはず)、もうやめちゃったのかもしれないなあ。

 さて、高速を渋川伊香保で下りて17号を北へ。渋川で「日本シャンソン館」という看板をみつけました。「何じゃそりゃ。シャンソン版歌声喫茶だったり?」と大騒ぎになり、急遽寄ってみることに。

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 歌声喫茶ではなく、博物館です。芦野宏というシャンソン歌手の人が館長さんをやってます。歌声に聞き覚えはあるのですが、お名前は知りませんでした。画家モネの庭を模した庭園があって、素敵なカフェなんかもあります。館内にはシャンソンなんかぜんぜん知らないわたしでも知ってる有名なシャンソン歌手のステージ衣装やサインなどが展示されていて、タイトルで検索できるシャンソンデータベースなんかもあります。が、急に言われてもタイトルを思いつかなかったりする大きな罠(でも、聞けばどの曲も知ってたりするのがシャンソン)。シャンソン好きにはたまらないスポットだと思います。

 ちょうど芦野さんのライブがあるということでしたが、時間がないので聞けませんでした。入場料1000円。与太ですが、日本シャンソン館で新春シャンソンショーとかやってほしいんです。ライブとかコンサートとかじゃダメですよ。シャンソンショーです。しかも新春。もちろんテレビやラジオで紹介してもらってください。アナウンサーが泣いて喜ぶと思います。ほんとにやってくれたらネタで東京から聞きに行ってしまうかも。

◎日本シャンソン館公式サイト
http://www.chanson-museum.com/index.html


 それから、渋川の先にある旧子持村の道の駅で昼食。地粉のザルうどんと天ぷらのセット。700円。腰の強いうどんでした。舞茸の天ぷらが激ウマです。ちなみに、小麦は群馬の主用農作物です。平成16年のデータによると全国で四位だそうでございます。

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◎道の駅こもち
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/road/eki/station/gunma_komochi/index.html
 地元野菜や山でとれた茸などを販売してます。黄金タモギタケ(乾燥品)、ナラブサタケ、アケビなどを買いました。

 腹がふくれたところで目的地へ。今回の目的は、群馬県吾妻郡東吾妻町にある箱島湧水というところです。箱島不動の御神木の根元から一日に三万トンという水が滝のように湧き出すものすごい泉です。あまりに水量が多いので、明治四十三年(1910年)にロックフィルダムという形式の小さなダムが作られて発電にも使われていたほどなのです(現在は役目を終えて、ダムには水がたまってません)。

 ここには不思議な伝説があり、第二世円光上人という人の母親が、怨敵に追われて榛名湖で入水して大蛇になってしまいました。円光上人が供養のために母親の位牌を榛名湖に沈めたところ、榛名山の北側にあたるこの地の湧水から位牌が出てきたというのです。

 湧水の写真もとってきたので、そのうち「昔話の舞台をたずねて」あたりで放出しようかと思います。


 それから、吾妻郡といえば高山村(旧尻高村)は竜宮の酒という昔話の舞台でもあるので、そっちのほうへもまわりました。箱島からだと小野子山を迂回してさらに北へ行かなきゃならんのですが、車だと道さえ知っていればそんなに遠くないです。昔話に出てくる泉龍寺で「ようどうが淵(どうどう淵)」の場所を聞いて行ってみると、なんと、底が竜宮と繋がっているという伝説のある淵が、本当に残っていやがりました。ちょっと感動。これも写真とってきたのでそのうち放出します。


 関越で長野方面から来る渋滞に巻き込まれつつ帰宅。行きにも寄った上里(ここは埼玉なんだけど)のサービスエリアでトイレ休憩&物欲満たしまくりタイム。片品村(群馬)の行者ニンニクとヤマクラゲの漬物とか、蒟蒻とかを買いました。蒟蒻は試食してきたけど、歯ごたえがたまらん感じでした。なんだあのやわらかさは。やわらかいのに弾力あるし。スーパーで売ってるのと何が違うのかしら。

珍獣ららむ〜 2006年10月12日(木)00:00

 そうだ、書き忘れたけど、どこへ行っても「いきなり団子」モドキを売ってるのはなぜ? サツマイモと餡子を団子生地(もしくは饅頭皮?)で包んで蒸したやつ。一種類じゃなく何種類もあったよ。去年はこんなの見なかった気がするから最近作られた名物じゃないかと思うんだけど。

ひろこ 2006年10月12日(木)08:25

美味しいネタがいっぱい、天ぷらうどんが魅力的だ。

いきなり団子は九州の方だっけ?
関西のパーキングエリアで五平餅を見かけるのと同じ感じで、全国制覇を狙っているのだろうか?
茨城あたりは干し芋が有名だから周辺地域のサツマイモの消費拡大の意図もあるのかも。

芦野宏って、ペギー葉山とかと同じ頃の人だよね、
名前には覚えがあるけど、こんな顔だったかなー。

珍獣ららむ〜 2006年10月13日(金)09:26

 あー、五平餅ね。それも売ってた。でも、いきなり団子モドキはそれとはちょっと違う感じなの。いかにも「先日開発したばかりの新商品です!」って感じでカラーのポスターとか貼ってあって、行く先々で別の商品名がついてるの。でも、ほとんど同じものみたい(買わなかったけど)。いきなり団子で検索するとウィキペディアに「ケロロ軍曹」にしばしば登場するって書いてあるんだけど、もしかしてケロロにあやかってるのかな。

 芦野宏は昔どんな顔してたかぜーんぜん知らないわ。博物館にも今の写真しかなかったような気がする(途中までこの人の博物館だって知らなかったので、見ていても気づかなかった可能性はあるんだけど)。もちろんペギー葉山は初期ポンキッキ世代なのでものすごくお世話になったわ(^^;